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一原章裕
2021年3月4日 13:46
日本古来の美術には、水墨画など侘び寂の系統と、琳派など金色極彩色の系統のものがあるように、否、そういう対局の概念もあるとしよう。千年も昔の仏像も最初は極彩色だったようだが、今日では侘び寂の佇まいを呈するものも多くある。ここで経年変化の科学的な話しなどをするつもりはないが、正直言って、今作られたような極彩色の仏像よりも、経年変化後に魅せる美に惹きつけられてしまうのは何故だろう。枯葉や人物をモ