「なぜ『KALDI』ではコーヒーを無料で配るの?」相手を楽しませるのがマーケティングvol.1
皆さん「KALDI」の入り口で配っているコーヒーを飲んだことはありますか?
知らない方のために補足しておくと、
「KALDI」ではお店の入り口で、いつも紙コップに入ったコーヒー☕️を配っています。
私はブラックが飲めないので断ってしまいますが
店内は芳しいコーヒーの香りで包まれていて、つい長居してしまいます。
ところで、
「なぜ無料でコーヒーを配っているのだろう?」
と皆さん疑問に思ったことはありませんか?
私は単に、
「コーヒーの試飲」なのだと思っていました。
ですがそんな私の甘い考えとは裏腹に、このコーヒーの無料提供には
お店の売上に繋がる様々な意図があったんです….!
以下からは、そのコーヒーの無料提供の意図をお話ししていくと共に、「マーケティング」についても少し触れていきたいと思います。
優秀なollyの皆さんなら、3分以内で読めます。
「マーケティング」と聞くだけで思考停止していた私だからこそ伝えたい、その威力と重要さを、楽しみながら学んでもらえれば嬉しいです😄
また本記事(vol.1)は
「まずはマーケティングに興味を持ってもらう」ことを
目的としています。
「なぜ『KALDI』ではコーヒーを無料で配るの?」
早速、結論からお伝えすると、
①「返報性」を用いて、商品を買ってもらうため
②お店に滞在する時間を延ばすため
の2点が挙げられます。
皆さんの予想と合っていましたか?
①「返報性」を用いて、商品を買ってもらうため
「返報性」は
「好意の返報性」という言葉で
皆さん一度は聞いたことがあると思います。
つまり、「好きと言われると、好きになっちゃう」
という人間の法則です。
これはビジネスでも大いに用いられます。
実際の例が、まさしく『KALDI』のコーヒーです。
つまり、見るだけで入ったつもりが
コーヒーを無料で貰ったことで
「何かお返しがしたい!」という心理的法則が働き
買う予定のなかった商品を買ってしまうというものです。
これはスーパーでの試食コーナーでも
用いられてる方法ですね!
②お店に滞在する時間を延ばすため
お客さんは、コーヒーを飲み終わるまで
店内に滞在することになります。
このように、顧客の滞在時間を延ばすことで
求めていた商品以外にも「ついで買い」として
多くの商品を買ってもらたりと、
一人当たりの単価が上がる可能性が高まります。
上記以外にも、
お店中にコーヒーの良い香りを漂わせることで
商品や店内を見る「視覚」だけではなく
「嗅覚」にも訴え、お客さんを楽しませているかもしれません!
マーケティングは”知識”ではなく、”知恵”である
『KALDI』の売上を延ばすための戦略、いかがだったでしょうか?
「何となくわかってたけど、しっかり法則に則っていたんだな〜」と感じてもらえれば、本記事の目的は達成です!
『KALDI』も含め、私たちの日常の中では多くの「マーケティング」が潜んでいます。
参考書の中では、魚谷雅彦さんの著書から次のような言葉が引用されています。(魚谷雅彦さん:日本のコカコーラや資生堂の社長を歴任した実業家)
「マーケティング」を学んでいくにあたり、実際に多くのフレームワークや指標を置いて「どうしたら商品・サービスが売れるのか」を考える思考をする必要性は確かにあります。
ですが、
その本質は難しいものではなく、むしろ
「相手を楽しませたい」という心意気だということが
上記の言葉からもご理解頂けるのではないでしょうか?
ollyで活動する限り
「どうしたら自分の企画に興味を持ってもらえるか」
「どうしたら届けたい人に広まるのか」
を考える場面は必ず来ます。
私も実際、どう考えたら良いか分からずに
多くの時間を浪費しました。
だからこそ、皆さんには
この「マーケティング」の本質だけは
押さえておいてほしいなって思います。
以上!!!
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!
この先のマーケティングに関する
具体的な考え方や用語解説は
私も絶賛勉強中ですので、順次公開していければと思います!
もしおすすめの本があったら是非共有してください!!
執筆者:依田
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?