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「なぜ『KALDI』ではコーヒーを無料で配るの?」相手を楽しませるのがマーケティングvol.1

皆さん「KALDI」の入り口で配っているコーヒーを飲んだことはありますか?

知らない方のために補足しておくと、
「KALDI」ではお店の入り口で、いつも紙コップに入ったコーヒー☕️を配っています。

私はブラックが飲めないので断ってしまいますが
店内は芳しいコーヒーの香りで包まれていて、つい長居してしまいます。

ところで、
なぜ無料でコーヒーを配っているのだろう?」
と皆さん疑問に思ったことはありませんか?

私は単に、
「コーヒーの試飲」なのだと思っていました。

ですがそんな私の甘い考えとは裏腹に、このコーヒーの無料提供には
お店の売上に繋がる様々な意図があったんです….!

以下からは、そのコーヒーの無料提供の意図をお話ししていくと共に、「マーケティング」についても少し触れていきたいと思います。

優秀なollyの皆さんなら、3分以内で読めます。

「マーケティング」と聞くだけで思考停止していた私だからこそ伝えたい、その威力と重要さを、楽しみながら学んでもらえれば嬉しいです😄

また本記事(vol.1)は
「まずはマーケティングに興味を持ってもらう」ことを
目的としています。

参考資料:
佐藤耕紀『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』
(2022年同文館出版)

「なぜ『KALDI』ではコーヒーを無料で配るの?」


早速、結論からお伝えすると、

①「返報性」を用いて、商品を買ってもらうため
②お店に滞在する時間を延ばすため

の2点が挙げられます。

皆さんの予想と合っていましたか?

①「返報性」を用いて、商品を買ってもらうため

「返報性」は
好意の返報性」という言葉で
皆さん一度は聞いたことがあると思います。

つまり、「好きと言われると、好きになっちゃう」
という人間の法則です。

これはビジネスでも大いに用いられます。

実際の例が、まさしく『KALDI』のコーヒーです。

つまり、見るだけで入ったつもりが
コーヒーを無料で貰ったことで
何かお返しがしたい!」という心理的法則が働き
買う予定のなかった商品を買ってしまうというものです。

これはスーパーでの試食コーナーでも
用いられてる方法ですね!

②お店に滞在する時間を延ばすため

お客さんは、コーヒーを飲み終わるまで
店内に滞在することになります。

このように、顧客の滞在時間を延ばすことで
求めていた商品以外にも「ついで買い」として
多くの商品を買ってもらたりと、
一人当たりの単価が上がる可能性が高まります。

上記以外にも、
お店中にコーヒーの良い香りを漂わせることで
商品や店内を見る「視覚」だけではなく
「嗅覚」にも訴え、お客さんを楽しませているかもしれません!

マーケティングは”知識”ではなく、”知恵”である

『KALDI』の売上を延ばすための戦略、いかがだったでしょうか?

「何となくわかってたけど、しっかり法則に則っていたんだな〜」と感じてもらえれば、本記事の目的は達成です!

『KALDI』も含め、私たちの日常の中では多くの「マーケティング」が潜んでいます。

参考書の中では、魚谷雅彦さんの著書から次のような言葉が引用されています。(魚谷雅彦さん:日本のコカコーラや資生堂の社長を歴任した実業家)

「マーケティングというのは、実はものすごく身近にあるものなのです。
(省略)つまりは、自分も面白がり、相手も面白がらせようとすること。この感覚こそが、人生でも、もちろん仕事でも、いいマーケティングをつくり出してくれると思うのです。」

佐藤 前掲書 11頁

「マーケティング」を学んでいくにあたり、実際に多くのフレームワークや指標を置いて「どうしたら商品・サービスが売れるのか」を考える思考をする必要性は確かにあります。

ですが、
その本質は難しいものではなく、むしろ
「相手を楽しませたい」という心意気だということが
上記の言葉からもご理解頂けるのではないでしょうか?

ollyで活動する限り
どうしたら自分の企画に興味を持ってもらえるか
どうしたら届けたい人に広まるのか

を考える場面は必ず来ます。

私も実際、どう考えたら良いか分からずに
多くの時間を浪費しました。

だからこそ、皆さんには
この「マーケティング」の本質だけは
押さえておいてほしいなって思います。

以上!!!
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

この先のマーケティングに関する
具体的な考え方や用語解説は
私も絶賛勉強中ですので、順次公開していければと思います!

もしおすすめの本があったら是非共有してください!!

執筆者:依田




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