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抗がん剤の副作用の脱毛について~いつから脱毛は始まるの?眉毛はまた生えてくるの?~

こんにちは。今回の動画では、抗がん剤の副作用として起こる可能性がある「脱毛」についてお話しします。

脱毛が始まるタイミングや毛が再生するかどうかという質問を多くいただくため、その疑問を解消しましょう。

抗がん剤治療が始まると、一般的には2週間から3週間後に脱毛が始まることが多いと言われています。



上記グラフは一例です。
これは個人差があるので、全ての人が同じタイミングで脱毛するわけではありません。
脱毛範囲は髪の毛だけでなく眉毛・まつ毛にも影響を生じる場合があります。

また、全ての抗がん剤が脱毛を引き起こすわけではありません。
治療を受ける前に、担当医に使用する薬剤の具体的な副作用について尋ねることをお勧めします。

多くの方が気になる点である「毛はまた生えてくるの?」について説明します


多くの場合、抗がん剤の治療が終了した後、数ヶ月内に毛髪や眉毛は再生し始めます。

ただし、1年経過して生え揃う方もいれば、1年経っても以前の様な毛量まで増えなかったり、なかなか伸びないなど、人によって再生速度や生え方は異なります。

また、再生後の毛髪は元の毛髪とは異なる色や質感を持つこともあります。
眉毛も同じで、薄っすら生えてくるが、完全に元の眉毛の毛量に戻るのには、数年かかる場合が多いと言われています。

治療の過程で脱毛を経験することは精神的にも大変なことです。
現在では、髪の毛には医療用ウィッグで外見のケアを行うことが一般的に知られています。

では眉毛の脱毛ケアに対しては毎日メイクして描く以外に方法はにないのでしょうか?

いいえ。メイク以外にも眉毛が抜ける前から事前に脱毛の対策をする方法があります。

それは、私たちが推奨している「がん医療アートメイク」です。

「がん医療アートメイク」は、脱毛した眉毛を自然に再現する技術であり、患者さまが自信を持って日常生活を送れるよう、外見のサポートを行います。
眉毛が脱毛しても、もともとあった眉の形のまま、医療アートメイクで描いた消えない眉毛があることで、お顔の印象も変わることはなく、治療前のあなたと変わらぬ表情で生活することができます。

あなたの眉毛や髪の毛はあなたのアイデンティティを表現する大切な要素であり、私たちはそれを尊重しています。

がん医療アートメイクは、脱毛による一時的な印象の変化を緩和し、あなたが自信を失うことなく、自己表現を続けられるように支援するものです。

また、その技術だけではなく、患者さまへの対話を重視したケアでもあります。
一人ひとりの状況や心情に寄り添ったアートメイクを提供することで、外見だけでなく内面のケアも行います。
眉毛を維持する医療アートメイクがこれから抗がん剤治療を行うあなたのおまもりになると信じています。

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回も引き続き私たちの活動を応援していただけると幸いです。

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