チャンスボタン激パン人間

まるおです。


チャンスボタンを押す時にその人の個性が出るわけですが、なかなかどうしてあの空間には色んな人がいるもんだなぁと驚かされるものであります。小職は場面に応じて様々な押し方を試みますがいっこうにうまくいきません。かつて職場にも小職、小職と自分のことを呼んでいるお偉い方がいらっしゃいましたが当人が退職の際に「小職さんへ」とメッセージを書いた下っ端がおりまして、目を疑った次第であります。


話をあの空間にもどしまして、チャンスボタン激パン人間には毎度驚きと興奮を頂き、まさにsurprise and exitingという空間のコンセプトにぴったりなわけですが、surprise and exitingとはこういう事なのかと再認識させられつつも、どうもスッキリしない今日この頃です。偶然の一致か、当人達が寄せてきているのか定かではありませんが、十中五六は激パン人間の頭頂部が禿げ散らかしたうえにあそばされた後、あらされていらっしゃるわけであります。


あの空間にはさまざまな儀式が横行しており、カオスさながらではありますが、おしぼりなるもので画面を綺麗に拭く者は海に生息しています。それはもう画面を拭いています。そんなに曇っているのか常人の私なんかには判別不能ですが、やはり綺麗な画面で打つ海は格別なわけであります。まさにクリーンな海を目指しているものであり、これは環境問題にも一石を投じているのではないかとおもんばかってしまいます。


ついでにリーチがかかろうものなら例えそれがハズれたとしても、画面に止まるその瞬間に合わせてハンドルをトントン。外枠をトントン。手前でハズれれば右外枠を、通り過ぎてハズれた日には左枠をトントン。私が見た台の説明書には外枠のセンサーについての記述は一切ありませんでしたが、トントンして反応が無ければ、また台を拭くんですね。


あんなに綺麗にした画面を渾身の力でグーパンチしている時には、「小職さんへ」というメッセージを見つけた場面がフラッシュバックされてしまいましたが、台に思い知らせる必要があるわけであります。降臨したマリンちゃんが画面奥に吹っ飛びそうな必殺技です。マリンちゃんが吹っ飛んだ際にはそれこそグーパンチが台に正常に作用した証となるわけですが未だに見る事が叶いません。見事マリンちゃんをKOした記念日にはダブルリーチはノーマルリーチだけで当てるしか道が残されていないわけですが、まったくもって当人達には関係ない話であります。


外枠を撫でている事もありますが、これは台を愛でる行為です。画面をグーパンチした後に、「さっきはすまなかったな」と。まさしく強ツンデレの鏡。偶然にも大当たりした時にはムツゴ○ウ王国ゾーン突入の合図です。「よくやった!さすがおれの見込んだ台だ!」と内心では絶叫状態なわけであります。こんなアメと鞭を使い分けられては115番台だか116番台もたまったものではありません。


まぁハタからみていればかなり忙しそうで疲れるのではなかろうかという疑念も浮かびますが、祈りの儀式は総じて一筋縄ではいかないものであります。とうていチャンスボタン激パン人間の核心には辿り着けない午前様を迎え、次回へ持ち越そうと決意した次第です。

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