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障害年金を申請してきたよって話【ダウン症】

6月で長男が20歳になりました。

ねえまじでほんと、ハタチて!!!!!!

とはいえ発育年齢2歳からほぼ成長はしていないです。

先日長男の障害年金の申請に行ってきました。
現在はまだ結果待ち状態なので、書類不備があった場合に何がどうダメだったのかわかるように忘備録として書き残しておきます。
人によって書き方が違うので参考にはならないと思いますが。
あと無茶苦茶長いです。


近況

生活介護事業所は今年度も変わらず楽しく通っています。
担当さんが変わったけど、初めの数週間落ち着かない感じだった程度で新しい担当さんともすっかり仲良くなっています。

変わったことといえば、幼稚園の頃から「パンツにパット」で頑張っていた排泄練習ですが、完全紙おむつ+パットに移行したくらいです。
この年齢になって、もう諦めたというか、本人も支援者も過ごしやすいやり方で行こうと納得した上です。

あ、工賃が昨年度後半から上がりました。
以前は1000円行けば良い方だったのが毎月2000円前後は確実に貰ってくる。
とはいえ毎月お昼代で9000円ほど飛んでいくので手当がないと毎月マイナスです。


特児が失効するから障害年金を申請したい

長男が20歳になるということで、今まで貰っていた特別児童扶養手当と障害児手当は6月で自動的に受給資格喪失となりました。
それに関する手続きは特に要らず「資格喪失通知書」が送られてきます。

そんなわけで今度は「障害年金」の手続きを早いうちに申請したほうが良いという事で、長男の誕生日を迎える前に一旦役所に相談に行きました。
5月中に特児が6月いっぱいで失効になるよーっていう通知が来たから、年金の通知は無いのか?と聞きに行く感じで。

まず特児失効の連絡の通知が来たって話と、手当証書の扱い方とか(終わったら破棄していいよとの事)医療費受給者証は継続で使えるよとか確認したところで
「障害年金を手続きしたいんですけど流れ的にはどんな感じなんですか?」
と尋ねると、支所では対応できないから本庁の年金課に行ってくださいと言われ本庁へ。

そう、障害年金は20歳になったら申請できるってだけで「特児切れるから年金申請してね」という連絡は一切無い。
てっきりあるものだと余裕かましてたからまじで行ってよかったしこの時点で焦った!

なんか高等部の時に年金についての学習会みたいのがあったけど、全然頭入ってなかったし資料もどこか行ってたよね←
ほんとダメだわ


障害年金申請に関する書類を揃える

さて、申請するには20歳になる前後3ヶ月以内の診断書が欲しいという事で、その診断書も決まった書式があってそれに書いてもらうタイプでした。
傷病によって診断書が何種類かあるようです。
長男は特児申請の時にはダウン症と心疾患2つで提出していたのだけど、障害年金では1つの診断書の提出との事でした。
そして確実に1級取るとしたらダウン症のほうだろうと精神疾患の診断書の用紙を貰いました。

その足で病院に予約を取ったのだけど精神科ってすぐ予約取れないんだった…結局受診予約が取れたのは誕生日後でした。

さてその間に「病歴・就労状況等申立書」を書きましょうと用紙をペラっと開いて……やる気が失せます。
これが世に言う「今までの資料等ひっくり返してとにかく書けることを詳しく書く」という噂の用紙か!!!!!

張り切って書き始めたところで、ひとつめの欄が「発病したときの状態と発病から初診までの間の状況」なので、先天性障害の場合は出生日の事を書くわけです。

で、その下の欄から3〜5年に分けてその間の状況を書くんだけど、
もうひとつめの欄に発育状況とか書き込んでしまって「うわー間違えてんじゃん!」と気付いて再び年金課に行って用紙を貰ってきました。
ちなみに再び用紙を貰うにも本人確認(貰いに行った人)がありました。
しかしその後提出の時に窓口でめちゃくちゃ書き直したので、新たに貰いに行かなくても二本線ビーで良さそうだったな。

で、心折れたので、診断書出来てから書こうと放置。
結果、傷病名は診断書と同じに書く必要があるそうなので、診断書貰ってから書いたほうが良かったと後々気付きます。
今後書く人は診断書もらってから書いたほうがいいよー。

さて精神科の受診へ長男と行きましたが、今回は「年金申請用の診断書を作る」名目の受診なので、基本は前回の「生活介護利用のために精神科受診の実績が欲しかった為の受診の記録」との擦り合わせでしたが、1年半じゃ何も変わらないので「そうですね」「そうです」くらいしか言ってない。

ただ、やっぱり1級取得はなかなか審査が厳しいとかで「申し訳ないけど、結構悪く書いちゃうよ」と言われたけど「手帳の診断で最重度と言われてるので」と言うと「じゃ大丈夫だね」と最重度の診断になりました。

うちは1級取れる感じに診断書を書いてもらったので病歴・就労状況等申立書は当時の状況と現状を書く程度でいいかなと気楽になったのですが、診断書によっては申立書をみっちみちに書かないといけない人も多いんだろうな。
と思いながらもちまちま書いていく。

字が汚い。今更だが。
改めて成長過程を見ると、当時の自分良くやってたなー!
長男は1人目の子供だったし初めての育児だったし可愛かったし自分も知識なかったし若かったから、それが特別だなんて思いもしてなかったんだよね。
これが上に健常児がいての2人目3人目だったら心折れてると思う。

と、母子手帳を確認しながら書いていくけど、母子手帳なんてある程度になると書き込まなくなるあるあるなので、歩きはじめが書いておらずわからない。
そんなときは自分のブログで確認。
昔の自分、頻繁にブログ書いてて助かったー!
今?全然書いてない。
(noteすら1年振り)

ひとつの枠に3〜5年区切りで書くようにとの事だったけど、長男の場合心疾患の受診は定期的にあったもののダウン症に関する受診歴がほぼ無いので、
生後から幼稚園卒園の5年間・小学部6年間・中学部高等部の6年間・現在
で書き分けました。
そこで、可能な限りその時どういう状況だったかとか書くと良いそうなので、先生に介助していただいたこと全般とその時期起こった事(飛び出して行方不明になった事とか)などを書いていきます。
中・高くらいになると飛び出しなんかの事件も無く、そこらへんは書くこともないのだけど、介助してもらう事はほぼ変わらなかったのでそこはマルっとそのまま書きました。

裏面に障害認定日と現在の状況の記入欄があるのだけど、障害認定日だから生まれた当時のことを書くと思うじゃん。
だから認定日も生まれた日を書いて「就労していない」の欄に記入して日常生活も全部④にマルしたんだけど、申請の時に
「ここは20歳になる前日の事を書いて欲しい」
と言われて、へぇー!と思いながら下の欄の「現在の状況」と全く同じに書き直したよね。
(これは個人個人で違うようですがうちの場合はそう言われました)


障害年金を申請しに行く

さて、診断書と病歴就労状況等申立書が揃ったので、他にマイナンバーカード(戸籍謄本や住民票などが必要だけど、マイナンバーカードで賄える。個人番号通知カードでも可)と療育手帳、本人名義の預金通帳又はキャッシュカードを用意して申請しに行きます。

本当なら基礎年金通知書または年金手帳等の基礎年金番号を明らかにすることができる書類が必要なのだけど、これは20歳になってから送られてくるものなのでまだ届いていない。
その旨を伝えると大丈夫でした。
まあ大体特児から障害年金に切り替える人はみんなそんな感じになるよね。

他に、初診時の医療機関と診断書を作成した医療機関が異なる場合は「受診状況等証明書」が欲しいそうだけど、
初診は一応生まれた時に生まれた病院ってことになってるけど20年も前のことだし「ダウン症に関して診察を受けました」ってわけじゃなかったから、
唯一、生活介護利用の為に「ダウン症に関しての診断」を受けたところで診断書を書いてもらったら「受診状況等証明書」は必要ないようでした。

さてとっとと済ませましょうと、意気揚々と年金窓口へ向かい、揃えた書類を提出します。

通帳と手帳はコピーを取ります。自分でコピーを持っていっても良さそうだけど、どのページをコピーするのか判断つかない場合もあるから現物持って行った方が早そう。
現に通帳はコピーと現物両方持っていったけど、コピーは表紙より一枚開いたところが欲しかったみたいで結局コピー取ってもらいました。
手帳は蛇腹状になってるところを全部開いて全部コピーでした。

書類を確認してもらっている間に「これは貰ってないですか?」と、年金の振込先を記入する用紙を出されたので「貰ってないです」とその場で記入。印鑑は不要。

それが書き終わると「年金を申請する方はこちらも一緒に書いてもらっているので」と、年金生活者支援給付金の手続きをしました。そんなのあるんだ。知らなかった。
自分が年金請求するのは何十年後だろうなーと思いながらも書いていきます。

一通り書き終わったところで、確認してもらった書類の訂正箇所を一緒に確認しながら直していきます。
上記に書いた通りに結構直しました。訂正印も特に要らなく、かなり二本線引いて書き直しました。

そして病院で書いてもらった診断書に不備が見つかり(障害認定日が記載されていなかった)診断書は病院以外で書き込むこともできないので一旦書類全部持ち帰る感じで診断書を持って病院へ行きます。

担当医師が火曜日の先生なので最悪来週かなーと思ったら、事務の方と相談員さんとで確認して記載してもらいました。ありがたい。

それを持って再び窓口へ書類一式提出。
再び確認してもらうと、また診断書の不備が見つかり
「さっき気づかなくてすみません…ここマルつけるだけだから病院の方に確認してこっちで書いて良いか電話しようと思ってるんですけど」
と、年号にマルされていない欄を見ていたら、そもそも長男の名前の部首が足りていないことに私が気付いて(それまでなぜ気付かなかったんだ!)結局再び病院へ行って書いてもらいました。

それから三度戻って書類一式提出してめちゃくちゃ確認してもらって、やっと受付してもらえました!
職員さんと私と
「こーれーでー…だい…じょ、う、ぶ、で、す、ね!」
「あーお疲れ様でしたー!」
と謎の達成感。
行ったり来たりしちゃってお昼時間潰しちゃって申し訳なかったけど、無事に提出できて良かったー!

というわけで審査結果待ちです

申請してから日本年金機構での結果が出るまでに3ヶ月かかるそうです。
書類の移動の期間も考えると3ヶ月半くらいと考えてくださいとの事。
もし不備があった時の連絡なども3ヶ月半。
結果が遅れる場合も連絡があるそうです。
とりあえずあとは連絡待ちかな。

実際年金の支払いが行われるまでには、年金が決定されて「年金証書・年金決定通知書」が手元に届いてからおおむね50日かかるそうなので、まあ冬前頃には開始されるのかな?

えーと、その間収入はないのか?
特児と共に受けていた「障害児福祉手当」も6月いっぱいで失効になったけど、こちらは失効の翌月の7月に振り込みがありますが、特児からの連絡はないので普通に8月振込なのかな?
これに関しては結構検索したけど書いてる方がいらっしゃらなかったので、うちのがわかったら書き足そうと思います。

まずは無事に通りますように!

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