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【考察】映画館デートからよむGS3男子の人間性

こんにちは。突然ですが……
設楽聖司さん、B級映画が好きなんです。

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※先輩△設楽邸デートより(どんなラインナップ?!)



唐突になんだという話ですが、ある日の深夜 私はこの写真を見返しながら思いました。
聖司さんの好きな映画のこと、詳しく知りたい…!!

しかし彼の部屋にあるトンデモ映画の詳細を知ることは、これ以上の情報が全くないため不可能。(強いていうなら手旗信号やハンバーガーはGS2ネタ…?)



それならば、ゲーム内の3年間で公開される映画12本の詳細を調べてみよう!そしてどうせやるならGS3そのものの解像度を上げるために、メイン攻略キャラ6人全員の映画の好みから人となりを知ろう!と思い立ちました。


実在している映画であれば 実際に鑑賞して「彼はこういう生き様だから××はイマイチに感じたのかな。」などと共感を寄せ 思考を巡らせることができますが、そもそもがない映画
まずは、DS版/PSP版の各教科書の映画紹介ページ 及び ゲーム内のはばたきネットの紹介文 及び 映画館デートでの男子達の反応 から映画の内容を割り出さないといけません。どういう作業?

GS3を制作するにあたってスタッフさんが元ネタにした概念の作品が数多あるはずですので、正直それを知りたいのですが……… 検討がつく作品はあるものの(とんがりボウシはまんまですしね)、映画に明るくない故全ては分かりませんでしたので、ただただゲーム内で分かる情報からのみ詳細を洗い出し推測していきたいと思います。


キャラ別の考察については、やり込んできた彼女さんであればとっくに分かっとるわい!とか解釈違うわい!という内容かもしれません。が、あくまで私個人のお遊びということで、諸々ご容赦頂ければと存じます。

※ここからメチャクチャ長いので、結論を知りたい方は目次からキャラ考察の項目へどうぞです。


映画館そのものについて

そもそも、GS3の時代におけるはばたき市の映画館は下記のような施設です。

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・繫華街地区にある
・大作映画や小劇場系マイナー映画に加え、リバイバル上映、周年記念に合わせたイベント上映(@蓮見√)もやっている
・ポップコーンを売っている規模の売店がある(琉夏の画像参照)(本名プレイ乙♡)
・座席は先着自由席制、場内は段差もあり広そう(新名の画像参照)

スクリーンがいくつもあってポップコーンも売ってる大きそうな映画館だけど自由席制!いえ、突っ込むのは野暮ですね。

それでは今から映画の内容に触れていきたいと思います。




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★月並学園物語

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上映期間:1年目4月~5月末
はばたきネット説明文:
月並学園を舞台に、文化祭の実行委員に選ばれた幼なじみ2人が、文化祭の成功を目指して奮闘する青春映画。

男子の発言からよむ月並学園物語の詳細
・こういうのは女同士で見た方が面白いよ/CMに出てるタレントばっかでさ、長いCM観せられた感じ。(琉夏)
・感動した。/ 話、良かったし。(嵐さん)
・ストーリーはもちろん、主人公たちの清々しさが心に残る映画(玉緒)

琉夏の長いCM発言から汲むに所謂、大手芸能事務所の若手イケメン俳優売り出し用ティーン向け漫画原作青春邦画といったところでしょうか。嵐さんや玉緒がストーリー性に言及していますので、起伏は少ないなりに起承転結・盛り上がりはある破綻のない凡作なのではないかと推測します。

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:××】
 ただただすっ~ごいどうでもよさそう。褒めるとあくびをして帰宅。


・琥一【最高評価:◎/最低評価:×】
ごりごりに刺さった様子!(可愛すぎ…?)
主人公が作品を貶すと恥ずかしいのか「ま、まあな。青くせぇよな?」と同調してくる。いいじゃん胸張りな~!


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:×】
作品をハズレ扱いすると「この手の映画の趣味は合わねーってことか。」とスっと割り切られるが、最高だったね!と褒めて彼の同意を得ても〇評価に留まるあたり冷静な人である。(コウちゃん◎評価やぞ!?)


・玉緒【最高評価:◎/最低評価:××】
お気に入りの様子!(可愛すぎ…?)
琉夏とは逆にハズレ扱いすると「えっそう!?」と驚き「僕がハシャぎ過ぎなのか…」としょんぼりして帰宅してしまう。ごめんて。


・設楽【最高評価:〇/最低評価:××】
時折ギョっとするほど口が悪いところをみせる人ですが、今回に至っては褒めると「こんなもん見て喜ぶのはおまえと年寄りだけだ。」と言われ帰宅されます。さ、最悪すぎるでしょ…!w






★USHIRO-丑牢-

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上映期間:1年目6月~8月末
はばたきネット説明文:
休暇で訪れた古びた屋敷で突然意識を失い、気が付くと、廃墟に一人取り残されていた。呪われた廃墟から脱出できるのか?振り返るとそこには……

男子の発言からよむUSHIRO-丑牢-の詳細
・サイコー過ぎて、夢見そう…/俺、ゼッタイ夢見る。(琉夏)
・気持ち悪ぃだけで、怖くもなんともねぇぞ。(琥一)
・思ったより怖くて面白かった。(玉緒)
・最高にくだらなかった。このバカバカしさは、もう様式美だな。(設楽)

本編画像と琥一の発言をみるに、グロ描写(もしくは幽霊の細部造形)に力を入れた和製ホラー映画といったところでしょうか…? ダジャレ邦題をつけられた海外ホラーの可能性も捨てきれませんが…。(下記で触れますが 今作は聖司さんがめちゃくちゃ評価している故、邦画ではないような気がしまして。本編画像の手前の女性も日本人かどうかと言われると微妙…??)
ストーリー自体はよくあるホラーテンプレっぽいので、造形物の細かさやホラーの雰囲気で盛り上がれるタイプの男子は楽しめる作品かと思いました。

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:◎/最低評価:××】
ハズレ扱いすると、あら?となり即帰宅してしまうので、評価台詞からも分かるようにアッパーに楽しんだ模様。


・琥一【最高評価:△/最低評価:××】
最高評価ですら△なので、とにかくつまらなかったのが全面に出ています。
遊園地や文化祭のお化け屋敷関連の反応もみるに、お化けに一切の興味がない男・琥一。


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:×】
楽しめたようで、褒めると「何回か観ても飽きねー気がする。」と言ってくれます。(しかしやっぱり〇評価に留まる)


・玉緒【最高評価:〇/最低評価:×】
どの選択肢を選んでも、めちゃくちゃコチラを気遣った反応をしてくれます。×評価が出るハズレでしたねの選択肢すら「怖かった?ごめん、少し休もう。」と返すのは流石に人当たりよすぎ王!


・設楽【最高評価:◎/最低評価:××】
ハズレでしたねと言うと溜息をつかれて「おまえは全然わかってないな。」と即帰宅されるので、B級映画のメソッドが本当に好きなんだなと感じます。





★大隕石

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上映期間:1年目9月~11月末
はばたきネット説明文:
突如飛来した巨大隕石が、世界を襲う!!巨大隕石の衝突、衝突に伴う津波の発生。次々と巻き起こる災害から、生き残ることが出来るか?!

男子の発言からよむ大隕石の詳細
・やっぱりハリウッドにはかなわねぇ。(琥一)
・目が疲れた。 / DVDが出てから観てもよかった。(嵐さん)
・悪くはなかったけど、特別いいところもなかった。(玉緒)
・お約束だけで構成されてるような作品だな。/ ハズレだから当たりなんだ。(設楽)

ほぼ全員が可もなく不可もなくな評価をつけるSFパニック映画。本編画像やはばたきネットの説明をみるに舞台が日本ぽいので邦画か…?と一瞬思いましたが、嵐さんの目が疲れる発言や、聖司さんの楽しそうな反応みると(←邦画は苦手そう)洋画の可能性も高いと感じました。

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:△/最低評価:××】
「人類存亡の危機は、もう、年中行事だしな。」と琉夏の心のやらかい場所を締めつけてしまう作品。連れてきてしまって申し訳ない、、、


・琥一【最高評価:〇/最低評価:×】
最高だったね!で〇評価が出るので、かる~い娯楽として楽しんでくれた模様。


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:××】
個人的に「DVDが出てから観てもよかった。」って台詞の生っぽさが超好きで、嵐さん生きてる…!!!!と感動してしまいます。
映画自体はかなり刺さらなかった様子。目が疲れるから………。(理由萌え…)


・玉緒【最高評価:〇/最低評価:×】
総評:とにかくまあまあ


・設楽【最高評価:〇/最低評価:×】
B級映画好きとして及第点はいった模様。「ああ、くだらなくて面白い。ただ、もっと予算を絞った方がいいな。」のガチ感に笑う。






★とんがりボウシと魔法の365にち

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上映期間:1年目12月~2月末
はばたきネット説明文:
大人気アニメの劇場版!!魔法学校に入学した見習い魔法使いの主人公が、大魔法使いを目指して奮闘する。

男子の発言からよむとんがりボウシと魔法の365にちの詳細
・面白かったな?テレビでやったら、また観そうだ。(琉夏)
・どっちかっつーと、ファミリー向けっぽかったし。(嵐さん)
・年齢問わず楽しめる内容だったと思うな。(玉緒)

国民的子ども向けアニメの劇場版・冬休み公開映画。娯楽としてよさそうな出来っぽいので、これはもうGS3男子達が子ども向けアニメに対して抵抗があるかないかによって評価が変わってくる作品ですね。

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:×】
楽しんでくれた様子。ハズレ扱いすると「オマエ、国民的には少数派なんだな。」とがっかりされます。
”テレビでやったら観る”発言については、まさか電気屋のテレビ前で2時間は粘らないと思うので(粘るかもしれないが…)深読み妄想案件です。

・琥一【最高評価:△/最低評価:××】
アニメなんてガキのみるもんなので、お化けと同じく全く興味なし。


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:×】
最高だったね!の返答「2時間は長すぎだろ、あれ。30分でいい内容だった。」が最っ高~~~~!!!!嵐さんが絶妙に生々しい評価下すのたまらないです。映画自体は物足りない様子。

・玉緒【最高評価:〇/最低評価:×】
アニメに偏見を持たない文系男子なので評価も上々。でも◎評価じゃないあたり(※玉緒は月並学園物語に◎評価を出す男である)、物足りなさはあったのかなァと思いました。


・設楽【最高評価:〇/最低評価:××】
子供向けアニメに一切興味がないので褒めると即帰宅、上映中は周りの子どもの五月蝿さに辟易しているので貶しても「帰るぞ、早く来い。」と帰宅。なにこの人?!?!(彼氏だよ)





★リーサル・マジシャン2

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上映期間:1年目3月~2年目5月末
はばたきネット説明文:
愛と勇気と筋肉のコメディ。大人気映画の続編が遂に登場。素顔は見せられない謎のマジシャンが、相棒の鳩とともにドサ周りの日々を送る。

男子の発言からよむリーサル・マジシャン2の詳細
・なんであれが海外だとウケるんだ?(琉夏)
・おお、まあまあな?……で、オチはどこなんだ?(琥一)
・いろんな映画観てねぇとわかんねぇとこ割とあったもんな。/うまく作ってあった。評判どおり。/出来は割と秀逸だったと思うぜ。(新名)
・うん、笑った笑った。ちょっとブラックなとこも良かったな。(玉緒)

男子の好みがパックリ分かれる海外で大人気!パロディ溢れるブラックコメディ洋画(続編)。琥一がオチを探しているあたり、ストーリー性よりかは小ネタと下品とも言えるような勢いに力を入れた作品でしょうか。
次のシーズンで公開する映画『抱擁の季節』はわざわざ画面に字幕が出ているので、リーサルマジシャン2はみんな吹き替え版で観たのかなと推測しています。ところで新名先生のコメント能力、この考察に助かる~~!

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:×】
「映画にして観るほどのもんじゃない」「なんであれが海外だとウケるんだ?」と鑑賞後虚無になってしまった琉夏、、、、

・琥一【最高評価:〇/最低評価:×】
アメリカかぶれな彼ですが、褒めると「オマエ、日本人か?」と言われるので全然楽しめなかった模様。こういった人為的な笑いに関して桜井兄弟の意見が似ていると、同じ家庭で一緒に大きくなったんだな…と感じます。


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:×】
「元はとれた。」
さいこ~~~~!!!!嵐さんの生っぽい評価本当に有難い……。主人公が褒めると「俺はあんま笑えなかった。そっか、最高か。」と自分と相手を切り離して意見してくれるので、喋りやすくてかなりLOVEです。

・新名【最高評価:〇/最低評価:×】
世間の評判通りうまく作ってあるとは思ったようですが、〇評価に留まっているので個人的には佳作くらいの認識でしょうか。「もっかい観てもいいな。」と言いつつ◎評価を出さないの、嵐さんと同じく妙に冷静でシビれるッ!

・玉緒【最高評価:◎/最低評価:××】
お笑い好きの生徒会長、ブラックユーモアも相当ハマったようでハズレ扱いすると「君は笑いがわかってない……」と言って即帰宅されます。めちゃくちゃ気に入っとる!!えっそんなに?!


・設楽【最高評価:〇/最低評価:××】
大嫌いな映画。最高でしたねと言うと「最低だ。」と睨まれて即帰宅されます。
聖司さんは恐らく映画をたくさん観てきたタイプの人なので 新名の言うパロディ元もある程度知っている+よく観るB級映画だって有名作のパロディが仕込まれていて下品なことも多いだろうに、「こんなのを好きな奴が大勢いるのか……」と失望します。許せない何かがこの作品にあったのでしょう。一体なにが……。





★HEAVY METAL COBRA

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上映期間:2年目6月~8月末
はばたきネット説明文:
生物兵器の実験事故により、毒牙と鱗を持つ体となった有毒ヒーローCOBRA。己の毒牙で恋人を死なせた悲しい過去から、ガラガラを武器に悪と戦う。

男子の発言からよむHEAVY METAL COBRAの詳細
・ヒーローものはやっぱ、スカッとするな。(琉夏)
・CG使ってねぇんだぞ、あれ?(琥一)
・見せ場のあのアクション、ちょっとやってみてぇ。(嵐さん)
・ストーリーは、うん。/世界中で絶賛ってのも納得。(新名)
・まぁ、王道だな。 (設楽)

世界中で絶賛!王道ヒーローもの肉体派アクション洋画。スタントなし・CGなしでかっこいいアクションをこなす俳優に男子達は感動した模様。ストーリー自体に凝った要素は見受けられないものの(新名/設楽談)、充分面白い作品だということが伺えます。夏休み映画なのも景気良くていいね!

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:◎/最低評価:××】
気に入ってる~!!ハズレ扱いすると「じゃあ、次回作は一人でくるか。」とスンと心を閉ざされ帰宅されます。
ここまで考察して思ったんですが、琉夏って感想を言葉で表現しない子ですね、改めて。みたものは自分の中だけで大切に消化するというか。

・琥一【最高評価:〇/最低評価:×】
最高だったね!で〇評価なので、『大隕石』と同じく普通~に楽しんでくれた模様。
例えば私は性根がオタクなので、エンタメに対してガチで考え込んでしまいますが、琥一のようなタイプの男の子が(彼も凝り性ではありますけども)娯楽は娯楽として人生のひと時として楽しんでるの、めちゃくちゃ生々しくてGSのキャラ造形最高だなと感じます。


・嵐さん【最高評価:◎/最低評価:××】
映画というフィクションに対して終始冷静な嵐さんが、唯一◎評価の大当たり認定するのがこの作品。激アツ!
スタントなしの俳優のアクションに相当魅せられた様子なので、主人公がハズレ扱いすると帰宅してしまうのにも納得です。

・新名【最高評価:〇/最低評価:×】
ストーリー性以外の要素はしっかり楽しみ、評価もした様子。
主人公がハズレだったと言っても「あー、この手の映画は苦手だったとか?そっか、残念。」と自分の考えとは割り切ってくれるので柔道部は良い……。(先輩組への当てつけではありません!!!)

・玉緒【最高評価:〇/最低評価:××】
褒めると「僕はやっぱり、この手のは好きになれないな…」と即解散。玉緒はイベントホールのとんがりボーズ(プロレス)も××評価ですからね。
また、「やっぱり」という言葉を使っているあたり幼少期から珠美と一緒に数多の肉弾戦映像を見てきたんだろうな…と容易に想像がつきます。申し訳ないけど萌えのやつ……♡


・設楽【最高評価:〇/最低評価:×】
可もなく不可もなし。「まあまあでしたね」と言うと「通ぶるなよ?」と言われるので、彼の人生のバックグラウンドに想いを馳せてしまいました。(重)






★ホワイト・タウン

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上映期間:2年目9月~11月末
はばたきネット説明文:
突然の戦火に巻き込まれた街で描かれる、兵士と少年のヒューマンドラマ。少年は、戦争にやってきた兵士を憎んでいたが、とある事件をきっかけに、言葉を交わす様になる。そして…

男子の発言からよむホワイト・タウンの詳細
・反戦テーマなのにウリがリアルな戦闘シーンってのが、もう、悪い冗談だろ?(琉夏)
・学ぶことはあったけど、エンタメとしてはちょっとな…(嵐さん)
・ちゃんと時代考証とかもしっかりしてたし。割と良かったかな。(新名)
・題材は悪くないのに、演出がな。/明日になったらきっと内容も忘れてる。そんな映画だ。(設楽)

全てにおいてリアルさに拘った海外の戦争映画。嵐さん/新名の感想や、聖司さん相手に「最高でしたね!」と褒めたときの「もう少し過去の名作を見ていれば、そんな的外れな感想も出ないんだろうけどな。」という反応から、映画自体のクオリティはそこまで……といったところでしょうか?男子達からの評価も、様々な理由から良くありません。

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:××】
琉夏の心のやらかい場所を締めつけてしまう作品其の2。即帰宅もやむなし…。

・琥一【最高評価:〇/最低評価:×】
おお、どっからCGか、全くわかんねぇ。
情緒ね~~~~!!!!w 戦争映画の感想それ??!
これは玉緒にも似たことが言えると感じていますが、琥一は基本的に今までの実体験の有無で心が動くかどうか決まるタイプですよね。悪い言い方をすると共感の幅が狭い(=未知の感情へは心を委ねることができない)。良くも悪くもGS男子は現実……!


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:××】
褒めると「俺、ああいう重苦しいの苦手だ。ハァ。」と返され、即解散となります。普段からストイックで多忙な嵐さんは余暇くらいは楽しいことに使いたいと感じているのでしょう。

・新名【最高評価:〇/最低評価:×】
映画ファンとして、自分事ではなく作品としてどうだったかに徹して鑑賞している新名。「時代考証しっかりしてた」と鑑賞後にぱっと判断できるあたり、流行/学力キャラとして完璧…!!!!!

・玉緒【最高評価:△/最低評価:××】
最高評価で△という、玉緒史上最も苦手なジャンルの映画。戦争映画って、人類が二度と過ちを犯さないように…というメッセージをエンタメの力を通して後世に伝える側面もあるかと思うので(あくまで役割の1つですが)、玉緒が私情で「観てて辛いだけなんだ…」と言うのは個人的に意外に感じました。なるほど。


・設楽【最高評価:〇/最低評価:×】
とはいえアータは割り切りすぎでしょうが!w
でも「もう少し過去の名作を見ていれば、そんな的外れな感想も出ないんだろうけどな。」という台詞から、たくさん映画を観てきた人なんだろうなという、芸術キャラとしての矜持を感じました。





★抱擁の季節

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上映期間:2年目12月~2年目2月末
はばたきネット説明文:
辛い恋を繰り返した過去から、恋愛に対して臆病になる男女の甘く切ないロマンス。自信の持てない2人の恋のゆくえは?

男子の発言からよむ抱擁の季節の詳細
・別れんの切れんのとダラダラ2時間……テレビでやれっつーんだよな?(琥一)
・やっぱ女はこういうのが好きなんか。俺にはムリ。(嵐さん)
・ベタな展開だったけどまたそれがね!やっぱいい、王道って!(新名)
・何度も見てるけど、毎回新しい発見がある作品だ。(設楽)

白黒/吹き替え無しの往年の名作恋愛洋画。聖司さんの発言をみるにリバイバル上映っぽいんですよね。はばたきシネマ色々やってるね。
男子達からの評価はおおむね最悪で(即帰宅の××選択肢率が異常に高い)、まあ男子高校生と白黒恋愛映画は相性悪いよね……といったところ。しかし新名先生の評価には注目だ!

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:××】
「女優はきれいだった。」の評価に笑う。他人の惚れた腫れたを2時間みるのはだるいのでしょう。琥一も同じことを言いますが「テレビで観ればいい。」ってのに桜井家の金銭事情を感じます。今後は高校生3人一緒に行くと1000円になるやつ使いな~!(このシステム調べたらGS3発売前の数年だけ実施されてた古のやつでしたww)

・琥一【最高評価:〇/最低評価:××】
ルカとほぼ同じ評価。別れんの切れんのとダラダラ2時間…にわざわざ貴重なバイト代払えないよな!


・嵐さん【最高評価:△/最低評価:××】
最高評価△という、嵐さんが最も苦手なジャンルの映画。そりゃそうだ。女の考えることはわらかんよな。

・新名【最高評価:◎/最低評価:××】
主人公がハズレだったねと言うと、気分を害して唯一帰宅してしまうのがこの作品。映画好きな人には外せない名作、それが抱擁の季節……!
新名が◎評価出すのは今作のみなので(シビア!)、深みのある作品なんでしょう。

・玉緒【最高評価:〇/最低評価:××】
往年の恋愛映画に「僕にはまあまあかどうかも分からなかった……」「やっぱり女の子はこういうのが好きなんだな。僕は辛かった…(帰宅)」という玉緒の評価、だいぶ萌えポイントだ…!と感じています。女の子って難しいよね、玉緒…。


・設楽【最高評価:〇/最低評価:×】
恐らく家族とも何度も観ているであろう往年の名作に〇評価を下すのが、特段彼自身の好みではないことを示していて笑えます。聖司さんが◎評価を出すのはホラー映画のUSHIRO-牛牢-のみ!最高!





★レッドレーサー7000

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上映期間:2年目3月~3年目5月末
はばたきネット説明文:
「追跡者」と呼ばれる正体不明のドライバーに挑むため、世界中から腕に覚えのある男達が集まった。無敵のマシーンを駆り、ストリートで繰り広げられるハイスピードバトル。

男子の発言からよむレッドレーサー7000の詳細
・こういうのは、コウと観りゃ良かった。(琉夏)
・おお。どうなってんだ、あの運転?世の中スゲェ奴がいんだな?(琥一)
・映画館で観てこそのあの迫力だよなー。うん、良かった!(新名)
・観てるのもほとんど男だったし。/最後はちょっと興奮したけど。(玉緒)

春休みやGWに映画館で観るのが楽しいワクワクハラハラのカーアクション洋画。男子高校生達の評価も上々。アクション映画苦手な玉緒が少し興奮したと言っているので、ハラハラした盛り上がりもしっかりあるジェットコースター的なエンタメ映画だと推測します。

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:×】
嗜好的にも一致してますし、しっかり楽しんだ様子!

・琥一【最高評価:◎/最低評価:××】
コウちゃんはレッドレーサーが大っ好き!!!!!素直~~~!!!!!
××評価で「黙っててくんねーか?独りで観に来りゃよかったぜ。」と言われるので、自分の趣味に対していっちょ噛みすんなよ!っていう姿勢もみてとれて良いです。


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:×】
「息すんの忘れるくらい面白かった」と言いつつ〇評価に収まっているので(肉体派アクションのCOBRAは◎評価)、肉弾戦かどうかはかなり大切な観点なのでしょう。ブレない。GS3の映画ラインナップにはないけど香港映画好きそう。

・新名【最高評価:〇/最低評価:×】
傑作ってほどではないけど、頭空っぽにして楽しめた~!て感じでしょうか!

・玉緒【最高評価:〇/最低評価:×】
生身の肉体で戦うHEAVY METAL COBRAほどの嫌悪はないけど、やっぱりスピード感で構成されたアクション映画は苦手な様子。玉緒の好み、かわいいよなあ…(しみじみ)


・設楽【最高評価:△/最低評価:××】
ボロクソ言っていたリーサルマジシャン2よりも平均評価が低いという(最高評価すら△)、設楽聖司史上一番興味がない映画が今作。途中で寝ます。
リーサルマジシャン2には憎しみを抱いていましたが、観た後に何も残らないエンタメに徹したタイプの作品に対してはただただ無か。





★チェルシーの悩み

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上映期間:3年目6月~8月末
はばたきネット説明文:
ちょっと不思議な日常を、ませた女の子の視点で描くフランス映画。古いアパートに母と2人で暮らすチェルシーには、人に言えない悩みがあった。チェルシーの悩みとは?

男子の発言からよむチェルシーの悩みの詳細
・褒めない人がダメって感じがさ、めんどくさい。(琉夏)
・途中ダレたもんな。あれで評価変わる感じ。(新名)
・芸術性は高いのかもしれないけど、もっとわかりやすいのがいいな。(玉緒)
・雰囲気は出てるけど、それだけだ。/及第点はいってるだろ。ギリギリだけどな。(設楽)

リテラシーを要求されるアンニュイで洒脱な雰囲気のフランス映画。はばたきシネマは夏休み時期に単館上映作品のようなフランス映画公開して大丈夫?!という興行的な心配を勝手にしてしまいました。新名/設楽の発言から、映画自体のクオリティはそこそこ担保されてるんでしょうか…?でも琉夏の発言が全てな気がします。笑

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:××】
心底興味がない。「褒めない人がダメって感じがさ、めんどくさい。」と言ったり、最低評価が××なあたり、好いている人に対しても思うところがありそう。

・琥一【最高評価:〇/最低評価:×】
心底興味がない其の2。寝てた。
ハズレだったねと言うと「オマエがつまんねぇんじゃ、丸損じゃねぇか?メシでも食やぁよかったな?」と言われるので、粗野なお兄ちゃんとデートに来ている…♡♡と感じて、個人的にドキッとしました。


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:××】
心底興味がない其の3。そりゃそうすぎて最早誘った方が悪いのではと感じる。
褒めると「そっか。おまえとは合わないっぽいな。こういう面では。」、貶すと「うん。こういうとき、共感できるのってなんかいいな。」と言われるので、またもや健全な自立した精神を感じてLOVEになります。(※褒めると即帰宅されるけど、2時間我慢させたからしょうがない。)(嵐さんに甘い)

・新名【最高評価:〇/最低評価:×】
ダレたと言いつつそこそこの評価はしている様子で、ハズレだったねと言うと「え、あれでハズレ?きーびし」と言われます。新名先生映画レビューブログやってる??

・玉緒【最高評価:〇/最低評価:××】
「僕には分からない面白さがあるんだろうな。」「へえ、そんなに良かったんだ。僕の理解が足らないだけなのかな……」と、素直に分からなかったと伝えてきます。最低評価××なので、相当腑に落ちなかった様子。珠美から引き継いだ"重めの性質を持って生まれた玉緒"を感じてぐっときます。

・設楽【最高評価:〇/最低評価:×】
褒めると「おまえは雰囲気に流され過ぎだ。」と言われるので、それ以上でもそれ以下でもない評価だったのでしょう。






★流氷物語~迷子のアザラシ~

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上映期間:3年目9月~11月末
はばたきネット説明文:
北極圏に住む生き物の姿をとおして、地球温暖化に警鐘を鳴らすドキュメンタリー。流氷に乗った子アザラシの運命は!?

男子の発言からよむ流氷物語~迷子のアザラシ~の詳細
・ホント、授業で見せられる映画みたいだった。(琉夏)
・もうちょい踏み込んだ内容ならな。惜しい感じだ。(嵐さん)
・来た甲斐があった。いい映画だったなー。/オレは、まあまあより上かな。微っ妙にだけど。(新名)

男子達の話を聞いても、はばたきネットの説明文以上の要素が見当たらない……!子アザラシをメインに据えたドキュメンタリー映画
動物好きの嵐さんの評価がかなり真に迫ってて参考になります。映画作品の出来としても平均よりは上ってところですかね。男子全員 評価の幅に◎と××がないのも、動物ものドキュメンタリーっぽいな~と思います。

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:×】
褒めると「特に終わったあとがね。やっと休み時間って感じ。」と上手いこと返されます。せっかくの休みに勉強させてごめんね。

・琥一【最高評価:〇/最低評価:×】
上映中散々寝たあとの「金払って、勉強させられた気分だな。」は笑いました。せっかくの休みに勉強させてごめんねpart2。


・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:×】
最高だったね!と言うと「最高?あれが?わっかんねー…」と急にめちゃくちゃ思うところがありそうなの、嵐さんという人間を感じます…!
先輩組が「考えさせられた」という内容に対して、「もうちょい踏み込んだ内容ならな」と言い切るの、自身が動物に対してしっかり思い入れがあるんだな…と思いました。

・新名【最高評価:〇/最低評価:×】
映画作品として淡々と評価しつつ、「来た甲斐があった。いい映画だったなー。」とのことなので、新名個人としても楽しめたっぽいです。よかった!

・玉緒【最高評価:〇/最低評価:×】
「こういう考えさせられる作品は、僕も好きだ。」とのこと。突っ込んだ感想訊いたら、私情ではなく普段の勉強で学んだことの観点からしっかりと答えてくれそう。安易なエコブームには一家言あるクチだから…。
あと単純にドキュメンタリー映画が好きなのかもとも感じました。(ただのアザラシ好きパターンも可愛いので可です)


・設楽【最高評価:〇/最低評価:×】
「いい刺激になった。考えさせられる。」とのこと。先輩組の動物への妙な解像度の低さ、なに…?






★グレート・ウィザード

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上映期間:3年目12月~2月末
はばたきネット説明文:
古の時代より封印されていた邪悪なドラゴンが蘇り、世界の危機が訪れる。邪悪なドラゴンと魔法使い一族の戦いを描くハイファンタジー。

男子の発言からよむグレート・ウィザードの詳細
・俺、面白かった。CGってわかってても、本物みたいでさ。(琉夏)
・ちょい、期待しすぎた。かも。(新名)
・壮大で、技術の凄さは感じたけど、全体の評価はそんなものかな。(玉緒)
・少なくとも世間で騒がれてるほどじゃないな。ちょっと期待外れだ。(設楽)

広報に気合が入っている美麗CGファンタジー海外映画ってところでしょうか。クリスマスや年末年始に被せた冬休み映画なのもそれっぽい。男子達の発言をまとめると、脚本や構成がイマイチだったのかなと感じます。
余談ですが、丁度この記事を書き始めたタイミングで映画館にシャ〇・チーを観に行ったため「2021年にグレート・ウィザードやっとる!?!!」と脳がバグりかけました。(シャ〇・チーは面白かったよ)

男子個人の作品評価

・琉夏【最高評価:〇/最低評価:×】
琉夏は誕生日に写真集をくれるところやファンタジー要素の強いアニメ映画を評価している点から、映像が美しい作品が好きっぽいので 綺麗なCGの今作は楽しめたのかなと感じました。なんといっても竜でてくるしね!

・琥一【最高評価:〇/最低評価:××】
えっ この作品で即帰宅××評価なの?!?そんなイヤ!?と個人的に驚きました。ファンタジー作品だからアニメと同じ枠なのか…?(なにか明確な理由考察されてる琥一彼女様いらっしゃいましたら、よければ教えてください。※)
GS3の映画ラインナップにはないですが、ヤンキー映画とか任侠映画は◎評価出すのかな コウちゃん…。


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※20211104追記:
歯さん(@toooth5622)から何故 琥一の評価が××なのか、下記考察をお送り頂きました。ありがとうございます…!

・琉夏がいつか自らいなくなる気かもしれない…と心配している琥一は、特に3人でいるときに顕著になるが「琉夏がいなくなることで迎える(主人公と琥一の結ばれる)ハッピーエンド」を何より嫌がっている。
琥一はドラゴン(=琉夏)が退治され、いなくなる事でハッピーエンドになる物語に拒否反応を示している。

琉夏は「ドラゴンがいなくなるハッピーエンド」と推測される映画を好意的に受け止めている。

・“一見無難と見せかけて隠れセンシティブ罠”デート先

EDへのフラグ立てが全て終わっている時期(3年目冬)にこの映画が公開されることで、より明確に2人の感情が浮き彫りになる。

兄弟もGS3も、とんでもない…………!!!

兄弟の感情にも映画の公開時期にも意味があることにビックリしてひっくり返ってしまいました………………。どこまで深いゲームなのGS3…?!
わかってはいましたが、自らの考えの甘さも反省致しました。
歯さん、教えてくださって本当にありがとうございました…!(大震え)
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・嵐さん【最高評価:〇/最低評価:×】
「面白かった。続編、出りゃいいな。」とのことなので気楽に楽しんでくれた模様。主人公がまあまあだったねと評すと「まあまあでも、楽しめたならいいんじゃねー?」と言われるので、この台詞から彼の娯楽に対する姿勢が伺えます。

・新名【最高評価:〇/最低評価:×】
「なんかこう、足りねぇなーみたいな?」「最高点はあげらんねぇかな。オレは。」とのことなのでまあ楽しんだものの減点ポイントは多かったようす。新名は前評判しっかり知ったうえで鑑賞してそうなので、余計と「そんなにか?」と思ってしまったんでしょうか。

・玉緒【最高評価:〇/最低評価:×】
総評:それなり。月並学園物語を評価している点から、やはり自分の中に近しい感情・実体験があるかないかは、玉緒にとって作品を受け取るときの視点に反映されるのかなと思いました。


・設楽【最高評価:〇/最低評価:×】
「…前評判に影響されたか?みんなのNO.1がおまえのNO.1か?」とユーモアある切り返しをしてくれてLOVE♡になっちゃう。
ハズレでしたねと言うと「おまえにそう言われると反論したくなるけど……まあハズレはハズレか。」と返答されるので、彼個人としても平均以下の評価だった模様。




★おまけ:蓮見くん攻略中のみ鑑賞できる作品

画像16

上映期間:3年目8月5週目~3年目2月4週目

デートイベントの発言からよむ作品の詳細
・ぜんぜんストーリーが進まない……(主人公)
・セリフもチンプンカンプンだし……(主人公)
・やっぱり古典は観る度に新しい発見があるな…(蓮見)

監督の没後10周年の日に一回限り記念上映された表現主義の古典映画。蓮見くんはこの作品が大好きで何度も観たとのこと。主人公は「蓮見くん、こういうのが面白いのかな?」「ハァ~……起きてるので精一杯。やっと終わった。」と全く楽しめなかった様子。


画像17

ちなみに天使ルートでのみ蓮見くんとは2回映画館デートに行けるんですが(本編画像は1回目と同じ)、2ndデートで鑑賞した作品は、1アングル1カットで見せる30分を超えるモノローグをつかった究極の映像表現を求めた映画(蓮見談)でした。主人公は「難しい…長い…」と今度こそ爆睡。「鑑賞能力を上げるためには、たくさん観なきゃ」じゃね~のよ蓮見ィ!!!!!!



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以上で映画の内容の考察が終わりました。(クソ長いのに読んでくれてありがとうございます)

ここからは各男子の好き/苦手な映画及びそこからみえる人となりをまとめていきたいと思います。




各男子の人となり考察

琉夏

◎評価映画(太字は評価軸が◎/×/××の作品):
USHIRO-牛牢- / HEAVY METAL COBRA

××評価映画(太字は最高評価ですら△の作品):
月並学園物語 / 大隕石 / ホワイト・タウン / 抱擁の季節 / チェルシーの悩み

彼の人生や性格を考えると納得ですが、こうやって並べてみると琉夏と映画館に行く行為自体がかなりセンシティブですね…。GS3男子最多の12本中5本が××評価で、人間が大量かつ無作為に死んでいくであろう大隕石が1番苦手………。
好きな作品はアッパーに楽しんでくれていて、具体的な感想を言葉にすることはほぼありません。自分の心の中で処理するタイプ。
ところで時折会話に挟まれていた「テレビでいい」発言については、琉夏も時々は桜井家に帰省する様子がみられることから、もしかしてテレビでみたい映画放映するときに合わせてしれっと帰ってる…?!とちょっと思ったりもしました。


琥一

◎評価映画(太字は評価軸が◎/×/××の作品):
月並学園物語 / レッドレーサー7000

××評価映画(太字は最高評価ですら△の作品):
USHIRO-牛牢- / とんがりボウシ / 抱擁の季節 / グレート・ウィザード


自分の趣味に対しては徹底的に拘り抜く彼ですが、映画については「オマエ、厳しいな……アクションつったら、こんなもんだぞ?」の台詞からも読み取れる通り、日常の中の娯楽として気軽に楽しんでいるコウちゃん(ホワイト・タウンへの評価も顕著で面白い)。なので、つまらないと感じるとすぐに寝ます。自分の趣味に合うまたは共感できるかが評価軸。
また、偏見がえげつないところや笑、金銭面的な意味で観る目がシビアになっている面があり、そういうところからも今を生きている人間を感じました。

月並学園物語◎評価萌えの件は一生語り継ぐからよ……………!!!♡♡♡
(なにが可愛いって高校入学直後という時期に◎評価出してるところなんですよね♡♡♡)


20211010追記:上記にあるようにレッドレーサー7000を貶すと即帰宅&他の男子も◎評価の作品を貶すと必ず××評価になり帰ってしまいますが、月並学園物語だけは貶しても×評価なので帰りません。
こっちからしたら別にそんなの気にしなくていいのに、◎評価なの恥ずかしいと思ってるんだ…!♡という男子高校生なりの男のプライドを感じました。

20211015追記:卒業前下校会話で「何もねぇ、そこら辺のつまらねぇ青春時代みてぇなのが、まぶしい奴も居るってことだ。」と言われることに気付きまして、月並学園物語◎評価の件は 萌えのやつには変わりないものの、彼の生き様からの評価だったんだなと知り、切なくなりました。


嵐さん

◎評価映画(太字は評価軸が◎/×/××の作品):
HEAVY METAL COBRA

××評価映画(太字は最高評価ですら△の作品):
大隕石 / ホワイト・タウン / 抱擁の季節  / チェルシーの悩み

肉弾戦一強!!!!!!小難しいのと重苦しいのはわざわざ休日使ってまで観たくない!!!!!以上!!!!!!

映画の好みでここまで分かりやすく性格が出るとは…!「DVDが出てから観てもよかった。」「だな。元はとれた。」「2時間は長すぎだろ、あれ。30分でいい内容だった。」など生々しい評価台詞も本当に最高で、嵐さん生きてる…!!と考察中1000回くらい思いました。
褒めてはいるけど冷静な〇評価が多いあたり、映画はフィクションでありそれ以上でもそれ以下でもないただの娯楽という考えのもと、わりとどんな作品も楽しんでくれる人ですね。(動物ドキュメンタリーにだけ強めの思想を感じたのもまた一興)

あと青春組は二人とも自分と他人の切り離しが抜群に上手いです。
主人公と意見が対立したときも「そっか。俺はこう思った。」とサッパリ返してくれるので、気を使わないで本音でお喋りできるなと感じました。


新名

◎評価映画:
抱擁の季節

××評価映画:
なし ※抱擁の季節に対してハズレだったねと言うと××評価

はばたき映画時評 ムービーウォッチメン~~~~~っっっっっ!!!!!!!!!!!!

あ~まりの結果にまとめながらニチャニチャ笑ってしまいました…………。
某T〇Sラジオ番組や各種映画雑誌、映画紹介メディア、映画ファンのレビューブログやらを逐一チェックしてるやつの評価基準なのよ……………!!

どんな映画にもいいところと悪いところがあるので 主観ではなく客観的に、かつ作り手の視点など(キャラ作りや物語構成の仕方とかもわざわざ勉強してそう)、できる限り多角的に観てシビアに評価を下す新名先生。名門はばたき学園を学年首位で入学するくらいですから時代考証もバッチリ。ひぇ…。なに…?

正直デートで毎回このスタンスだとちょっと痛いというか、新名自身の等身大の意見が聞きたかったり、腹が立つ日もありそうだなと思いつつ笑(空気読めるから蓮見くんのように彼女の気は削がないとは思うが)、2年目からの参戦なのが本当に惜しく感じます。
先生のとんがりボウシ評ききたいよ!!ていうか先生の映画レビューアカウント教えてくれよ!!!蓮見と映画トークしてくれよ!!!!(地獄絵図)


玉緒

◎評価映画(太字は評価軸が◎/×/××の作品):
月並学園物語 / リーサルマジシャン2

××評価映画(太字は最高評価ですら△の作品):
HEAVY METAL COBRA / ホワイト・タウン / 抱擁の季節 / チェルシーの悩み



我が強すぎるwwwwwww
◎評価以外絶対に許さないお気に入り映画が2本あるのは玉緒だけです。新名と真逆すぎてまとめながら大笑いしてしまいました。
紺野家の末っ子長男がお通りぞ!!!!!

とにかくめちゃくちゃ自己投影して観てる1番いるタイプの観客だと思います。自身が生徒会長で高校生活に全力で身を投じているから青春映画で感動するし、戦争映画は辛いから苦手、肉弾戦にはトラウマ有、ブラックな笑いは大好き、アニメ映画にも偏見を持たない。小難しい『抱擁の季節』や『チェルシーの悩み』に対しては素直に分からないと話し、変に通ぶったりはしない。

平成初期生まれの男子を煮詰めた最終形態が…玉緒………?(違う)


設楽

◎評価映画(太字は評価軸が◎/×/××の作品):
USHIRO-牛牢-

××評価映画(太字は最高評価ですら△の作品):
月並学園物語 / とんがりボウシ / リーサルマジシャン2 / レッドレーサー7000


設楽聖司は、B級映画が好きっ!!!
いやもうこの宣言に尽きるラインナップです。名作と呼ばれる映画なんて殆ど観ているだろうに、行きついた先が USHIRO-牛牢-…。

ルートを多少やり込まないと聖司さんがB級映画好きと気付きにくいにも関わらず(食と映画は一応別モノなので)、このキャラ造形は凄まじいと思います。
この映画考察をするまでは、聖司さんは洗練された一流の作品を知ってるからこそパロディや工夫が散りばめられた低予算作品が好き…という考え方が正答かと思ってましたが、そうではなく むしゃくしゃしてパッパラパーになりたい日にB級映画を観てるのかもしれないなと思いました。
設定ガバガバ脚本、美女のスプラッタ、一切尊ばれない生命、執着と拘りのモンスター造形、噴水血液、怪作を見つける宝探し感………好きなのか……設楽聖司………。

レッドレーサーについては「好きの反対は無関心」を地でいく低評価っぷりでした。寝てたから内容知らんだろうに××評価すな。
似たアクションものだとHEAVY METAL COBRAは楽しんでいた様子なんですけどね。


最後に、先輩組は相手と意見が対立したときにめちゃくちゃ感情的になってから帰宅するのやめてください!!!!!(コウちゃんと嵐さんはサラっと帰る)




あとがき

個人的な話、映画館デートって地味に断られ率も高いし、ときめき会話も発生しないので優先順位が低く、頻繁に足を運ぶことはなかなかしていませんでした。ですが映画の内容への反応は勿論、主人公と意見が違った時の対応で彼らの人となりがみえる、大変特別なデートスポットでありました。完っ全に人間のやつです。
考察中 何度もGSのキャラクターの作り込みの凄まじさを感じ、ひれ伏しました。本っ当に素晴らしいゲーム………!

ちなみに、過去作でも映画考察してみようかな?と思いまずGS2に手をつけたものの、反応が画一的なため映画内容の詳細が分からず、イマイチ深いところまで踏み込めませんでした。
佐伯さんとハリーが大作映画好きだったり、天地が全然映画好きじゃなかったり(オモロい)、シビアな眼を持っているであろうクリスが映画の内容よりも誰と観に行ってどういう思い出を作れたかを大切にしている言動をとるのは、らしくて良いな~と思いましたね。

さて。
この考察をしだして、”ない映画”のシナリオ12本分すべて説明できるようになりました。(狂気)

はばチャ編集部~~~~!!!!雇ってくれ~~~~!!!!では!



☆追記
車掌さん(@shiyashiyo_GS)がGS1の映画考察記事を世に放ってくださいました!とっっっっっっても最高なので是非!!
https://privatter.net/p/8028211

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