子どもにも休息の権利はある=学校を休む権利ではない?

文教委員会二日目の視察、午前中は愛知県豊田市での「豊田市子ども条例」についてです。

武蔵野市の条例でも特に議論があるのが、「休む権利」についてですが、豊田市では「学校を休むことは一つの具体例であり、子供にとってそれが最善ならば選択すれば良いが、あえて議論はなかったので明記しなかった」ということです。ちなみに、豊田市の条例には「休息する権利」は記されています。確かに大人だけでなく子供も休息は必要です。しかし、武蔵野市のようにあえて学校を休むことに絞って子どもの権利とするのはさらなる議論が必要だと思います。

豊田市には「子ども会議」のようなものもあります。定員は公募で60人だそうですが、昨年は不登校の児童も参加したということでした。しかし、「子どもの権利」についてという課題ではいつも特定の児童だけしか集まらず、例えば「環境問題」についてだと多くの児童が集まるということでした。

子どもの権利に関わらず、広く子どもの意見を聞く場を持つことは大切だと感じました。

午後は岐阜県瑞浪市での「スーパーエコスクール」についてです。

瑞浪北中学校は新築では日本で初めてのスーパーエコスクールであり、省エネと創エネにより、ゼロエネルギー化をめざしています。校舎各所にエコモニターが設置されており、例えば生徒がそれを見ながら自ら教室の温度管理を行えるなど、環境教育を実践しています。その他、パッシブソーラーシステム、上昇気流を利用しての校舎内換気など参考となる事例がたくさんありました。

武蔵野市でもこれから学校の再整備が始まります。環境を考慮した学校建設を目指したいと思います。

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