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#126 どんな人でも、やる気はある

働きアリの法則をご存知ですか?
集団を「よく働く・普通・働かない」に分けたとき、働きアリが全体の2割、普通のアリが6割、働かないアリが2割になるという性質のことです。
よく働く働きアリが2割ならば、3割、4割と増やしていけば非常に効率的になると考えるところですが、結局、働きアリのみを集めても、その中から6割の普通のアリ、2割の働かないアリが出てしまうそうです。

つまり、働かないアリを残すことが、結果的に働きアリが出てくるとも考えられます。このような特徴から、私たち人間社会にも関係している会社組織に当てはめて考えてみたいと思います。

働かない社員によって効率を下げられている、何もしないで給料をもらっていると考えるところです。特にやる気のある社員からしたら、不平や不満が出てきそうです。働きアリの法則で考えると、やる気社員だけを集めても、その中から6割の普通社員、2割の働かない社員をつくってしまいます。

では、どのように考えることが、組織を維持できるのでしょう。

1. やる気社員が疲れる
2. 働かない社員と交代し、やる気社員が休む
3. 働かない社員はやる気社員に切り替わり、よく動くようになる
4. 会社組織を維持
5. 1~4を繰り返す

働かない社員は、やる気社員と交代することで、上記のような動きで組織を維持してくれると考えています。

働かない社員は、単に働かないのではなく、「出番待ち」でもあります。
活躍の場を見つけさえすれば、どんな人でも役割を果たそうとしているのです。

そう考えれば「働かない社員」という、いかにも悪い印象を持つのではなく、組織を維持するために必要な組織風土だと考えています。

業績さえ良ければ、それでいいのでしょうか?

もちろん、ゴールを目指すことは大切ですが、持続的発展へと時代が変わろうとしています。
働きやすい環境、地球環境、社会貢献など財務情報や決算情報では見えてこない価値を評価する動きもはじめっています。

尺度を変えることで、新しい発見が生まれるのかも知れません。
先ずは、皆が協力したくなる環境をつくることが大切だと考えています。

今日もよい一日でありますように
godaigenso

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