今回は、ChatGPTというのがとてもすごいということなので、いろいろな情報を引き出すにはどういう質問をすればいいかを試行錯誤した結果の知見をとりあえずおいておこうと思います。
最初の質問
とはいえ、この手のものは使ったことがあまりないので、どういう風に使ったらいいかわかりません。いわば初対面の人の最初の会話をどうきりだそうかみたいな感じだったので、そういうときの鉄板の質問を最初にしてみました
なるほど、なんか学習元のソースにはなんとなくタイムラグがある感じっぽいですね。続いてした質問は以下です。
どうやら、学習元のソースは2年くらい前で止まっているようです。となれば最新の時事ネタについて出てきたことの意見はかなりかみ砕いたり一般化して質問する必要がありそうです。
社会情勢について質問してみた
で、2021年と言えばロシアのウクライナ侵攻前、東京オリンピックの年ですから、現在のように中露情勢については今ほど緊迫してなかったということを念頭に、次のような質問をしてみました。
若干、ソース元が透けてみなくもないですが、割とテンプレ化された正しそうな情報が入っているように感じます。もう少しギアを上げてみます。
この回答を見たとき正直驚天動地的な絶句をしました。かなり信憑性が高い気がするからです。ある程度の納得感が得られるようにチューニングしているんだろうなということを考えると、さらにそのヤバさみたいなのがわかるかと思います。
もう少し、中国のことについて質問してみました。
どうやらChatGPTは質問した項目以外はできるだけぼかすようにチューニングされているようです。おそらくそうしないと、出力文章が膨大になりすぎるためだと思われます。なるほどね。
地方の情報について聞いてみる
この手のサービスは一般的にマイノリティな情報というのは取得数がかなり少ないか、取得難度が高いわりにバイト数を取れないので取得しなかったりして出力に反映されにくかったりするんですが、そのあたりどうなんだろうっていうのを比較してみます。
わが町の情報については相当ひねり出して来た感が満載ですが、それでもこういう話題のすり替えをそれとなくできるというのは、相当ヤバい気がします。ワンチャンライター要らなくね?
そのほか、印象に残った回答
中国人の買い占め、転売ヤーについて
さて、2021年から2022年にかけてはガンプラやPS5などの高額ホビーの買い占め、転売が横行した年ですが、それについていろいろ質問してみました。
まずは転売ヤーについて。
概ね、転売は止められないから誰がやっても関係ないやろ的な感じが透けて見えます。続いて、転売ヤーの標的になるアイテムが軒並み抽選販売しかしていないという現状について理由を引き出してみます。
なかなか抽選販売のメリット以外答えたくない感じがすごくあり、似たような質問だと堂々巡りになりそうな感じでしたので、質問を変えてみます。
なんとなく、過去の自分の言い回しに似たフレーズが出てきたので、もしかしたら質問者のテキストも学習元のソースとして利用されているのかもしれないなぁと、ここで思ったりしました。
で、ここでおそらくこちらが知りたい情報を伝えるのが足りてないのかもしれない、と思ったので、この質問をしました。
ここで、出力が止まってしまいましたが、ある程度納得のいく答えが返ってきたので、よしとしました。
まとめ
そのあともいろいろ普通の人には答えにくいであろう質問をやってみましたが。そこで感じたのは、ChatGPTはあまり一般的に知られていないであろうことも学習している節はありますが、それをサービス元はある程度チューニングして調整しているようです。
とはいえ、そういう情報を引き出すための訓練というか、キラークエスチョンをひたすら試行錯誤するのがとても楽しかったので、なかなかいい時間つぶしができたなぁとおもいました。
後は、どんな質問にもある程度納得感の高い答えを返してくるため、フェイクニュースを作りやすくなったというのは、今後のSNSのTLを確認する際には気を付けていく必要が強まったと思いました。