皆様からいただいた大切な一筆を市に届けてまいりました!

10月21日、大町市長、教育長に皆様から皆さまから頂いた3539筆の署名簿を陳情に添えて提出してまいりました。

10月8日スタートした署名活動ですが、わずか2週間に満たない短期間にも関わらず、こんなにもたくさんの皆様に賛同&ご協力、そしてご署名いただき、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
 提出ギリギリまでどんどん届く声に、「疑問」というマグマが蓄積している現状を感じました。これまでなかなか声にならなかった(できなかった?)小学校は西小を残したい!という皆様の強い思いを、具体的に署名という形でペンを取って示して頂いたと思います。これは、やはり市民との寄り添ったコミュニケーションが不足しており、その結果が現れた重い事実だと思います。

明日24日の教育委員会では、先日のパブリックコメントの意見も踏まえ、教育長含めた5人の教育委員さんで方針が決定されるようです。
どうなるかわかりませんが、しっかり見守りたいと思います。

・10/24 (月)教育委員会定例会 10:00〜市役所西会議室
・10/26(水)総合教育会議 9:00〜市役所西会議室
 ※会議は公開されており発言は出来ませんが傍聴はどなたでも可能です


陳情<趣旨>

 大町市の学校再編はこれまで、あり方検討委員会、通学区域再編審議会にて検討が進められ、令和3年9月に学校再編基本計画が策定されました。しかしながら、それ以降、市民や保護者と離れたところで検討が進み、不安の声が多く聞かれるようになりました。このような状況に鑑み当会では市民への説明が無く理解が進んでいない、どのような視点 や評価で決定するのか見えない、費用や学校のかたちが見えたところでアンケート等にて 市民に問うて欲しいことをこの 6 月に要望書として提出させていただきました。
 その後、市民説明会などが実施されましたが、市民や保護者に寄り添った議論はなく、教育委員会より提示された仮評価表や選定プロセスに対して、多くの疑問や要望が噴出している状況はご存じと思います。事実上、第一中学校活用に動いている事に多くの方が疑問を抱いています。このような経緯から、西小の活用を願う方から本日までに 3,539 筆の 署名(電子署名含む)が集まりましたので、陳情書と共に提出させていただきます。

<私たちは以下の理由から大町西小学校を活用していただきたいと考えます>

 大町西小学校(旧大町小学校)は、一中には無い特色や魅力があり、将来の大町市の小学校 として理想的な教育環境を備えていると考えます。
 校地選定にあたり、最優先すべきは子どもたちの学びです。多様で複雑に変化する正解 なき時代を生き抜く力は、子ども時代の豊かな学び=遊びや体験がベースになって培われます。特に低学年では自然や仲間との関わりから感性や知性を豊かにすることが大切です。西小には岩魚の住む川が流れ、里山の木々が茂るトトロの森、トンネル山や遊具、シンボ ルの桜など、多様で豊かな環境があり、日々の学校生活を通して豊富な体験が可能です。 屋外にも教室があると言っても過言ではなく、まさに小学校としてのありたい姿ではない でしょうか?現代は家庭環境の変化や様々な制約から、学びのための遊びをすることが 難しくなっている課題がありますが、西小では小学校の敷地内で完結できるのです。
 この環境は一朝一夕で作れるものではありません。これまで多くの市民の思いが注がれ、150 年という長い歴史の中で地域と学校が一体となり、磨き上げてきたものです。今後もより大きな価値となって協働のまちづくりを進める大町市の魅力となると考えます。
 最後に小学校は子どもを育てる場所であり、中学校は勉強する場所です。一中活用では その負担を子どもたちに負わせる事になると危惧しています。建物が良いことだけが学びの豊かさではありません。ぜひ中長期視点に立ち、未来ある子どもたちに「大町西小学校」を将来の学び舎として贈っていただきたく、選定をお願い申し上げます。

<陳情事項>

1. 大町・平地区の小学校の校地は現大町西小を活用することを検討いただきたい
2. 議論を尽くすため 10 月での結論を急がずに選定延期を検討いただきたい

大糸タイムス


信濃毎日新聞



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