日記2

最近はもっぱら、生き方がわからない。

簡単に正解を出す方法なら知っている。
”自分が今一番何をしたいか”だ。
自分の中の最優先を考え、それが自分のキャパの何割を占めているのか。
そして空いた隙間に何を入れることができるのか。どれくらい余白が欲しいのか。

この考え方で頭の中を整理していけば自分が何をして生きればいいのかくらいはすぐわかる。生き方が分かればそのための大胆な行動もしやすくなるものだ。

この思考の問題点は、正解などすぐ役に立たなくなるということだ。

正解が出たら解決、なんてことがあればこの世界苦労する人など一人もいなくなるだろう。


部活を頑張りたいから、部活を頑張って、余裕のできたところで恋愛でもして、好きな漫画を読んで、そうしていれば満足できるだろうか。

部活なんてどうでもよくて、恋愛に重きを置いて、好きな人と付き合ってたくさんデートに行って、気が済むまでセックスしていれば満足だろうか。


正解が信用ならないどころか、僕は今自分の中の優先事項すら見失っているわけだが、ぱっと思いつく限りで言えばセックスはしたいし、少なくとも可愛い女の子とスキンシップでも取ってあわよくば胸くらいは揉みたいと思っている。あとはぐっすり寝たい。

この願いを叶えるためには今すぐ美容院に行って身なりを整え手当たり次第女の子に連絡をするか、既に仲のいい女の子と二人で遊びに行きホテルに誘うかだ。

恋愛に関して言えば、今は「好きって何だろう」の状態である。
でも多分答えは出ている。多分、この気持ちに従えばそれなりに信用できる正解になると思っている。
ただ、多分もうそれは手遅れなんだと思っている。
そのためにはもう道を間違えすぎたのだ。ぜんぶ自分が悪いし、ここからもうワンチャン!と厚かましくセカンドチャンスを狙うつもりも勇気もない。

間違えた道はもちろん後戻りはできないし、綺麗事を並べるならこの先の人生に生かすしかないのだが、今から生かしたところでこの先の満足度が100%になることは絶対にないと断言できる。


僕の人生はもう折り返していて、下がるしかないところまで来ている。
僕の人生のピークは高校生の間に過ぎた。

当時付き合っていた彼女とカラオケに行って一曲も歌わずに3時間手をつなぎながらおしゃべりをした時、夜中に電話して静かに笑いあった時、海に花火をしに行った時、

全く未練があるわけではないのだが、あのころが一番「幸せ」を感じていたし、充実していたと思う。
あれが「好き」という感情だとたまに思い出すが、思い出すたびに今の自分にはその感情が枯れていることに気付いて虚しくなる。


この終わった人生に今一度潤いをもたらせるとしたら、まずは今のなにもかもをリセットする必要があるように感じる。


自分の最優先が好きな人と結婚することだとしたら、じゃあそれ以外の人間関係からリセットして、腐った自分もリセットして1から生きなおしてみればと思う。
それくらいの大胆さが、今の僕には必要だと思う。

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