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煩悩

最近、ずっと片隅でぼんやり考えていたこと。

自分の中で、煩悩とどう向き合って生きていくかの答えがずっと出ないでいた。

欲を理性で押さえつけて、動物的自分に仮面を被せて、社会から逸脱しないように生きている人間。

どこからともなく、欲求が出てくる。

自分の頭の中に何か瞬発的な欲求が出てきた後で、「今の時間とエネルギーは無駄だったな」と思うことが多々ある。

無駄だとわかっていてもおなじような欲を抱く自分に「醜いな」と思う。

これこそが課題の本質だった。

そもそも、欲を生むことがいけないのか、それとも、それ受け入れて、考え方を変えて向かい合って生きていくのか。


煩悩即菩提

という仏教の言葉がある。

一言で説明すると、悟り(菩提)とそれを妨げる迷い(煩悩)とは、ともに人間の本性の働きであり、煩悩がやがては悟りの縁となること。である。

さらに噛み砕くと、

人間は

煩悩を完全になくすことは不可能で、煩悩があるからこそ悟りを求める心が生まれる。2つは別のもののようで表裏一体なのである。


私はこの言葉の意味を知ったとき、なるほどなと思った。


これを踏まえて出した私の答えは、

欲は無識に出てくる、これはもう仕方ないことであり、それにより人間社会は成長してきたし、それは今後の可能性でもある。

欲=悪ではない。

むしろ、今では自分がそのような欲をメタ的に認知して改善しようとしている様に人間的な成長を感じる。

それを受け止めて、社会に迷惑をかけないことと自分のなりたい自分が一致する行動をとること。

これが今のところの私の煩悩との向き合い方。

思考の修行。深みある、整合性高い人間になる。












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