障害厚生年金3級受給(精神)+遡及に成功しました(自力)

手続きするかしないか、するとしたらどんな感じなのか、した後も待ってる間、いろんな方々の情報に助けられたので、私も情報を落としておきます。

個人的な情報
・成人過ぎに気分変調症で通院、7年間通院・服薬なし期間を経て、2020年にうつ病の診断。現在も通院中
・2020年の時点では厚生年金に加入
・現在は就労継続支援A型事務所で勤務
・実家ぐらし

1.手続きをするにあたって

まずは年金事務所に予約相談の連絡を入れます。
連絡は電話です。

お名前や住所と、基礎年金番号を聞かれるので年金手帳などを手元に置いておくと良いでしょう。
行きたい年金事務所も聞かれるので、最寄りとか評判がいいとか事前に調べておくと良いです。
因みに年金事務所は忙しいようで、行きたい日の直前に連絡しても行けないことが多いです。1週間とか2週間とか待ちます。
私が行ったところは平日は8時30分~17時15分まで、第二土曜は9時30分から16時まででした。働いている人は厳しいかもしれません。(私は木曜がお休みなのでその日に行ってました)

2.年金事務所へ行く

年金事務所や街角の年金相談センターで、障害年金の受給をしたいことを告げましょう。必要な書類が一式もらえます。
年金をいつからいつまで納めているのか、滞りなく納めているか、このときは国民年金で、ここからは厚生年金だとか、向こうは全部データとして持っていますし、実際にくれます。

私の場合、20歳以降数年間年金を払っておらず、追納していました。(この場合支払っていることにならないため、この時期での障害年金受給は不可能だと言われた)
2017年頃から2020年までの3年間は社会人として厚生年金に加入していました。(この時期に初診と認められれば厚生年金での受給が可能)

障害年金を受ける上で大事なことはいくつもありますが、その1つは初診がいつかです。
障害認定日という「この日からあなたは障害年金が受給できます」という期間が、初診から1年6ヶ月後だからです。
なのでなにはなくともまずは初診日です。初診日がいつであるか、記録しておきましょう。現在通っている病院が初診日であれば、先生に聞くのも手です。初診日が間違っていると認められない可能性が出てきます。(もしくは認定が長引く)将来のためにも記録はしておきましょう。因みに私は自分のツイートであたりをつけていた日が該当していました。ただし現在通っている病院の初診日ですが。

ちなみに遡及は5年前までしか遡れません。例えば初診から10年後に申請をしたとしても、直近5年分しかもらえないことになります。遡及まで考えている方は、初診から1年半過ぎたあと、なるべく早く手続きをした方がいいです。

さて、この初診というものが厄介で、現在通っている病院に最初に行き始めた日、ではありません。
それよりも前に鬱っぽいという理由で病院に通っていた、もしくは行ったことがあった場合、その日が初診となります。

私の場合
・20歳を過ぎた辺りで精神的に不調があり、A病院に一度だけ行った。(これが初診)
・A病院から紹介された形でB病院に数年通っていた。
・その後7年病院に通っていなかったが、精神的に不調になり、C病院に通っている。(現在がここ)

この場合、A病院が初診になります。10年以上前に一度だけ行っただけですが、「精神的な不調からくる病気で病院に行った日」が初診です。(なお、精神的な病気は診断名が違っていても同じものであるという認識のされ方であるようです。私はB病院では「気分変調症」現在は「うつ病」ですが、同一であるとみなされています)
私はA病院のことなどはるか昔のことで記憶にすらなかったのですが、医師に相談した際に思い出して年金事務所の方に伝えたところ、ここが初診になるだろうという話でした。

ですがB病院に通っていたのすら、7年前になります。そしてこの7年間、特に病院にも通わず、服薬もせず、それなりに元気に過ごしていました。

さらに、私は現在うつ病ですが、日常生活も社会生活もそれなりには送れています。ただし、日常生活としては家族と暮らして面倒を見てもらっていること、働いているのは就労継続支援A型事務所で、ということで、一般的な人よりは制限がかかっている、くらいの病状です。
自身でもそうでしたし、医師の判断でも、私は「障害年金の等級は3級」しか該当しないという判断でした。

障害年金の等級
障害基礎年金・または障害厚生年金にはそれぞれ等級があり、1級になるほど重たい症状の人が該当し、金額も高くなります。
また、3級は障害厚生年金にしか存在しません。

A病院が初診の場合、私は国民年金に加入していたので、3級と判断されると年金が不支給となります。(基礎年金に3級がないため)

しかし、そんな私にも強い味方がいました。
それは「社会的治癒」です。

社会的治癒とは、長い間通院も服薬もせずに健康であった時期があった場合、治癒していたとみなし、初診が再診の日になるものです。一般的には5年以上通院・服薬がなければ社会的治癒と認められる可能性があるようです。
しかし明確なルールが決まっているわけではなく、通院・服薬がない時期が5年や7年あったとしても、認められない場合もあります。そうなると私の障害年金は不支給になるでしょう。うーん、困る。

3.受診状況等証明書

年金事務所の方々とも話し合い、今回は社会的治癒での受給を目指しましょう、ということになりました。
しかし初診がA病院であることは事実です。なかったことにはなりません。
そういうときには「受診状況等証明書」を初診の病院に書いてもらうことになります。この書類は診断書を出してもらう病院とは別に初診の病院がある場合に書いてもらう書類です。私は現在通っているC病院を初診とするため、C病院に診断書を出してもらい、A病院には受診状況等証明書を書いてもらうことになりました。

でもですね、なかったんですよ。
病院がなかったんです。
10年以上前に一度だけ行った病院は、もうなかったんです。
同じ場所に新しい病院ができているということで電話をしたんですが、カルテの引き継ぎなども受けておらず、なにも証明できるものが残っていないということになりました。
私の方にも受診していた記録になるようなものは一切残っていませんでした。これでは受診の証明ができません。

唯一残っていたのは、B病院のカルテでした。これにA病院から紹介された旨のことが書いてありました。B病院は現在も変わらずに存在していたため、まずはB病院に受診状況等証明書を書いてもらうことになりました。
書いてもらうときと受け取りのときに2回、先生とお話をして(流石に当時の先生ではありませんでした)一応無事に受け取れました。
A病院分の受診状況等証明書には「10年前に一度行っただけなのでなんにも残ってないけどとりあえず受診してます」みたいなことを書いて、2枚分の受診状況等証明書が完成。(年金事務所の方がしっかりした文言を考えてくれました)

A病院分のものが通るかどうかで初診が変わる気がしたので、ちょっと不安でした。受診状況等証明書を書いてもらえない場合はありとあらゆる受診していた証拠を添付して送ることが重要!みたいに書かれていたけど、本当になにもなかったので……。あと、A病院の初診日はなんにもわからなかったので……。(全体的に日にちがはっきりしないものは、頃とか初旬みたいに書いても大丈夫なようです。私はそれで通ったので)

4.診断書

並行して診断書も書いてもらいました。
現在のお医者さんに障害年金の話をしたら、難しいと思うけど……と言われてしまいだいぶショックを受けたのですが、私自身もまあめちゃくちゃうつ病患者というわけではないので、微妙なところだったのかもしれません。私の主治医がなにを思っていたのかは定かではありませんが、お医者さんは障害年金にすごく詳しいわけでもないですし、不支給になったときに医者のせいだ!と責める人もいるようで、慎重な方もいらっしゃるようです。

診断書は、現在のカルテによるものの他に、遡及請求をすると、初診から1年半経過したとき(から3ヶ月以内)のカルテによるものが追加となります。
1枚だいたい1万円です。(病院による)
遡及すると2万円です。
障害年金を受けるという方は、多くが働けておらずお金に余裕がない状態だと思いますので、これは結構痛手ですよね。私も両親の助けがありました。(一応自力で払うつもりではいた)
成功すればその分お金が入ってくるとはいえ、先払いな上に支給されるかもわからない、ある種博打のような感じ。勉強代と思うにも高すぎて、ちょっとつらかったのはあります。でも大事な書類なんだろうしな……なんとかならないかな……。

因みに診断書は頼んだらすぐに書いてもらえる、というものでもありません。私は月一で通院しているので、その日に頼んで、一ヶ月後にもらってという日程でした。時間に余裕がない方、一刻も早く受給したい方はちょっと大変かもしれません。

障害年金を受給できるかどうかは、診断書がだいぶ大きいようです。
診断書には等級判定ガイドラインというものがあります。どれに当てはまるかでだいたいどの等級かがわかる、というものです。

食事、清潔さ、金銭管理、通院、対人関係、身辺の安全保持、社会性。これらがどの程度できるのかが問われます。
大事なのは「1人で」「調子の悪いときに」どの程度できるのか。ご飯は1人で食べられるけど作るのは難しいとか、通院はできるけど薬をしょっちゅう間違った数で飲んでしまうとか、対人関係はとにかく難しいとか、なるべく現状を正確に伝えましょう。医師が症状を軽く見て書いてしまうと、受給できないかもしれません。
私は家事をするのが難しいし、対人関係と社会性がうまくできずに苦労していることを伝えました。そのうえで日常生活はだいたい大丈夫、社会生活に難ありとして3級相当と見られました。

ちなみに診断書にミスがあった場合、差し戻しで受給が遅れることがあるため、書いてもらったものは自分でも確認した方がいいでしょう。

5.病歴・就労状況等申立書

診断書はお医者さんに書いてもらうものですが、お医者さんは年がら年中患者の様子を見ているわけではないため、本当のところどれくらい生活できてるのか、お仕事していたらそっちはどうなのか、どれくらいしんどいのかなどがわかりません。なので診断書ですべてが決まってしまうと、めちゃくちゃしんどい人が受給できない、ということにもなってしまいます。

そんな人のために、病歴・就労状況等申立書があります。これは自分で書くもので、初診から、もしくは生まれてから(発達障害の方などは生まれてから書くらしい)どういう症状があったのかを、5年区切りくらいで具体的に書くことが求められます。同時に現在の症状も事細かに書きます。
(追記:書く内容がとても多く大変ですが、Excelや代替のソフトを使用されている方は雛形がDLできますので、PCで書いてもOKです!私はLibreのCalcで書きました)

これ、私は見ての通り文章を書くのが大好き人間なので、さほど困らなかったのですが、人によっては昔のつらかった記憶を思い出したり、上手に文章が書けなかったりして大変なようです。
私は事務所の人から「通院していなかった7年間は元気であったこと(社会的治癒のため)と、今の状態を正確に書いてください」って言われたので、「大学でちょっとつらくて通院してたけど、そのあとは治ったんで通院も服薬もしてなくてめっちゃ元気で、ただ数年前に働くのがつらくなってまた病院に通っています。日常のことはだいたい手助けなしでやってるけど家事ができないので任せきりで、社会性はないです」と正直に書きました。

ただここがね、診断書には「大学を卒業したあといくつか職に就いたが、人間関係がうまく行かずに辞めている」みたいなことが書かれてて。いやこれも事実なんですよね。ただそれって私の性質がどうのっていうか、相手もおかしかったみたいな、病気とは関係ないとこの相性で~っていうのもあったと思っていて、そこをどう捉えられるかが不安でした。通院してなかっただけで病んでて職も転々としてたなら、社会的治癒はしてない!って言われてしまうと、受給できないので。
病んではなかったんだ!元気だったんだ!でも人間関係がうまくいかなくて辞めてたのも本当!

まあこれらが大体の書類です。マイナンバーカードを持っているので戸籍のわかるものは必要なし。
あとは受給が決まったときに振り込んでもらう口座がわかる通帳とかキャッシュカードを、最後の手続きのときに持っていけばOKです。

6.手続きには時間がかかる

具体的には覚えていないんですが、4月頃に申請を決めて、5月のはじめ頃から動き出し、8月3日に申請しているので3ヶ月かかってますね。これでもわりとスムーズだった気がしているので、難航するともっとかかるかもしれません。例えば一点書類の書き直しがあると、また予約をとらないといけなくなります。その場で書けるものであれば大丈夫だと思いますが。
とにかく年金事務所の予約をとるのに時間がかかります。かかるところだと1ヶ月先とかになることもあるらしいです。早めに電話して予約をしたほうがいいですね。
因みに病院とは違って、その日の話し合いが終わったら次の予約日をその場で決める……ということはありません。また必要になったら1から電話をして予約をとります。1ヶ月先とかになることもあるらしいです。その連続です。私は流石に1ヶ月先はなかったですが、2週間後とかが普通だった気がします。仕事の関係で木曜しか空いてなかったのもある。

年金事務所で書類一式をもらったら、自分で書けるものは自分で書き、診断書はお医者さんに渡します。お医者さんに渡すためには病院に行かなければならず、予約をする、もしくは通院の日に渡すことになるでしょう。そしてその場で書いてもらうわけにはいかず、後日受け取ることになります。その後日がいつになるのかは病院や自身の予定によってもまちまちです。

年金事務所に初回相談に行く→書類をもらったら病院に行く→書類ができたのを年金事務所に見せに行く→診断書を受け取りに病院に行く→診断書を見せに年金事務所に行く→診断書に訂正があったので病院に行く→訂正してもらったものを受け取りに病院に行く→書類が揃ったので年金事務所へ行く

こんな感じだったと思います。
そしてこの間に、B病院に電話をかけて障害年金の受給手続きをしていること、初診がB病院だから受診状況等証明書を書いてほしいことを告げ(1回目の電話)、無事にカルテが見つかり、A病院から紹介されたってカルテに書いてあることを告げられ(2回目の電話)、A病院はもう閉院していることを知って、その跡地にできた病院に電話をかけてカルテを探してもらい、もうないことが判明し(3回目の電話)、再度B病院にもうA病院がなくてカルテもなかったのでやはりそちらに書いてほしいと頼み(4回目の電話)、そしてB病院に書類を書いてもらうときと受け取りに行くとき、病院に2回訪れました。

やることが……やることが多い……!

正直精神的な病気で外出するとそれだけでゴリゴリ心が削られていくタイプの人間なので、手続きも電話も本当に嫌なんですけど、やらねばならないならやるしかないので全部自分でやりました。お金が……ほしいんだ……。

まあ本当は全部自分でやらねばならないわけではなく、専門家に頼む人の方が圧倒的に多いと思われます。自分でやれるなら自分でやってしまう人間性なのもあって、全部自分でやりました。知らない人に頼むっていうのも、手続きするのと同じくらい嫌だし。
ただ受給ができたのは、私が訪れた年金センターの人がめちゃくちゃ親切だったからだと思います。本当に熱心に対応していただきました。ありがとうございました。

7.お金がかかる

大きいところでいうとやっぱり診断書です。病院によりけりですけど、1万とか2万とかかかることもあります。
受診状況等証明書も書いてもらう場合、お金がかかります。5000円くらいだったかな。私は書いてもらうときと受け取るときに先生とお話したので、受診料もかかりました。

細かいところだと、電話で予約をとったりするので電話代と、事務所や病院に行くための交通費もかかります。微々たるものではありますが、本当にお金がなくて大変で受給したい人にとっては、馬鹿にできないものでもあると思います。電話代も交通費も1回で済むものではないので。

専門家に頼むと、成功した際の報酬として2ヶ月分とか?遡及分10%とか?かかるらしいです。でも成功率を上げたり、自分ではとてもやりきれないと考えたら安いかもしれませんね。受給が決まればプラスになるし。

8.結果が出るまでにまた時間がかかる

8/3に手続きを終えて、ではこれで出しましょうとなりました。
その時に、通常は3ヶ月、厚生年金の場合は3ヶ月半かかるかもしれないと言われました。厚生年金は東京だったかな、そちらに送られるので更に時間がかかるらしいです。
なお、申請した書類に不備があると差し戻しになったりして、更に時間がかかります。差し戻しの間は当然審査がストップするので、3ヶ月が4ヶ月になったり、半年になったりする人もいるようです。私が見た中では1年経ってる人もいました。
一応3ヶ月経っても結果が出なければ、「審査遅延のお知らせ」というものが来るそうです。結論から言えば3ヶ月よりも前に結果が出たので、家には来ませんでしたが。

手続きをしていたときはやることが多くて大変でしたが、終わったあとは待っていれば結果が出るので楽勝~と思っていました。
でもね、3ヶ月待つのしんどかったです!
本当に受給できるかなあとか、大丈夫だったかなあとか、いろいろ調べれば調べるほど不安になることも増えて、期待と不安が入り交じるあの感じ、つらかった。できることはなんにもないのでなんにも考えずにいた方が楽なんですけど、ついつい受給できたらお給料にこれだけプラスされて、ちょっと生きるの楽しくなるかもな~なんて考えちゃうと、でも受給できないかもしれないし!!!!!ってなって……。

期間中は毎日のように障害年金 通知とかで検索をかけてTwitterを見ていました。年金事務所は木曜に書類を送るから、札幌は月曜か火曜に茶色の封筒が来るんだな。その封筒の中に年金証書が入っていれば受給ができて、不支給の通知が入っていれば受給できないんだな。あと証書と不支給通知が同時に入っている場合は遡及が通らなかったってことなんだな。2ヶ月経たずに結果が出ている人もいれば、半年かかっている人もいるんだな。受給は9割の人はできるみたいだけど、1割はできないんだなあ。

ちなみに障害年金の審査状況は専用ダイヤルで聞くことができます。結果は聞けませんが、「審査中です」とか「審査はほぼ終了してます」とか「審査は終わってもうすぐ送付します」とか「こないだ送付しました」とか言われるらしいです。
私は2ヶ月経った10月3日に電話をして「審査はほぼ終了していて、10月末頃に送付予定」と言われました。そこから審査状況専用ダイヤルに電話をかけた人の結果が届いた日を調べまくり、だいたい2週間後に結果をもらっているな~という結論に至りました。まあ下旬っていって下旬にもらったりとかしてる人もいるのでなんとも言えませんが、早ければ10月16日(月曜日なので)もしくは23日、遅くとも30日には結果が出るかな?という感じでした。何事もなければ~ってことだったので、何事かあった場合はわからないんですけど。

で、10月16日の勤務終わり、あんまり期待しないようにしつつ帰宅したら封筒が届いていて、無事に証書が入っており、遡及も認められていました。
本当に嬉しかったし安心しました。やってきた時間もかけてきたお金も、全部実りとして戻ってきたので。
やってよかったなって思いました。まあ当然、受給できたからですが。受給できなかったら、やらなきゃよかったって思っただろうな~。そうなることがなによりも恐ろしかったかも。

9.受給までにさらに時間がかかる

時系列で行くと
・4月後半に申請を考える
・5月頭~中旬頃から手続きを開始
・8/3に申請
・10/16結果(申請から2ヶ月半)
・11/15受給予定

初診日がわかりやすい人はもっと短い期間で受給できるかもしれませんし、複雑だともっと長引くかもしれません。一概にこうだとは言えませんが、私は半年かかりました。

初回の振込がいつになるかは、証書の裁定日でだいたいわかるそうで、裁定が月の前半であれば翌月、後半であれば翌々月だそうです。
年金自体は2ヶ月に一度、偶数月に支払われますが、初回(で遡及とか、申請してからの数ヶ月がある人)は奇数月に支払われることもあります。

私は10月頭の裁定日だったため、11月15日に受給になるかな~とは思ったのですが、遡及があると翌々月になることもある(金額が大きいから?)という話もあったので、ちょっと不安になってねんきんダイヤルに電話しました。
調べたところ、毎月28日に振込するかどうかが決まるらしく、それを知ったのがたまたま27日で、翌28日は土曜だったので今日決まってるかな……と思い……。
そのときのお話では11月15日に振り込まれるということだったので、まあ予定は予定ですがほぼ確定みたいな感じです。
遡及分がまるっと入りますが、ほぼほぼ貯金です。貯金したくて受給を決めたようなものだったので……。A型のお給料だけでは、やっぱり貯金ができないんですよね。好きなように使ってるからではあるけど。来年から社会保険料も払わないといけないし。

さて、そんな感じで申請から受給まではまるっと半年くらいかかりました。
そもそも初診日から1年半経過していないと申請できないので、病気になった!働けない!すぐにお金がいるから受給しよ!という代物ではありません。私は傷病手当金とか失業保険にも助けてもらっていました。国の制度を使えるだけ使って生きている。

国のお金を使うことなので、書類が多かったり審査に時間がかかったりするのはどうしても仕方のないことなんだろうなと思ってますし、私は恩恵に預かってる身なので特に不満もないんですけど、本当に大変な人は手続きできなかったり、今すぐお金がほしいのにもらえなかったりして、そもそも利用できない制度なのかもな……と思うと、やるせない気持ちもあります。でもだからといってほいほい受給できちゃうと、それもまた問題ですしね。

10.期限があります

さて、障害年金は受給が決まれば永遠にお金がもらえるのかというと、そうではありません。
中には「この病気はもうよくならんな」ということで永久認定される方もいます。そういう人は更新は必要ありません。
ただ大抵の場合は1年~5年で更新になります。誕生日の3ヶ月前くらいに書類が送られてきて、医師に診断書を書いてもらうことになるようです。

まあ病気なので、良くなったりとか、状況が変わったりすることもありますよね。良くなってると判断されると等級が軽くなったり、支給停止になることもあるようです。逆に悪くなってると等級が上がって支給額が増えることもあるみたい。

私は2年後の12月が更新期限です。なので2年後の年末にまた、不安だよ~!ってなってると思います。更新も9割は継続で、1割は支給停止になるらしいです。9:1とか言われても、気持ち的には五分五分なんよ。

11/10追記:ねんきんネットで振込額を確認

いつ・いくら振り込まれるのか、なるべく早く知りたい!と思う人もいるはず。私もそうでした。
初回は振込の1週間前~3日前くらい?に「年金支払通知書」というものが来ます。それが来ると今月の15日に振り込まれることと、いくら振り込まれるのかがわかります。

でももっと早く知りたい!って方もいるはず。
ねんきんダイヤルに電話をかけると時期を教えてもらえますし、金額自体は決定通知書にも書いてあるんですけど、でもなんか……ちゃんと知りたい……!みたいなことはあるよね。私はありました。

ということで、ねんきんネットに登録しました。
必要なのは、以下のいずれかです
・電子証明書が有効になっているマイナンバーカード
・ねんきんネットのアクセスキー

私はマイナンバーカードを持っていますが、電子証明書が無効になっていてマイナポータルからのログインはできませんでした。役所に行くのも面倒!パス!

ねんきんネットのアクセスキーは年金事務所で発行、ねんきん定期便・20歳に到達した方等へのねんきんネットアクセスキー通知書に記載があるそうです。年金事務所に行くのも面倒だし、定期便……?20歳はとうの昔にすぎてて、期限もあるそうなのでこっちも無理!

ということで正攻法、「ユーザIDを申し込んでハガキで送ってもらう」をやりました。

一番時間はかかるけど、一番手間がかからないパターン。
個人情報その他諸々で申し込み、一週間くらいでハガキが手元に来ます。
10月30日に申し込んで、ハガキが6日に来たはず。ちょうど一週間ですね。

そして思惑通り、郵送で支払通知が届く前にねんきんネットに支払通知が反映されました。登録したメールには8日の午前中に「通知書一覧が更新されたで!」との旨が来てましたが、7日に確認したところすでに通知の一覧に反映されていました。
郵送の支払通知は10日に届いたので、まあ3日くらいかな。一刻も早く知りたいんだ!という方は、ねんきんネットの方が早くわかります。
電話はとにかく怖くてしたくない!って方は、ねんきんネットで一週間前くらいに通知書一覧に反映されてるかを確認して、されていれば今月、されていなければ来月みたいな方法もあるかなと思いました。日にちは前後すると思うので、必ずしも一週間前ではないと思いますけど。

ちなみに初回以降は毎年の6月に通知が来るそうです。私の通知にも4月分までしか載ってない。来年上がるといいな~。下がってもそれは仕方ないけどね。
4月じゃなくて6月なんだ?と思ったんですけど、2ヶ月前分が振り込まれる形だから、6月に支払われるのって4・5月分なんですよね。なるほどなー。これは単なる私の気づきでした。

以上、うつ病だけど自力で障害厚生年金3級+遡及が受給できた話でした。
今後障害年金の受給を考えている方の助けになれれば幸いです。

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