記事一覧
R3商法で、基本の思考プロセスを学ぶ【答案改造ビフォーアフターVol.7】
生まれつきのグウタラな性格で子供の時から損ばかりしている。
小学校に居る時分夏休みの宿題をサボり最後の数日で無理やり終わらせた事がある。なぜそんなアホをやったと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。単純に締め切りギリギリにならないとエンジンがかからない性格、というだけのことである。……
みなさま、ごきげんよう。怠惰な自分を恨みつつ、毎日泣きながら短答直前期の詰め込みに勤しんでいるOLS
令和元年民法、1番難しいのは論点じゃないところ。【答案改造ビフォーアフターVol.6】
万年筆を走らせながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば無理筋だ。とかくに民法の問題は書きにくい。
筆の詰まりが高じると、某塾で入門講義を受講し始めたあの頃に引き返したくなる。どこへ逃げても書けないと悟った時、諦めが生れて、ヘッポコ答案が出来る。
こんなクソ面倒な問題を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣にチラチラするただの人である。……
『民事実務基礎科目でAを取る!!「大島本」活用方法』を受講して、令和2年の問題を解いてみた
みなさま、こんにちは! OLS編集部です。
突然ですが、実務基礎科目の対策は順調ですか? 実務基礎科目は「予備試験合格の鍵を握る」ともいわれる超重要科目……と言葉にするのは容易くても、実際に勉強するとなると「なかなか手が回らないよー!」となりがちなのも事実。
特に、勉強を始めて間もない場合は、短答後に慌てて実務基礎科目の学習を始める、という方もいるのではないでしょうか。
重要科目なのはわかっ
「既判力」と「信義則」の間で揺れるH24予備民訴【答案改造⭐︎劇的ビフォーアフター】
みなさま、こんにちは。OLS編集部です。2022年度予備試験短答直前期、皆様はいかがお過ごしでしょうか。ちなみに編集部員はすでに胃腸の具合が悪く、夜もロクロク眠れません。笑
さて、閑話休題。今回は「解答の筋が割れに割れ、大混乱!?」となった難問、平成24年予備民訴の採点実感講義ルポをお送りします。
講座担当は、しかアドバイザー。
対するルポ担当ライターは梶原くんです。
途中、既判力の森で迷
答案は最低ラインを意識せよ!?R1刑訴法の巻【答案改造⭐︎ビフォーアフターVol.4】
みなさま、こんにちは。OLS編集部です。OLS採点実感講義はいよいよ刑訴に突入。今回は令和元年の問題を題材に、素敵な講義が展開されました。
講義のご担当は現在17ライバーとしても活躍中、多才っぷりが眩しすぎる……るぅ先輩です。
それでは、ここでライターは担当の梶原くんにタッチ。答案作成時の感想から伺うことにいたしましょう。
解答編私はこの問題は初見でした。構成は約25分、答案は45分程度で書
令和2年予備憲法と「取材の自由」、そしてはるかなるLRA【答案改造ビフォーアフターVol.3】
こんな夢を見た。
腕組みをして机に向かっていると、仰向けに寝た女が、静かな声で「この違憲審査基準のセレクトは明らかにおかしい」と云う。女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかな瓜実顔をその中に横たえている。
取材の自由が問題になっているとはいえ、内容規制ではないし、規制の目的は無論非常に重要だ。とうていLRA以外の基準が使えそうには見えない。
しかし女は静かな声で、「間違っていますよ」とはっきり
弁護士業務における行政法の活用【大島義則弁護士講演会イベントレポート】
さる2022年2月12日、ガールシリーズで受験生にお馴染み・大島義則弁護士による講演会「弁護士業務における行政法の活用ー新人弁護士カエデと学ぶー」がOLSで開催されました。
合格後の「弁護士としてのお仕事」にも一歩踏み込んだ本講演。当日のイベントレポートをライター・別宮がお届けします。
はじめに法曹になった後の「未来」のことを、ふと考えることがある。
私自身は既にそれなりに年齢を重ねてきた身
全試験範囲から満遍なく出るんだぜ。慣れない「附款」に悪戦苦闘、R3行政法の巻【答案改造☆劇的ビフォーアフターVol.2】
春はライオンのようにやってくる……。
みなさま、こんにちは。OLS編集部です。そろそろ短答がやばーい、なんて声も漏れ聞こえてきそうな季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
短答直前期特有の荒んだ気持ちを押し殺して、OLS予備試験採点実感講義。第2回目のお題は令和3年行政法です。
担当は別宮から梶原くんにチェンジ。今まで出題実績がないところから出題されたということもあって、解答にあたっ
早すぎた口述対策の実現【試験対策編】
みなさま、こんにちわ。OLS編集部です。このまえがきを書いているのは、2022年1月。ちょうど短答直前期ということもあって、短答対策を頑張っている方も多いと思います。
さて、このたび一足先に予備試験最終合格を果たした小牧くんから、口述試験対策についての記事が届きました。
「今は口述のことなんて考えている余裕ねーよ」と思われる方もいるかもしれませんが、実は短答プロパーの知識って口述試験にも超役に
答案改造☆劇的ビフォーアフター Vol.1 「はじめまして刑法」という名のジェノサイド感あふれるイベントと今後の展望について
わたくしは受験生である。名前はあるが、まだ名乗らない。
何がどうなって予備試験なるものを受けることになったのか、いまだにとんと見当がつかぬ。何でも蛍光灯のともる深夜のリビング、深夜労働で疲れ果てた頭でぼーっとスマホの画面(※予備校アフィサイト)を覗き込んでいたことだけは記憶している。
そんな、むにゃーっとした流れで予備試験受験生になった筆者も学習開始から2年が過ぎ、とうとう「そろそろ試験も本番
続・早すぎた口述対策の実現【口述体験談編】
みなさまこんにちは! OLS編集部です。このたび見事予備抜けを果たしたOLSライター・小牧くんから、まさかの「早すぎた口述対策の実現」の続編が届きました。今回は口述体験談編として、現地入りから試験終了までの様子をリアルにレポートします。
はじめに〜ライターからのご挨拶OLSイベント「早すぎた口述対策の実現」を視聴してから約1か月、まさか本当に口述試験を受けることになるとは………
もちろん論文に
【予告】答案改造☆劇的ビフォーアフター〜冬の陣【OLS予備試験過去問採点実感講義】
ある日の穏やかな昼下がり。たまたま流れてきたツイートを見て、ライター・別宮(シロクマ。お昼寝中)は驚愕した。
予備試験過去問採点実感講義だと? なんなんだ、突然現れたこのトンデモナイ企画は。
なんでも予備の過去問を各科目1つずつ答練形式(六法のみ・時間制限あり)で起案。〆切までに答案を提出すると合格者の先輩方が全員分の答案に目を通してくれるらしい。
個別の添削こそないものの、採点した印象及び
強制処分ってなんですか?〜「書けそうで書けない」の壁を乗り越えるために
刑訴の論文試験で出るところといえば、予備試験も司法試験も「だいたい相場が決まっている」というのが通説的な見解だと思われる。具体的には捜査、訴因、証拠(特に伝聞法則)といったところだろうか。
もっとも、いくら出るところが「だいたいわかっている」とはいえ、それだけで答案が書けるほど、この試験は甘いものじゃない。
「あれ、これ、どういう順番で書くんだっけ?」
「あてはめ、どうすればいいんだっけ?」