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#99 人生最後の日

人生を終える日、どんな気持ちになっていたら最高なんでしょう?
余命を宣告されない限り、本当にやりたいことができた人生だったのかは考えたりしません。

アメリカで90歳以上のご老人にこんな質問をした事例があります。

90年の人生を振り返って唯一後悔していることは何ですか?

これに対して、なんと90%の人が同じ答えでした。
それは、

もっと冒険しておけば良かった。

では、人生を終える日に後悔なく生きるためにはどうすればいいのか考えてみたいと思います。

知ること

先ずは、人生最後の日の前に後悔しそうなこと
いつでもできると考えていることは、
両親との会話をすること、食事をすること、旅行すること、感謝することです。
確かにいつでもできそうと考えています。

親とは離れて暮らしているので、盆と正月を合わせても2日間。一日に一緒にいる時間は6時間
残された日数が10年とすると60時間、つまり2.5日しか会えないと言うことです。

かなり衝撃的なことです。

私は今、どんな気持ちを両親に一番伝えたいのか?
その気持ちを電話で伝えてみようと思います。
毎日電話するのはちょっと照れくさいので、その気持ちを空につぶやいてみようと思います。

思い通りにいかない

人生を思い通りに生きたいと思っても中々そう簡単にはならないものです。
しかし、人生がマリオカートの無敵状態のまま進んでしまったらどうでしょう?
退屈ですぐに飽きてしまうと思います。
中々上手くいかないから人生は面白いのかもしれません。
つまり、実は今が一番面白い最中なのかもしれません。

そこに存在すること

今日も無事に生きていられること、大切な人と一緒にご飯を食べられること、一緒に笑い転げること、喧嘩できること、小言にうるさく感じること
それ以上の幸せってあるのでしょうか?
もしかしたら、そこにいてくれること、存在してくれることが、これ以上の幸せなのかもしれません。
失ってから初めて幸せに気づくと言いますが
失わなくても気づけることを意識してみようと思います。

これだけは失いたくないもの

家族、友人、仕事、財産
しかし、私たちは100年後は存在しません。
得たものを手放す時が必ずきます。
しかし、思い出だけは最後まで持って行けるような気がします。
大切な人と一緒に過ごせる日を大切にしようと思います。

それって深刻?

今の抱えている課題や悩みは、
人生最後の日であっても深刻な悩みでしょうか?
最後の日を迎えるとしたら、すべては懐かしい思い出になるかもしれません。
そう考えると、何だか可笑しいことかもしれません。
だったら、自分がいることで、誰かの役に立つことに考え悩んでみようと思います。

最後に何を見たい?

自分の一番大切にしたいことは何か?
自分だけ良ければいいのか?

覚悟という文字は「覚り(さとり)」と「悟り(さとり)」と書きます。
これをやりきるんだという覚悟ができた時、
平然と生きて行けるのだと思う。
だとしたら誰を一番笑顔にしたのでしょう?

だったら今すぐ出来るのかもしれません。

幸せは、気づくことであり、感じるものだから
幸せになるためが目的ではなく、幸せがスタートなのかも知れません。

頭が求めているものと、
心が求めているものが一緒になる時に
きっと心穏やかにホッとするひとときが見つかるのかも知れません。

あなたが、ホッとするひとときは、どんな時ですか?

人生最後の日

今日が人生最後の日だとしたら、
ご飯を食べるのが最後だとしたら、よく噛まずに押し込むのではなく、ゆっくり味わいながら噛み締めるでしょう。

家族と一緒に居られるのが今日が最後だとしたら、
学校や仕事へ行くときの「いってらっしゃい」は
心を込めて姿が見えなくなるまで見送るでしょう。

友達と会えるのが今日で最後だとしたら
仕事が出来るのが今日で最後だとしたら
これが人生最後の挨拶だったら
これが人生最後のサヨナラだったら
これが人生最後のごめんなさいだったら
これが人生最後のありがとうだったら

こんな風に考えながら
心を込めて生きていこうと思います。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。
気がついたら100日目でした。
静かに自分にご褒美しようと思います。
godaigenso


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