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個人的なスタッド・ランス雑感と来シーズンの展望

はじめに

2021-22シーズンからサッカー観戦をし始めて、22-23シーズンで日本代表の伊東目当てにスタッド・ランスの試合を何試合か見たけどフットボールにおけるテクニックや戦術などを語る事が出来ない人間の個人的な感想です。

①オスカル・ガルシアからウィル・スティルへの変化

サッカーゲーム「フットボールマネージャー」からサッカー監督を目指した経歴を持つウィル・スティル

プレミアリーグから本格的にサッカー見始めた人間としては、プレスに行かずリトリートでディフェンスを形成してカウンターを狙うガルシア期の戦術が超詰まんなくて、しかもリーグアン序盤の審判の意識変更も相まってレッドカード祭りの結果毎試合スタッド・ランス側がレッドカードを食らって不利になる試合ばっかりなのも詰まんなさに拍車を掛ける事になり、欧州五大リーグの全てのチームが戦術的に優れてる訳ではないって事を思い知らされましたね…
しかし、オスカル・ガルシアから監督がウィル・スティルに変わると素人目でも分かるぐらい非保持面でプレスに行くようになり、守備ブロックも整備された結果ディフェンスが見違えるようになった事、レギュラーのバログンが監督が代わっても得点で結果を残し続けた結果降格圏内スレスレだったチームの調子が上向くようになり終盤までトップ10狙える!状態だったのは記憶しておきたいです。

ただ、攻撃面はYoutubeのサッカーキングで取り扱ってる西達彦氏の「月1リーグアン」において現地の声でも指摘されてた「バログンに依存し過ぎでは?」の声は、素人の自分でも理解できるのは感じていたし実際、チームが無敗状態の絶好調期間は確かにバログンに得点面で依存してましたね(シーズン中盤までバログンの得点数がチーム得点数の半分以上という状態!)。
また、敵チームが守備ブロックを徹底的に敷いたり守備を引いて守る、相手側がボールを捨てる戦術を採用してくるとカウンター局面中心で点を獲ってたチームが手詰まりを起こすようになるのも無敗状態からそういう要素がチラついてたので、シーズン終盤の失速もまた納得できます。
チーム最大の得点源だったバログンがレンタルバックでアーセナルに出戻りする事になったので、今シーズンのウィル・スティルらのチームはどうやって大きな穴を埋めるか注目していきたいたいです。

②フォラリン・バログンの台頭や伊東の活躍


21-22シーズンはイングランド二部で3ゴールしか挙げられなかったが、22-23シーズンは大成長を遂げる

当初は日本代表で活躍してた伊東の活躍や、欧州五大リーグのフットボール面での違いを知るためにスタッド・ランスを観ようと思ってましたが、途中から「こいつ凄くねぇか?」と思い始めて「今日はどんな活躍をするんだ?」の心境まで至ったのがアーセナルからレンタル移籍で入団したFWフォラリン・バログンですね。

オスカル・ガルシア期からレギュラーとして扱われて、ウィル・スティル期でも得点力を見せ続けた結果22-23シーズンリーグアンの得点ランキング4位タイの21得点を挙げたのは流石の一言。得点力以外でも非保持面でプレスに行くときはしっかりプレスに行くなど守備面でも貢献するなど、得点力やテクニック以外でも美点があるFWだったのも好印象。
課題としてはFBREFのデータだとxGが26.6だったのに対して実際は21Gに終わった事による実際の決定力でxGを超えられなかった事や、スタッド・ランスにおける戦術がカウンター中心だったためアーセナルのポゼッションサッカーで戦術面に適応するかなどの不安もあります。
しかし、将来的には本人とクラブの契約が残り二年しかない事、本人が昨シーズンにレギュラー要求をした事やこれ以上のレンタル移籍を拒否する意向も相まってクラブ経営的にも売却が濃厚ですが、バログンが残留を選ぶのも他クラブへの移籍を選んでもアーセナル戦以外なら応援していきたいですね。


スタッド・ランス最大の移籍金1000万€で入団した伊東は主力に相応しい結果を残す

他にも、日本人的には優れたフィジカルと突出した個が求められるリーグアンで日本人WGの伊東が6G5Aで結果を残せたのも良かったです。プレミアのリヴァプールから移籍してきた南野が苦戦してる中でも、スキルとフィジカルで日本人アタッカーでもリーグアンの環境を通用する事が出来たのは素直に凄いと思います。ただ、年齢が30代に突入する事で他チームへのステップアップが難しくなる事やスキル・フィジカルが衰える年齢でもあるのでどこまで本人がリーグアンで戦えるか不安になってきますが、どうか頑張ってい欲しいです。
他の選手でもダブルボランチのポジションからトップ下のポジションに移った結果、ミドルシュートなどの攻撃面で6G4Aの数字を残したムネツィや左WGで4G6Aの結果を残したフリップも流石の一言です。(正直、ムネツィはともかくフリップがこんなに数字を残してたとは思わなかった。)

③来季の展望


プレシーズンマッチでも好調で、現地でも注目を集めるFWディアキテ

伊東・ムネツィ・フリップ・GKのディウフ・守備的MFのマツシバらの主力が来シーズンの23-24シーズンも残る一方で、バログンがレンタルバックでアーセナルに戻る事になりおそらくバログンが22-23シーズンに残した21G2Aの大きすぎる数字を埋める事が求められます(ちなみに、22-23シーズンにスタッド・ランスが挙げたチーム得点数は45点)。
23-24シーズンにおける補強は昨シーズンPSGに買い取り条項付きでレンタル移籍してたウーゴ・エキティケの買い取りオプション2850万€の移籍金を元手に、ベルギーから攻撃的MFのテディ・テウマ(29)、降格したアンジェから若手FWのアミーヌ・サラマ(22)、RBザルツブルクから若手FWのオマール・ディアキテ(19)らを獲得、またマンチェスターシティからレンタルで左SBのジョシュ・ウィルソン・エスブランド(20)、ブライトンから攻撃的MFのレダ・カドラ(22)の獲得が内定していると言われています。
残りの補強ポジションはCBと言われているので、おそらく残りの予算で予算のかからないCBかレンタル移籍で若手CBを借りてくるのだと思われます。
また、23-24シーズンの夏の移籍市場で獲得した選手の一覧です

1.攻撃的MF テディ・テウマ(29) 32試合9G9A ベルギーのユニオンSGから460万€で移籍
2.FW アミーヌ・サラマ(22) 25試合3G1A アンジェから400万€で移籍
3.FW オマール・ディアキテ 23試合9G6A(オーストリア二部) オーストリアのRBザルツブルクからから250万€で移籍
4.GK ルドヴィク・バテッレ(40) 30試合 フランス三部のレッドスターFCからフリー移籍で獲得
5.SB ジョシュ・ウィルソン・エスブランド(20) 14試合出場(イングランド二部)  イングランドのマンチェスターシティからレンタル移籍で獲得
6. 攻撃的MF レダ・カドラ(22) 29試合4G2A(イングランド二部) イングランドのブライトンから獲得

出典:Transfermarkt

個人的にプレシーズンマッチで好調の結果を残し、現地でも注目を集めるオマール・ディアキテに注目してますが、昨シーズン不満のあったウィル・スティルの攻撃における戦術がどこまで改善しているのか、チームの力をどこまで伸ばせるのかを期待しております。昨シーズントップ10入りが狙える状況の中で終盤失速してそれを逃してしまった訳なので今シーズンこそ何とかバログンの穴を埋めて達成してもらいたいです。

終わりに

最後まで自分の個人的でしかない文章を読んでいただきありがとうございました。また、noteを書く機会があればご縁がある事を願います。

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