見出し画像

わたしのドリショ3 備忘録

先日、ドリショ3大阪と東京にいってきました!とても楽しかったです。

雨の大阪2日目
晴れの東京2日目

そのなかで自分が感じた、「ドリショ3はこんな世界観だったんじゃないかな~?」とか、「こんなコンセプトや想いを込めていたんじゃないかな~?」とか個人的に感じたことを忘れたくなくて、つらつらと書いてみました。
長文ですが良ければ読んでください。


第1部 現状からの不満、超えていきたい想い【現実】

OPENING VCR(Dir.NOVV KIM)

VCR① icantfeelanything
1.BOX
2.119
3.SOS
4. GO
5.Poison
6. Drippin

最新ミニアルバム”DREAM() SCAPE”の世界観を丁寧に描いた第1ブロック。

DREAM( )SCAPE icantfeelanything ver.

とにかく彼らが「いまここにいる世界から一歩抜け出したい」という思いをひしひしと感じるブロックで、オープニングVCR①icantfeelanythingでは今いるこの環境(現実)に対する不安や恐怖が丁寧に描かれていた。

OPENING VCR(Dir.NOVV KIM)

舞台上では闇を切り裂くように大量のレーザーの光が会場を切り裂いていく。世界を分断する。

誰もいない丸いセンターステージには三日月のような光があらわれ(これ天上席だから気づけた‥!)、映像でも同じように彼らの顔に光がまるで”月の満ち欠け”のようにほどこされていた。

追われている彼らの焦燥感と焦りをじわじわと伝わる。真っ暗な”新月”のような静けさと、そして対照的な会場の盛り上がり。

icantfeelanything
夢幻的なシンセループと強烈な808ドラムソースが印象的なジャージークラブリズムベースのポップナンバー。無感覚な現実から抜け出し、理想的な夢に向かって脱出する過程で感じる恐怖の感情を率直に盛り込んだ。

一曲目はBOX。Xにも書いたけど、ドリショ2で最も象徴的だった「箱」を彷彿させるような曲でドリショ3が始まったのはとても興味深かった。

ただ、前回は彼らの自身のあるべき姿の葛藤や覚悟を描いたのに対し、今回は外の世界と自分との乖離、そしてそこからの脱出を描いていく。
似てるようで非なるこのパラダイムの違いが面白い。

BOX
自分を閉じ込める世界の枠(BOX)を壊し、限界を超えてもう一度跳躍するという抱負を盛り込んだヒップホップダンスナンバー

第1ブロックの演出は、「赤色」の使い方もポイントだと思う。ダンサーは皆赤色に身を包み、赤色の布で顔を隠す。

ソウル公演より

ドリム達の衣装にも痛々しくも見える赤色の刺繍が施されていた。厳しい現実に閉じ込められている自身の暗喩だろうか。

ソウル公演より

続く119SOS、そしてGO。これらは歌詞が描く情景もさることながら、よりその本質に迫ると、「現実を打破したい、今ここから抜け出したい」という渇望と強い意志をやはり感じるものだった。

SOS
予測不可能なセクション転換とシンセサウンドが特徴のエネルギッシュなヒップホップダンスジャンルの楽曲。別れた後に自分から離れたがる相手に対する渇き、引き留めていたい気持ちを正直に表現している。

ちなみに推しのヘチャンさんにフォーカスすると、SOS前半ではテミン感を感じたり(下記参照)、

2番サビ手前の腕の使い方でもソリッドな質感を出したりと敢えて”俯瞰的な構え”であったのに対し、最後のフレーズのover and over again(僕は”何度も何度も”君に向かっていくんだ)の声の生々しさが抜群によかった。

彼はこの一年でボーカルがぐっと変わった気がする。こんな風に自在に世界をマクロとミクロの使い分けができることも彼を好きな理由のうちの一つです。

そしてMCをはさんだあと、マーク曰く「SEXYな僕たち」のターンに入る。まずはPoison (모래성)(砂の城)。

官能的なムードのR&B楽曲。自分の感情(砂の城)を簡単に破壊してまひさせる相手(Poison)から抜け出せない矛盾した恋の感情を表現している。

続くDrippinにも通じるが、ここのポイントは何よりもリキッド感だと思う。さっきまでのカラカラと乾いた(渇いた)世界観から一気に水の質感を感じる。センステにはピンク色のレーザーの波が漂う。

この曲のパフォーマンスで面白いのは砂の質感の人(自分の感情)と、水の質感(poison)のひとがメンバーごとに分かれていて、無意識かもしれないけどその対比が凄くよかった。

そして改めて思ったことは、やはりNCT DREAMは何か具体的なものを描くというより、何某かのテクスチャーの質感であったり、マテリアルな存在感を持つ方が多いなと思う。ドリショ2でも思ったけど、やはり彼らは透過性の強いチームだ。

それらは例えるなら、手から零れ落ちる水の柔らかさだったり、頬をかすめる風の冷たさだったり、聞こえてくる波の音だったり、踏みしめる砂の感触だったり、そういう”知覚”的なもの。感覚的な表現ばかり続いて恐縮なんだけど、彼らは世界を描くというより、世界に"作用"しながらパフォーマンスしている気がする。だからいつもリアリティがあるのだと思う。

そうしてパフォーマンスを重ねていきながら、彼らの透明なレイヤーに私の”物語”のレイヤーが重なり、彼らの世界観と手を握っていく。

ふと、ドリショって彼らの世界観をただ享受するんじゃなくて、私たちシズニ自身がその世界を「編」んでいけるところに面白さがあるんじゃないかなぁと思ったりした。


第2部-1 グリッチ(Glitch)した世界で過去を眺める【夢】

VCR② 
7.Arcade
8.We Go Up
9. Bungee

VCRは第一部(icatfeelanythig)を踏襲したような世界観で引き続き作られ、そしてチェーンに繋がれたジェミンのそばにはブラウン管のテレビがある。画面はグリッチしている

VCR②(Dir.NOVV KIM)

VCRが終わると制服のようだけど少し違う、ユニフォームのようなものをMIXして着ている彼らが現れる。

ソウル公演より

そして背面の映像にはグリッチしたような加工が施されている。彼らはメドレーで過去曲を再解釈するようにパフォーマンスしていく。

【夢】のターンに入ったんだ、と思った。
第1ブロックの【現実】の彼らより、どこか浮遊感のあるそんな世界観。三曲とも「一緒に行こう、新しいステージに行こう、こちらにおいで」と誘うようにパフォーマンスをする。

特にWe go upではチョンロ、マーク、ヘチャンの高音アドリブが心地よかった。そしてやはりここでもリキッド感を感じた。
この"水"は一体なにに変化していくのだろう。

We go up
パーカッションやベースなどのさまざまなサウンドが調和しながら、オールドスクールの雰囲気が魅力的なアーバンヒップホップ曲。新しいステージへと向かう情熱を歌っている。


第2部-2 彼らがもっとも伝えたいこと。【夢】

10.Walk With You
11.Never Goodbye
12.Breathing
13. UNKNOWN

引き続き【夢】は続いていく。夢の中の彼らは本当にそばで優しく微笑んでいるようで愛しい。
このブロックは和訳もしっかり読み込んでから行くと良いと思う(ネットに素敵な和訳がたくさんあります)。それぐらい言葉の力が強いブロック。
今回彼らがもっとも伝えたいメッセージはここじゃなんじゃないかな。

발자국(足跡) (Walk With You)

この曲は雪道を彼らと一緒に歩いている曲で、本当に隣にいるような心地がする、とてもしあわせな曲。曲中はわたしたちのファンライト(草鈍器)が緑色の雪となって、彼らの足元に降り注いでいく。(ただ新鈍器は”白色”に光っていたからこの緑色の雪が見れるのはもうあと僅かなんだろうな。彼らが描きたい世界の解像度が上がることは嬉しい一方、少し寂しい気もした)

극성(北極星)(Never Goodbye)

続いての극성(北極星)(Never Goodbye)は、「北極星のようにいつも同じ場所で待つ」というメッセージが込められたR&Bバラード。

「北極星のようにいつも同じ場所で待つ」
「輝く星をたどれば、また戻る道を見つけられるはず。だからお別れなんかじゃない」
「僕は変わらないよ、ここで待ってるよ」

僕はここにいるよ、変わらないよ」という言葉の心強さ。

しかし一方で、アイドルである彼らについてふと考え込む。彼らがデビューした2016年から私の”生活”はいくつも変わってきたけど、彼らは今日までNCT DREAMとして存在している。
変わらないでいてくれる嬉しさと、その裏にある脆さ。

(このテーマはドリショ2のメインテーマだけど)それらは尊い反面、そんな彼らをただ消費しているんじゃないかと定期的に思ってしまう自分にはうしろめたさが募った。

アイドルってなんだろうな。
彼らの物語と私の物語がまたじわじわと深いところで重なっていく。
ぶくぶくと泡を立てて深いところに沈んでいく。
漂っていたリキッド感がそのまま深海の風景に変わっていく。

숨 (Breathing)

숨 (Breathing)は息ができないほど疲れた中で、再び勇気を出して前に進む力を与えてくれる「あなた」という存在に対する告白を収めた曲。
息もできない孤独感や閉塞感が、海の底をじわじわと支配していく。

全員のボーカルが本当にいい。
こもったようなスモーキーな声や、冷たさの中に救いを求める声、海の底にふわふと浮かぶ泡のような声に、なんとか前を向こうともがく声。
歌でこういうふうに情景を描けるの、やっぱりNCT DREAMだなと思う。

私が特に好きなのは、ヘチャンの

아득한 방황의 끝에 돌아갈   遠く彷徨った果てに帰れる
You're my last chance   君は僕の最後のチャンス
I don't have any air without you   君無しでは空気が無くて

の”Last chance”の声の作り方!
彼はいつも全体を見れる方なのに、こういう機微の作り方が本当にきれいで好きだなあと思う。

さらにこの曲の構成でうなるのは、終盤の

길을 잃은 별처럼 (내 곁에) 道を見失った星のように
헤매는 매일 彷徨う毎日

と前の曲の「극성(北極星)(Never Goodbye)」と連作のようになっているところ!

僕は変わらないよ、ここにいるよ」と一曲前に言った彼らの姿と、今、孤独感に苛まれて道を彷徨っている彼ら。この対比がとても悲しく、しかしそれによって숨 (Breathing)の世界観がより一層引き立てられていて、よく練られてるなぁと感心した。

そして今回タイトル曲(smoothie)と一緒にどの番組でも披露されたUNKWONへ。

UNKWONは見慣れない不安な彷徨いの時間の中で、自分を見失わないために進んで、未知の世界に飛び込むという固い決意を歌ったR&Bポップ曲。

Dive in, dive in, into the unknown 
未知の世界へ飛び込め

本当にすべての歌詞が好きなんだけど、特に、

Don't change, let go  変わらないで 忘れて
Be brave, be strong  立ち向かって 強くなって
But take it easy, no rush  でも落ち着いて 急がなくていい
I know you got it  君はやり遂げるって分かるから

Say what you like 何が好きか言ってみて
이렇게 너를 부르잖아, oh, yeah こんなふうに君を呼んでるでしょ
I know you try 君はやり遂げるってわかる
꿈꾸던 너를 잊지는 마 (I know you try) 夢見てた君を忘れないで

この2つはやっぱり私にとってお守りみたいな言葉!いまなにか挑戦しているひとには、こんなに背中を押してくれる曲はなかなかないんじゃないかな。私もそうです。

コレオも海の世界で必死に上へと向かってもがいている魚のような姿で本当にいとおしい。(余談だけど、poisonとコレオグラファーが一緒の方で、どちらも水感、リキッド感が漂っていてそこも面白いなって思う)

そしてマークがいつぞやの会議で言っていた
NCT DREAMの歌は本当にいい、僕はむしろ”歌”で勝負したい
を思い出した。
そう、NCT DREAMの歌は本当にいい。


第3部-1 ”思考”の海からあがって光の世界へ【夢】

VCR③
14.Tangerine Love
15.Yogurt Shake
16.Pretzel
17.Candy

第3部はひたすらハッピーな曲たち。
VCRではアリスinワンダーランドのような世界観でパーティーが行われ、オレンジ、ヨーグルト、プレッツェル、キャンディ、と食べ物が題名のしあわせな曲が4曲も続いていく。どの曲も自分たちの「愛」を題名に例えていてほんとうにかわいい。もう語彙力ゼロ!

相手の前に立つと自分らしい姿を見せることができない恥ずかしい気持ちを「Yogurt Shake」にたとえている曲。


第3部-2 光の世界の、”今”へ【夢】

18.Dream Run
19.Better Than Gold (지금)(いま)
20.Fireflies
21.Hello Future
22. Broken Melodies

Dream runからは怒涛のメドレー展開。本当にこのブロック楽しかった!会場はピュアな光がどんどん生まれていき、映像にもプリズムが光り輝いていたのが印象的だった。

畳みかけるようにBetter Than Gold (지금)(いま)。あらためて、今、ここに来れたことがとてもうれしい。

続けてFireflies(蛍)。光はどんどんと増していき、今ここにいることへの賛美がより強い”光”となって、会場全員の心を照らしていく。この高揚感、たまらなかった!

We gon' light it up, light it up now darling 光を灯そう!灯そうよ ねぇ今
We can make the stars align 僕らなら星を整列させることだってできる
We gon' light it up 光を灯そう!
light it up now we're sparkling 灯そうよ 今 僕らは輝いているよ

そうして、希望の光は徐々に世界全体を覆っていく。
名曲Hello Future,  Broken melodisへ。
明日を、未来を、彼らの光は照らしていく。

パワフルなシンセサウンドと魅力的なフックが融合したトラップリズムのヒップホップダンスナンバー。歌詞には「これから先の希望に満ちた未来と共に成長し続ければ、互いへの愛と信頼がさらに輝き、堅固になる」というメッセージが込められている。

豊かなコーラスを通じて、恋に落ちたような夢幻的な雰囲気を演出しながら、強烈なギターのディストーションサウンドで混乱と恐怖を表現している。歌詞には「愛する人と遠く離れている状況で感じる多くの感情を克服し、愛を守るために何でもするという意志」が込められている

映像にはをとんでいるような視点だったり、美しいが映し出されている。もう迷いの海の底に私たちはいない。一歩踏み出せた気がしてうれしかった。

ダンサー達は白い衣装に身を包み、より一層希望の光が会場全体に乱反射していく。そうして美しい群舞は虹を描き、天へと続く雲になっていった。

第4部 乗り越えた先にあるNCT DREAM【現実】

VCR④
23.Skateboard
24.ISTJ
25. Smoothie

ラストのVCRは地下(夢の中)で彼らがバンドを組んで楽しく音楽をかきならすところから始まる。そうして彼らは眠りにつくと、ふと一匹の蝶が舞いおり、導かれて、地上に出てくる。

VCR④(Dir.NOVV KIM)

地上に出てきた彼らは白い光に満ちた世界に出会う。画面にグリッチがかかっている。

夢に入るときもグリッチがかかっていたけど、これは夢からさめるサインかなと思った。クライマックスに色とりどりの紙吹雪が舞い、同時に私たちのファンライトも色とりどりの色が光り、連動していた。これが虹のようでとても綺麗だった。夢からさめる瞬間が一番夢心地なのはなんでなんだろう。。

そして彼らはSkateboardで登場する。
力強いNCT DREAMとしての現在のパフォーマンスが始まる。

このときのヘチャンが本当にすばらしいのでみんなに見てもらいたい。上記のXでは彼が描く”点”の美しさにうなっているけどど、とにかく線もきれい。星座のように踊るひと。

ここからとどめの2曲。
ちなみに今回のドリショ3の本質は第2-2ブロックにあると思うのだけれど、彼らの世界の骨格(フレーム)はこの2曲だと思う。
最も伝えたいメッセージ(コア)を伝えるための、力強いフレームの2曲だ。

ISTJは”物語”と生き続ける彼らの偶像としての強い覚悟を私は感じる。
語弊を恐れずにいうのなら、”実像”としてメッセージをありのままに伝えるために、彼らはこのようにして偶像としての”骨格”を強固に作り上げているんじゃないかなと思ったりもしている。

性格が正反対の2人が出会い、愛を育んでいくドラマチックなストーリーが魅力的なヒップホップダンスナンバー。MBTIの定型化された枠組みを破り、ISTJ型である相手を解釈する自分だけの方法を持つENFP型の自信に満ちたストーリーが盛り込まれている。

そしてISTJはやっぱりメンバーが相互作用するコレオが本当に見ていてぞくぞくするので、ぜひコレオもみてほしい。

本編ラストは、最新タイトル曲Smoothie

808ベースラインとスネアリズム、繰り返されるチャントが作り出すグルーヴィーな雰囲気が魅力的なヒップホップダンス曲。歌詞では、自分に向けられた世界の冷たい視線と否定的な感情を全て「Smoothie」のようにすりおろして飲むという自信溢れるメッセージをユーモラスに表現している。

smoothie、やっぱり本当に好き。最高!
ジェミンの笑顔からダークな表情に一気に変わる憑依力だったり、ジェノの四季折々に表情を変える広葉樹のような表現力だったり(似ているようでこの2つの力はちょっと違うんじゃないかなと思ってる)、マークの今いる”世界”から飛び出していく強さ・粗さだったり、そしてチョンロの世界をぶれさせない圧倒的な聡明さだったり、そしてチソンの唯一無二の声質とドリームの主人格たる存在感、極めつけのヘチャンのコンセプト昇華力とあらゆる質感を高める才能。

あとヘチャンはとにかく、この↓コレオ見るだけでチケット代払った価値あります。彼のこの譜面に対する”迷わなさ”が好き。

余談ですがMVもみてほしいです(止まらない早口オタク)

そして本編が終わる瞬間、すべてが赤い世界(光)に染まる。これ以上ない気持ちよさ!
痛快。爽快。シズル感。

冒頭の第1部にちりばめられた恐れや不安の”赤色”とまったく意味が違う。彼らはもう何も恐れてはいない。

アンコール 幸せな海の夜【現実】

26.Blue Wave
27.Dive into You
28.ANL
29. Moonlight

そしてアンコールは始まる。
彼らは物語の舞台を再度、にうつす。
さきほどのブロックと違うのは【現実】の海であること。もうあの苦しい海ではない。ただただ幸福感が膨らんでいく世界で、笑顔でトロッコに乗ってやってくる。

고래(クジラ)(Dive Into You)

고래(クジラ)(Dive Into You)は「僕と君」を「クジラと海」に例えている。

ちなみにアンコールで海のモチーフのガウンを着ていたことについてだけど、

可愛い、最高、可愛い

個人的にはこのアンコールの曲リストが”海”を彷彿させるからという部分的なものではなく、全体を通してリキッド感(水分、湿潤感)だったり、中盤のポイントの”思考の海”だったりと、ずっと扱っていた”背景”を、最後に彼らがNCT DREAMというフィルターを通して最前のレイヤーに持ってきたのがこの衣装だったんじゃないかなと私は思っている。
THE DREAM SHOW3という物語のエピローグのビジュアライズとして最適解だし本当に素敵だな~と思う。

ANL

この曲はAll night longという言葉の頭文字をとった曲。この流れから今が夜の海というのが改めて分かる。
余談だけど、ドリショ2もこの2曲は隣同士でそのときはANLが先でしたよね。ドリショ2の時は【夢】ブロックでこの曲を聞いたけど、今回は【現実】としてこの曲を聴いたのもすごく興味深かった。

Moonlight(2024年6月5日(水)発売)

「またとないこの瞬間を無駄にはしない。今を輝かせよう。」そんな想いを乗せて、NCT DREAMが歩む青春を等身大に描いた一曲。胸を打つような爽やかなメロディーラインに、はじけるギターサウンドとドラムが調和したPOPジャンルのダンスナンバー。

この曲も歌詞を見ると、繰り返し「今」を歌っている。まだMVは出てないから今はオーディオのみだけどMVもとても楽しみ。

そして、個人的には日本のみだけど、ここに「月」が出てきたのが本当にうれしくて。
冒頭のVCRで見た、暗くて不安を感じさせる新月の夜(センステの月、ドリムメンバーの月の満ち欠け演出とか)が、確かにここで「満月」になっていたこのストーリーの美しさ!
彼らのコレオも丁寧に弧を描くように踊っている姿がとても印象的で、改めてBest friend everに続き、素敵な日本語の曲を聴くことができて嬉しいなと思った。

30.Like We Just Met

アコースティックギターが感性的なボーカルを際立たせるR&Bバラードジャンルの楽曲。7人のメンバーが作詞に参加した歌詞には「長い時間を共に過ごしても、いつも初めて出会ったように恋に落ちる2人の関係の永遠を願う気持ち」を込めた。

そしてMCを挟んでラストはLike We Just Met。この曲もとても素敵な歌詞なのでまた改めて見てもらえたら嬉しいな。そしてとても幸せな気分でライブは終わりました。

と、大変長くなりましたが、以上が私が今回ライブで感じたことです。書いていくうちにソウル公演との違いとかに気づいたけど、完全に長すぎるのではそれはまたいつか書きます。アンコンもあるのかな。あったら行ってみたいな。

みなさままた次のドリショで会いましょう。
読んでくださってありがとうございました!!


おまけ
今回のドリショのためにやってもらったヘチャンペンネイリストさんのネイルが最高に夢すぎたので、こちらにも置いておきます。可愛すぎる。

動いた方がより光がキラキラします

ではみなさん、またいつか会いましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?