定期を会社に忘れて野宿した話

ぼくは仕事を終え、帰路を急いでいた。
ぼくの職場は最寄駅が徒歩30分ほどある
田舎で、その日も早く帰ろうと急いでいた。
駅に着き、定期を取り出そうとカバンの
中を探る。が…

「あれ?定期入れがないぞ?」

嫌な予感がしたけれど、この後
長い夜を過ごすことになるとは思わなかった。

目次
職場に定期を忘れ、奔走
野宿できそうな場所を探す
小屋で就寝、しかし…
そして現在に至る

職場に定期を忘れ、奔走

何が起きたのか分からなかったが、
すぐに思い出した。職場に定期入れを
忘れたのだ。

これはマズイと思い、慌てて職場に
引き返した。途中、職場に連絡も
したけれど、誰も出なかった。
この時点で最悪の事態を想定した。

いざ着いてみると案の定、
皆退社しており鍵がかかっていた。

「あ、これ帰れないわ」

次の瞬間、何を思ったのか自然と
「野宿でもするか」と思った。
完全にアホである。

野宿出来そうな場所を探す

思い立ったら、野宿出来そうな場所
探しに移った。幸いにもそこは田舎。
公園はたくさんある。
東屋のある公園を見つけ、横になって
数時間寝ていた、が…

予想以上に寒い!!

季節は春、暖かくなってきたとは言え、
夜は冷える。春の夜の冷えを完全に
ナメていた。
耐えきれず、近くにあった小屋に移動。
そこで寒さをしのぎつつ眠ることにした。

小屋で就寝、しかし…

どうにか寒さを凌げそうな場所を
見つけ、寝ることが出来た。
けれど、1:00過ぎ頃に目が覚めた。

やっぱり寒いよ!!

情けない話だが、暖かくなったからと
調子に乗って軽装で来ていたのが
仇となった。軽装でいいや♪とか
考えていた今朝のぼくをぶん殴りたい
気分になった。

そのまま2時間くらい眠ろうとしたものの
寒さには勝てずに結局移動した。
その後は近くを散歩して時間を潰すことに…
全然よくない…

そして現在に至る

今、ぼくは朝になってオープンした
カフェでこのnoteを書いている。
人生初野宿だったが、意外と何とか
なるものだなと思った。

他にも思うことはあったけれど、
それはまたの機会に書こうと思う。

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