見出し画像

計画の立て方

私は某国立大学に在学しています。といってもそれほど賢いところではないのですが。受験のときは周りの子が多く塾に行く中で一人頑として行きませんでした。「一人でやってみたい」という気持ちが強かったのでしょう。とにかく、自分には何が足りないかと内省する日々でした。毎日がPDCA(plan-do-check-action)の1サイクルのようでした。朝起きたら必ず今日やること、寝る前にはどのくらい進んだか。模試の後には合格のためにどのくらいの知識が必要かを確認する。つらくも学びの多き日々を過ごしたのを思い出します。

話は変わりますが、今月、初めて彼女と一か月の目標を見せ合うということしました。その差にまず驚いたのは彼女の方でした。
「私よりめっちゃしっかりしている」
年の功といえども上から目線甚だしい。そんなことを思っているとどうやって計画立てるのと聞かれました。そんなことからこの記事が生まれました。

さあ私の考える計画の立て方を紹介します。

計画の型

私は簡単に二つに分けました。
TODO型、願望型。読んで字のごとくです。

TODO型はタスク型と言い換えもできます。例えば、毎朝走る、朝は6時に起きる、スマホは22時に電源を切る、などなどです。ここで計画を立てるポイントです。それは数字で表すということ。具体的に書くことが何より大切です。たとえばTODO型の例を使うと、走る習慣をつくる、早起きをするスマホはながなが触らないという計画では実際に何をやっていいか分かりませんよね。これは願望型の計画です。

願望型は動機付け。行動力です。電動自転車の動力のようなもの。漕ぐことで加速することができ、動き出さないうちは役に立ちません。計画の始まりはそれでいいのです。こんな“自分になりたい“を想像することがスタートです。しかし、それを実現可能にするためにはそれに適した形があるというわけです。

計画の単位

つぎにお話をするのは型とも密接な計画の単位です。
ここでいう単位は時間軸の話です。
結論からいえば、年、月、週、日で考える。そのときに願望型~TODO型=年、月~週、日で分けていきましょう。ということです。

先にみたように願望型は抽象的な、ある意味で妄想です。TODO型は具体的なタスクでしたよね。
例えば、痩せてモテたいという願望(その背後にあるひと時のアバンギャルドへ妄想)は抽象的です。達成できるまでは2~3か月はかかるでしょう。対してこれを叶えるためにTODO型にして1週間あるいは1日にどのくらいの運動、あるいは食生活の改善が必要でしょうか。

これを明らかにするためには数値化が必要なんです。なかやまきんに君の体脂肪率を調べ、目標にしてもいいでしょう。とにかく数字に表れる形にすることが大切です。

ここまでで計画を立てる流れが分かってきたはずです。
まずは大きな目標を立てます。
「一年後のあなたはどう変わっていたいですか」
こんな抽象的な質問への答えでも計画のヒントになります。
わたしならNoteのフォロワーが一年後1000人を超えてくれればいいな。といったところでしょうか。これが実現可能な数はよくわかりません。ただ、そのくらい増えてほしいという願望です。月単位で考えれば、おおざっぱですが月に100人ですよね。週に考えると25人、1日だと3人ちょい。こう考える最初の数週間は周りの友達に声をかければ何とか達成できそうです。

どうでしょうかかなり単純化して計画の流れをお伝えしました。本当はもう少し綿密な基準を作った方がいいと思います。

もう一つここで重要なポイント。計画を立てるのに熱心になるとそれで満足するという本末転倒的なことが起こります。本を買って、その中身までも取り入れたかのような錯覚に似ています。大切なのはやることです。うまい計画が立てられなかったとしてもやってみるうちに方向修正をしてうまくいくことがあります。“終わり良ければ総て良し”という習わしをクッションにもち、固くなりすぎないようにしましょう。

達成感とフィードバック

数値化の効用はまだあります。達成感を得られるということです。
目標によって成果がでるまで時間がかかることがあります。むしろ大半の目標は達成まで時間がかかります。ただ、数値化していれば今日あるいは今週どのくらい進んだかが理解できます。

ここの注意点。フィードバックはできたorできなかった。ではなく、今日できたことと目標のギャップに注目することです。フィードバックの本来の目的は目標の修正にあるからです。達成化は付属品と心得る。

まとめ

かなり駆け足で、ざっくりとして計画の立て方を説明しました。

ポイントは大きな願望を数字で表して、具体的で細分化された計画を日々実行していくということです。

参考になりましたか? それとも既にやっていましたか?
ここまで読んでくれたからにはなにかいいところがあったものと信じると共に、お付き合いしていただいた感謝をこめて終わります。

サポートありがとうございます。皆さんのサポートが励みになります。いただいたお金は新しい知識を得るために使います。