消防団仮詰め所の工事が15坪で6000万円⁉️

消防団詰め所の建て替え工事に関して、仮詰め所を仮設工事で行うことになった。

1回目の入札が不調になり、今回補正予算が提案された。

前回の予算から約1.5倍増の約6000万円という事業費を、本会議最終日に即決してほしいとの提案だった。

リース契約ということだが、15坪の建物が6000万円ということは、単純に計算しても坪400万円の事業だ。

さすがに、こんなに高い坪単価の事業を最終本会議で即決は無理だろうと、議会運営委員会で総務委員会に付託することを決めた。

本日の最終本会議の途中で休憩をとり、総務委員会を開催した。

そこで明らかになったこと、リースではなく新築で建てればいくらくらいなのかという質問に、S造(鉄骨造)で2400万円+解体費1000万円ということだった。

仮設建物の仕様書は軽量鉄骨仕様になっていたため、念のためS造はもちろん軽量鉄骨で見積もったものか念のため質問した。

驚いたことに、重量鉄骨での見積りだったことが判明した。

重量鉄骨と軽量鉄骨では基礎から全て違い、軽量鉄骨の方が相当安くなる。

当初2400万円と言っていた見積もりも相当安くなるはずであり、事業費自体も相当節約できることになる。

地方公共団体は最小の経費で最大の効果を上げなければならない。

そのことを考えるとリースだけでなく新築も選択に入れるべきであるが、執行部は全くそのつもりはないという答弁だった。

採決の結果、総務委員会では可否同数だったが、委員長が可としたため、補正予算の議案は可決された。

再開された本会議でも1票差で可決された。

委員会では様々な質疑を通して今回の事業がいかに高いものかということが明らかになったが、議会で予算を否決できなかったことは誠に残念でならない。

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