ワサビの位置と量
ヨロブン、アンニョン!(みなさん、こんにちは!)
ソウルで3坪のお寿司屋さんをやっているオミジャです🌷
今日は、お寿司にはなくてはならない脇役。
お寿司という ''主役'' を最大限に引き立たせる プロ のお話です。
お寿司といえば、そう。
ワサビ。。。 ツーン ( ̄^^ ̄)💧ズルッ…
''お寿司''を最大限に引き立たせる薬味としてワサビは欠かせない。韓国は赤唐辛子が有名だが、ここではワサビの代役はつとめられない。
ワサビは食欲増進、食物防腐、制菌作用があることから、生ものに添えられる。
サーモン寿司(店名)はいろんなお客達で賑わう。
性別、年代、職業問わずサーモン寿司を食べにやってくる。
お客達のお寿司の食べ方を観察すること、はや3年。
サーモン寿司の食べ方も本当にいろいろだ。
これでもか! という程に多様すぎて、ある種の感動を覚える。
※サーモン寿司(店名)で出されるワサビはどちらかと言うと''中辛''だ。
多様なお寿司の食べ方のうち、10通りをピックアップしてみた
⇩⇩⇩
①何もつけずそのまま食べる
特に小さな子供たちが醤油を付けずにお寿司を食べる姿を目にする
②普通にワサビ醤油を付けて食べる
⇧私が知っていた唯一の食べ方
③醤油が緑になるほどに大量のワサビを溶き、寿司に付けて食べる。鼻にくるツーンを楽しむのだ。(ストレス解消法の一つだろう。大学生達にとっては勉強からくるストレスの発散となっているのではないかな?)
④サーモン寿司の上にワサビを米粒程乗せて食べる
お寿司全貫の上に米粒形のワサビが乗っている様子は非常に興味深いビジュアルだ。ヾ(@゜▽゜@)ノ🌟wow!
⑤サーモンを半分ほどめくってシャリの上に更にワサビを足して食べる(最初からネタとシャリの間に沢山のワサビを入れるてくれるよう要望するお客さんもいる)
⑥醤油にガリを浸しガリに付いた醤油をサーモンの上面に塗りつけてから食べる。この作業はなかなか楽しいようだ。無心でサーモンに醤油を塗っているその姿に目が釘付けになる。
※お寿司屋さんによってはハケが一緒に出てくるところもあるらしい。セルフでハケで醤油を寿司に塗って食べるのだ。
⑦ネタのサーモンをシャリから剥がし取り、まずプレートの上に寝かす。(この場面を初めて目撃した時はこれからサーモンの身に何が起こるのだろうかと思った。)
寝かされたサーモンの ''シャリに当たる面'' にガリで醤油を塗りたくり、再度シャリの上に戻す。
''完璧の状態''に仕上がった1貫。
満足そうなお客さんの表情( ¯﹀¯ )💕。それを口に入れた瞬間、お客さんの''幸せスイッチ''が ON!になる。
(これはすごい!の拍手👏🏻パチパチパチパチパチパチ👏🏻ここまでくると拍手ものです)
⑧ダイエットのためシャリ(炭水化物)はそのままプレートに置き去りにし、ネタのサーモン(DHAやEPAなどの良質な脂質が含まれ、たんぱく質が豊富、糖質はとても少ない)のみを刺し身で食べる。
シャリは出番もなく、そのままプレートから腰を上げることはない。
⑨酢の入ったコチュジャンを付けて食べる (韓国式!)
⑩ネタのサーモンをシャリから剥がす。小皿にお醤油を並々と注ぐ。ほぼ、お醤油のプールと化している。その醤油のプールにネタのサーモンを泳がす。。
ワォ・・・
サーモンが真っ黒だ。そして醤油漬けされたサーモンを再度シャリの上に戻す。
『別のメニュー』となったサーモン寿司。
私も1度試してみようかな|・ω・`)フムフム
⇧⇧⇧
こんな感じで10通りをピックアップしてみた。
食べ方の観察の結果、分かった事がある。
サーモン寿司を口に入れた時の、上に挙げたような 'ワサビの条件' の違いによってどうやら味が違ってくるようだ。
ワサビがサーモン寿司の ''どの部分'' に ''どれだけ''入っているかはサーモン寿司のファンにとっては譲れないこだわりのようだ。
因みに、一貫一貫に入れるワサビの量を指定してくるお客さんがいる。
あまりの細さに戸惑いを覚える💦
お寿司にワサビを入れず別でワサビをあげるのでワサビの量を自分で調節してくださいね!と言うと、決まって、答えは 'NO' だ。
希望の量のワサビを入れて握って欲しいのだ。。
この ''こだわり'' には感心するしかない。
こういうこだわりはある種の ''食の芸術'' を作っている。
みなさん、どうですか?
次にお寿司屋さんに行ったときには何番目を採用してみますか?
※エピソード
韓国では公の場で鼻をかむのはタブーとされていると耳にしたことがある。
赤唐辛子には慣れている韓国の人。
ワサビの辛さには慣れていない韓国人のお客が急に外に駆け出して行くのを見る。
鼻をかみにだ。。
そのお店の奥で鼻をかむ音が聞こえる。英語の塾で働いているアメリカ人が鼻をかんでいる。。
タブーの違いに思わずニヤッとする。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました🌷