スクリーンショット_2019-12-17_9

【祭り専門会社社員が語る!】企業が祭りに関わるときに気をつけるべきポイントは!?

「祭りで日本を盛り上げる」をテーマに事業展開するオマツのメンバーが、お祭りにまつわるあれやこれやを雑談してお届けするこのシリーズ。第一弾は、「祭りと企業の関わり方」。近年注目を集めているお祭りに、企業はどのように関わって行くべきなのか、注意すべきポイントや驚きの事例まで、まるっとご紹介します!

<祭りに注目している企業は増えている?>


最近、企業の方からよく聞くのが、「もっと地域に関わりたい」「地域に根ざしたプロモーションをしたい」という声です。お金をかけて大量に広告を投下するプロモーションだけでは埋もれてしまうため、意味やストーリーが感じられる施策を求める動きがあると感じています。
祭りは、多くの集客力があるだけでなく、地域の人が参加したり運営に関わっているコミュニティの中心にもなっており、企業が祭りをサポートすることで、お客様と同じ方向を向いて、近い距離で接点を持てると感じています。また、地域の特色が色濃くでる文化が根付く場でもあります。
祭りと企業がコラボして取り組みを行なって行く機会は今後も増えて行くと思っています。

<企業からはどんな問い合わせが多いの?>


最近、企業からのお問い合わせで多いのは、「祭りの主催者や担い手の人の応援をしたい」という内容です。例えば、2019年の夏には、東北の夏祭り4箇所で、担い手の方に飲料を差し入れるキャンペーンを行いました。
また、祭り会場でプロモーション動画を撮影したい、という要望もございます。商品のイメージに合う祭りを選定し、時には祭りの担い手の方にも商品を手にしてもらい、コラボ感を醸成します。
それ以外にも、ブース出店をしてサンプリングをしたり、アンケート調査をしたり、商品を販売して、リアルの接点として活用いただくことも可能です。
また、リアルだけではなくデジタルの相談もあります。祭りの紹介や会場案内にARの技術を導入したい、会場でキャッシュレスサービスを導入したい、祭りと商品とコラボしたSNSキャンペーンをやりたい、など、相談内容は多岐に渡ります。

<企業が祭りに関わる時に気をつけるべきことは?>


お祭りに協賛したい、応援したいと思っても、地域の祭りは敷居が高いと感じる人も多いですよね。新たに祭りに関わっていく際には、押さえるべきポイントがあるんです。
一言で言うと、
お祭りの意義や目的を正しく理解し、関わっている人の想いを尊重する
ということです。
お祭りは、地域の人が昔から大切に受け継いできたもの。企業がどんなにお金や人を出したいと思っても、あくまで祭りは地域の人のものです。祭りを1企業が私物化するようなことはあってはなりません。
また、祭りの主催者もプライドを持って祭りをやっています。それを理解することが、お祭りと関わる第一歩です。

<関わるのに適した祭りを見極めるコツは?>

祭りには大きく分けて2つあります。寺社仏閣が主催する「神事系の祭り」、もう一つは、自治体や商工会議所などが主催する「市民祭り」です。一般的には、「市民祭り」の方が新しいプレイヤーも関わりやすいと言われますね。
でも、それだけではない部分もあります。
例えば、運営している人が若いとか、柔軟さを持っているとか色々な要素がありますが、大切なのは、その祭りの主催者や担っている人たちがどんな想いを持ってやっているか、なんのために祭りをやっているのか、ということです。
祭りにはそれぞれ違った歴史や背景があって、新しい取り組みに積極的な祭りもあれば、そのままの形で残すことを重要視するお祭りもありますので、それぞれの特性に合わせて、適切な提案をすることが大切だと感じています。
また、関わる側の企業も想いを持って、それをお祭りにしっかりぶつけてみることが大切です。想いを持っていれば伝わることも多くあります。

<祭りに参加しただけで業績アップ!?>

タイトルだけ見ると、雑誌の裏面広告のような話ですよね。
とある金融機関の会社のお話なのですが、かつて景気の悪化により業績が悪い期間が長く続いていたそう。
そこで、役員の交代をきっかけに、全社員が地域のお祭りに積極的に関わっていこう、という方針に変わりました。地域の祭りを手伝うことで、運営に関わる地域の方との新しい関係ができていった。お祭りを応援することが、街の人を応援することになり、地域との関係が良くなり、その結果、売り上げも回復し、会社の借金も返済できてしまったとのこと。
嘘みたいな話ですが、実話なんです。

<おわりに>

今回はここまで!いかがだったでしょうか?
今後も、オマツリジャパンのメンバーが、祭りをテーマに様々な話をしていきたいと思います。
次回のテーマは「祭りにまつわるお金の話」。
また次回をお楽しみに!


お祭りに関するお問い合わせはオマツリジャパンへ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?