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【お米の勉強】お米を炊く時のポイント

お米の勉強も4記事目になりました。

1記事目は
スーパーでのお米の選び方と保存

2記事目は
お米ができるまでと玄米について

3記事目は
分づき米についてとぬかの使い道

今回、4記事目は
お米の炊き方(ポイント)をまとめます。

(家庭用の炊飯器使用)


1,お米の分量
お米を研ぐ時の注意点


・お米の分量は、

お釜に対して6割くらいがベスト

例えば

5・5合炊きの炊飯器なら、

多くても3合炊くくらいが

ちょうど良いです。


なぜなら

お釜に対して、炊くお米の分量が

多すぎると、お米の対流がうまくいかず

炊きムラができてしまうからです。
(少なすぎても同じ)


・「お米を研ぐ」ではなく、洗う。

今は精米技術も発達し、

お米がすでにキレイなため

「研ぐ」ではなく「お米を洗う」

という意識で、優しく洗います。

お水が透明になるまで

お米を洗ってしまうと、

旨味も流れてしまいますので、

お水が少し濁ってるくらいで

終えるのが丁度よいです。


※カラカラのお米は、

洗う時の最初のお水の7割を

吸うと言われています。


なので、

お米が1番に出会うお水は

ミネラルウオーターがオススメ!とも

言われています。


・水加減と浸水

お米を洗ったら、

正しい水加減と浸水をします。


例えば1合の場合

1合のお米は150g

お水の量は180ml

(炊飯器で炊く場合)


おにぎりの場合は水の量を

少し少なめにしたほうが良いと

聞きますが、

私は普通の水量で炊いています。


咀嚼することで、お米の甘みや旨味

「お米本来の美味しさを味わう」

とも言いますが普段食べるおにぎりは、

普通が一番です。

(個人的な意見です。)


・浸水

(必ず冷蔵庫で冷やして浸水をする)

夏は30分〜1時間

冬は1〜2時間


このくらいが炊きあがりの

米粒もしっかりしています。



浸水が終わったら米粒を

見てみるとわかります。

お米全体が白くなっていると

浸水できています。

ムラがあるのは

しっかり浸水しきっていない証拠です。


朝、食べるお米を夜のうちに洗って

冷蔵庫で4〜5時間寝かせることも

ありますが、

浸水時間があまり長いと

米粒の力強さがいつもより

少し弱い感じがします。

食べ比べてみるとわかります。


ぬるいお水で浸水した場合、(常温)

お米のまわりばかり早くふやけて

お米の中は浸水できていない、、

なんてことも。。

(常温で放置はオススメできません。)


いつも1℃〜2℃くらいの温度(冷蔵庫)で

2時間程度浸水する。

これがベストかもしれません!


3,炊く時のポイント

炊くときは「早炊き」がオススメ!

(我が家の炊飯器だと「そくうま」)

冷たい状態から高温で一気に炊きあげる!

この高低差でふっくらツヤツヤに炊き上がります。

お米本来の味もしっかり★


※早炊きモードは

蒸らし時間入っていませんので

炊けた後、10分程度、

蒸らしてから蓋を開けましょう。


ちなみに

正しく対流ができていると

「カニ穴」というものができています。

(蒸気の抜け道)


炊く時のお水が多いと

炊飯器の側面のお米が盛り上がり気味。


逆に炊く時のお水が少ないと

炊飯器中心部のお米が盛り上がると

言われています。


4,炊けた後の注意点

それはズバリ!

必ず

・蒸らし

・ほぐし

を忘れないこと!!

ここはとても重要だと思っています。

まず「早炊き」の場合、

蒸らし時間は含まれていませんので

炊き上がったあと、10分蒸らします。


その後

しゃもじで切るように

蒸気を飛ばしてほぐします。

蒸らしが終わった直後が

一番ごはんがふっくらした状態になり、


そのタイミングで余分な蒸気を

飛ばすことで、シャキとした

粒感の良いごはんになります。


このひと手間をするかしないかで

美味しいご飯になるかならないか、、、


そのくらい重要ポイントだと

思っています。


美味しくご飯が炊けた状態を

外硬内軟(がいこうないなん)と

表現しますが

これがバストな状態です。


ご飯の表面がべたつかず

おにぎりを握ったときに


しっかりと弾力があって

まとわりやベタつきなく

口の中に入れた時に


お米がほろりと崩れるおいしさの

おにぎりを作ることができます。

最後に

5,失敗した話

以前、子供たちに

お弁当のおにぎりを作って

持たせた時のこと。



帰って来るなり

「お母さん今日のおにぎり、、、

なんか硬いっていうか

おこめが詰まってる感じした。」

と言われたことがありました。


そして別のある日、

私も自分用のお弁当おにぎりを

作った時にも、、、


なんかお米が詰まっているというか、、、

炊きたてをふっくら握ったはずなのに、、、。

空気がふくまれていないように

ギュッと詰まった感じ。

この原因、何だとおもいますか?




良く考えてみると、 

両方とも

朝の忙しい時、、、

ちょっと急いでいたせいか、


炊きたてのご飯をしっかり

蒸らさずにすぐにほぐして、

おにぎりにしてしまった日でした。


蒸らしが不十分だと、

おにぎりにした時に、

お米とお米の間にフワッと空気が

うまく含まれていない、、 


もっちりもふっくらもしない

そんな状態。



炊き上がったときは

水分はまだ蒸気。



しっかり蒸らすことで

水分が、お米のひとつひとつに

吸収されます。


するとお米の細胞か膨らんで張りと、

表面がもっちりするのです。



ちゃんと「蒸らす、ほぐす」をしないと

せっかく炊きたてのおいしいお米も

台無しになってしまいます。


気をつけなきゃいけませんね!



最後まで読んで頂き、

ありがとうございました😊




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