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芸人はなぜ「女」と言いたがるのか

 この時期になると、M-1をひたすら観まくる日が続く。アーカイブされたYouTube公式動画は、なるべくは全コンビを観れたらなぁと垂れ流しにして、ごはん食べたりおやつを食べる休憩中には観るし、作業中には”ながら”で耳で追っかけたりしている。

 いろ~んなネタを観てて、見知ったコンビでああやっぱおもろいなぁと思うのもあれば、初見でもなんだこのコンビいいじゃんと思うような組もあって、M-1を通して笑いの選択肢が増える感覚が好きだ。

 「シンクロニシティ」「ゆにばーす」「タモンズ」「ヤーレンズ」「ななまがり」「カナメストーン」「ウエストランド」が2回戦ではわりと気になったなぁ。今日明日の準々決勝どうなるんだろ。

 で、こっから本題。ときどき、ネタを観てる途中に彼らが扱う”ことば”に違和感を持つこともあったりして、たいていは物の言い草がどうなんだろそれはすぐには飲み込めなかったりする。まあ、いろいろあるんだけど、昔から気になっているのは、女性を「女(おんな)」と強い口調で言う芸人たち。

 たしかに「女」という表現を使っていた芸人は、ちょっと昔ならたくさんいたような気もするが、そういう笑いに憧れてそういうことばの扱い方になっているのか。単純に普段からそんな物の言い草なのか。正直これは好みの問題でしかないのかもしれないが、「あの女」とか「女ってのはな」という人は苦手なのだ。体育会っつーか、肉食系っつーか、何をそんなに上から目線でものを言える立場なんだろうとクエスチョンマークばかりが浮かぶ。

 とはいえ、同性やオネェが「女」と口走ることにはなんか納得が言っちゃうのはあるし、男性であってもお笑いという表現の場においてキャラ的に「女」と発言が許されるというか、おもしろい人もいるのは事実だから、まあそれはいいのかもしれないけど、なんだかなぁ、、と思いながらネタを観ることが多いのが近年のM-1だったりする。

 以前書いたような”本音”っぽさというのもなんか関係してるのだろうか。

 べつにボク自身がフェミニストってわけでもなければ、それがものすごく許せない!という訳でも全くない。単にその違和感の正体ってなんなんだろうな、という疑問。うーーーん、男女における”差別”でなく”区別”のための呼称ニュアンスっては紙一重でなんか難しいっすね。絶対的な一つの答えはないからこそ問い続けてみたいことではあるのよ。


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