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ペグの種類について ペグは買い足すべきか?

前回、前々回にテントとタープのカタチについて整理してきたので、今回はテント、タープに共通して地面に固定する役割の「ペグ」の種類を整理していきたいと思います。


テントを買うとペグが標準で付いていることがありますが、知らないものからしたら、付いてるしOK!と思ってしまうところがあると思います。


「このままキャンプに行って大丈夫?」

と、

もし聞かれたら、オートキャンプなら鍛造ペグと鍛造ペグが打ち込めるハンマーのセット、もしくはステンレス製の剛性があるペグを買っといた方がいいと思う。と答えます。


と、言うことで、場所によっては付属のペグで行ける可能性もありますが、そうでもない所も多いので、ペグの種類を整理して、自分はどれを買っておくべきか?ご参考にしてもらえると幸いです。


■ピンペグ

 テントを購入した際に付属していることが多い安価なペグ。

素材はアルミ、スチール製が一般的で軽く安いですが曲がりやすいのが欠点。これで使えるキャンプ地は芝生で石もない地面のキャンプ場になると思います。

キャンプ場全体で見ると、そこまで整ったキャンプ場さんは少ないのでは?という印象です。


地面が硬かったり石や岩が多い場所は超苦手なペグです。

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プラペグ

プラスチック製の安価なペグ。テントを購入した時にも付属していることがあります。

ピンペグ同様硬い地面や石や岩がある場所は超苦手なペグです。

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■Vペグ・Yペグ

上から見るとV字やY字になっているペグで凹んでいる部分の抵抗で抜けにくくなっているのが特徴です。ピンペグやプラペグよりも硬い地面でも使用可能です。素材はアルミ、スチール、ステンレスと様々あり素材により重さや強さが異なります。
凹んでいることからまとめて束ねると持ち運びに便利ですが、凹んでいるところに土が付くので使用後土を取る必要がある面倒さがあります。

山用のペグはコレを使っています。

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■鍛造ペグ

とにかく強度に優れているペグです。

少々の石なら砕いて刺さっていきます。

砂地以外ならこのペグがあれば安心ですが、重くて高価なのがデメリットです。

個人的には車で行くキャンプなら重さは気にならないですし、曲がったり、石で刺さらない場所を何度も挿し直したりしている時間が勿体無いので鍛造ペグの使用をおすすめします。

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■ステンレスペグ

先に述べたユニフレームから出ているステンレスペグです。

見た目はピンペグの様なカタチのものと、Vペグに似たU字のカタチをしています。

まずピンペグに様なカタチをしている方はコンクリートも綱抜く強度です。

重量は30センチで100g、鍛造ペグの30センチなら180gぐらいするので、軽量かつ強度も十分です。

もう一方のU字型をしているステンレスペグも石や岩にがっつり当たると厳しいですが、U字型なので土をしっかり受け止め、左右ブレにくいです。特に地面が緩いところだと丸い形で心許ないので、軽くて重ねてコンパクトに入れれるのでケースに入れておく様にしてます。あとは錆びにくい。

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■サンドペグ

ビーチなどの砂浜・砂地に特化したペグで、抵抗力が弱い地面でも凹んでいる部分の面積を多くし抜けにくくなっているのが特徴です。
砂浜でテントやタープを張る場合に便利なペグです。

もしくは竹や木で自作したりもできるので、また作った折にはご紹介できればと思います。

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★ペグの角度

全てのペグに言えることですが地面に対して45°を目安に打ち込みましょう。

垂直に打つとロープに引っ張られて抜けやすい角度になってしまいます。

45°を目安に打つとペグと貼っているロープの角度が90°になり、地面との抵抗で抜けにくくなります。

30°や20℃にしてしまうと地面に入る深さが足りず、ペグが地面から出てきてしまうことにもなるので、その場その場の地面の質感と向き合いながら、角度調整してもらうといいと思います。



最後になりますが、ペグダウンをしないことで倒壊してしまったテントを見たことがあります。

倒れたテントが他人のテントや車に飛んで行ったら大変なことになります。


夜中に風が出てきて打ち直したりする方が面倒ですし、周りの人にもペグを打つ音で起こしてしまったり、迷惑を掛けることにもなるので、設営時にしっかりペグダウンしておく様にしといた方がいいです。


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