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園館レポNo.02 神戸市立須磨海浜水族園(2018年Ver.)

神戸市立須磨海浜水族園は、「スマスイ」の愛称で多くの市民や水族館好きの方に愛されてきました。
2023年5月末で完全閉館し、2024年6月に「神戸須磨シーワールド」としてリニューアルオープンする予定になっています。
あと数日で閉館してしまうのです。さみしいのですがここに記録を残しておこうと思います。

アクセス

JR神戸線「須磨海浜公園」駅から徒歩5分くらい。海に向かって歩きましょう。
この通りにラッコやいろんな生き物の描かれたタイルが埋められています。
幅の広い国道を渡り右へ進むと、三角屋根の建物が見えます。
山陽電鉄「月見山」駅からも徒歩10分くらいで来られます。
車で来るのはあまりおすすめしません(リニューアル後には立体駐車場が出来るとか出来ないとか……)。

本館、波の大水槽

受付窓口で入館料1,300円(2018年当時)を払い、入場すると目の前に"波の大水槽"がドーンと姿を見せます。
昔は造波装置がもっとちゃんとしてて、本当に波が動いていたようなのですが、いろいろあって今は控えめ。
多種多様な魚たちが同じ水槽内にいます。どこかの海を再現したものでは無いようです。ここにしかない世界。まさに「須磨の海」でしょう。

スマスイには決まった順路はないのですが、目安となるルートが足下に目印で表されています。
初めての方はこれに沿って進むと良いでしょう。敷地は相当広いので、何回も訪れないと最短でラッコ館にたどり着くことすら難しい。
(2018年時点の話。今は本館しかないので迷うことはあまり無いでしょう)

順路に沿って本館の展示を見ると、サンゴ礁に住む魚たちの展示があります。ここのサンゴは驚くべきことに生きているのです。
生きたサンゴを展示するのは、水温や光などの加減が難しく、偽物のサンゴを使って熱帯魚展示しているところが多いのです。スマスイってすごいんです。

アマモ場、イワシのトルネード、チンアナゴ、オオカミウオ、などなど。多種多様な生き物がいます。

順路を進むと、先カンブリア紀の無脊椎動物の水槽があります。マニアックな生きものたちが見られます。

その後クラゲ水槽を通り抜けると、波の大水槽を上から見下ろす場所までやってきます。

さらに進むと、売店「コーラルショップ」があります。スマスイオリジナルグッズがたくさん置いてあるので要チェックです!お買い忘れなく。
(2023年現在ではオンラインショップもありますが、これも5月末で終了するとのこと。早めに買おう、すぐ買おう。)

階段かエスカレータ(動いてたかな?記憶が曖昧)を上がって3階に上がると、カピバラやリクガメなどがいます。かわいい。


カピバラのいるところには足湯があって、至近距離で見ることが出来ました(足湯の水とカピバラの水は別々です)。
今は3階にマゼランペンギンがいるんだっけ?詳しくないのですが……。
また、3階には「うみがめのお店」があります。うみがめのメロンパンは人気商品です。

さかなライブ劇場、世界のさかな館

ピラニアや外国の魚がたくさんいます。

ロングノーズガーの長生きしている個体がいます。「がーじぃ」の愛称で呼ばれています。40歳越えのご長寿です。

ペンギン館

世界のさかな館から地下通路で来ることが出来ます。よく道に迷いやすい。もちろん地上からも。


マゼランペンギンがたくさん住んでいます。
巣でペアが仲良く住む様子なども見られます。
水中の姿も陸の姿も両方見られて良い展示。かわいい。

アマゾン館

チューブ型のトンネル水槽があります。足下までガラス張りで、その下を魚たちが泳いでいきます。
アマゾンに住む熱帯魚たちもきれいです。

ラッコ館

やはりここは外せません。
明日花とラッキーに出会った場所。
スマスイに通ったというよりも、ラッコ館に通っていたという方が実態に合ってます。
思い出の場所。

ゴマフアザラシもこの近くにいます。タッチできるイベントもあったよ。

イルカライブ館

スマスイのイルカパフォーマンスは他の園館と比べてもかなり優秀。
感動的で癒やされます。かっこいい。

総評

上で紹介しきれない展示や生き物もいます。
スマスイはすごくいい水族館。
市民に開かれた水族館で、魅力的な展示がいっぱいです。間違いなくオススメします。

……だったのですが、この度のリニューアルで、須磨海浜公園一体まるごとリゾート施設になりそうです。
オープンする「神戸須磨シーワールド」も、ホテル隣接の大型水族館になるようです。シャチも迎えて、エンターテインメント的要素が強めになってしまうのでしょうか。

スマスイが大きく形を変えてしまうのはやはり寂しさを感じます。
神戸須磨シーワールドがどのような水族館になるか楽しみです。気軽に行ける雰囲気ではなさそうですが^^;


お読みいただきありがとうございました。





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