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お茶代12月ジッケン課題_急ぎ鳥、参上!

突然ながら、近日引っ越しをすることになりました。
ジッケン課題を使って日常の報告——しかも世間的に極めて重要そうな——を行う不孝をお許しください。あまりにも急に決まったことであり、前段の共有をするにも途方もなくややこしい事情があるために、公私ともに関係者各位まったくお伝えできていなかったので、この場をお借りさせていただく次第です。

かしこ

今日からメールの定型文“取り急ぎ”が“急ぎ鳥”に変更されるらしい。よくわからないがなんだか楽しそうだ。他の慣用表現についてはどうなのだろう?

【重要なお知らせ】と題されたメールを読みながら、ワタクシはぼんやり考えた。「取り急ぎご連絡まで」という言葉が「急ぎ鳥」に変わったとき、メールの送受信は従来より格段にウィットに富んでほっこりしたものになるだろう。

しかし、その内容が割と重要そうなものだった場合、どんなに取り急ごうとも、急ぎ鳥(ピヨ)などと茶化してはいけない。一億総合理化時代の昨今、荒んだビジネスメールは「急ぎ鳥化」してしまった方が可愛らしくて良いと思うが、しきたりというか作法というか、いにしえの古代文面も等しく重要であるはずだ。

今まさに、ワタクシは「急ぎ鳥」よりもふさわしくカジュアルな慣用表現を欲していた。ひどく突然のことながら、近日中に引っ越すことになったのだ。
本当に、2,3日前までお仕事でご一緒した方にさえ、引っ越しのひの字すら話していなかった。プライベートな近況報告を忘れがちなのは本当に悪い癖で、お歳暮や年賀状の反対語といえばワタクシと言っても過言ではないぐらい、この世のすべての無礼を極限まで煮込んでギチギチに瓶詰したような人間なもので、誠に非常に申し訳ない……。

「恐縮」という言葉が毎秒よぎるが、字面に合った慣用句を思い浮かべてみると、どれも物騒で深刻すぎる気がする。何か不穏な事情があったと心配する人もいるかもしれない。生活スタイルの変化というか、部屋数と家賃が主な理由ではあるけれど、説明がとてもややこしい。そもそも取り急ぎで済ませるな、というツッコミは無しでお願いしたい。正直なところ、こういった報告の重要度合いがわからない。ううん……どうやって言おうかな……。

***

というわけで、ワタクシ引っ越しをいたします。
市内同地区での転居を予定しているので「ちょっと位置がずれるぐらいのもの」という認識でしたが、先日しれっと身内に報告したら「それって結構大事なことでは!?」と大目玉パンチをくらったので、年始には各位連絡するよう努めます。本当にすみませんです。
急ぎ鳥🕊𓂃𓈒 𓂂𓏸

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