ちっぽけな幸せ

今朝は早起きできなかった。

昨晩、遅くまでお客さまの絵を描いていたのだ。


わたしはタロットができるのだけど

先々月、zoomで喋っていたら唐突に友人から

「タロットを引いて、その結果を絵もつけて

お手紙で送って!」というお告げのような

無茶ぶりを受けた。

無茶ぶりとはいうものの、どれも、わたしにとっては訳なくできること。

「あぁ、いいよ。」と気軽に引き受けて

2500円と引き換えに、タロットをひき、イメージの絵を描き、友人たちに手紙を送った。

その手紙は、予想外にとても喜ばれた。

そして、別の人を紹介してくれて、

その人がまた別の人を紹介してくれて、、

という、何ともふしぎな連鎖がうまれている。


毎度、どんな人でも思い浮かぶ絵は美しい。

ただいかんせん、わたしの画力の問題がある。

今回もかなりてこずったのち、絵を仕上げた。

その続きは残してギブアップし

寝たのは深夜2時すぎだった。

結果としての今朝。

いつも通り、少し自責はしたけれど

自分のできる範囲でがんばることがだいじだと

割とすんなりやめることができた。


ランチにはスタバへ行ったけれど

スタバの店員さんが私のことを

覚えていてくれて、声をかけてくれた。

少し前に来たときには

歯列矯正の装置が痛くて、何も食べられなかったのを覚えていてくれた店員さんは

私に「もう、食べられるようになったんですね!」と笑顔で話しかけてくれたんだけど

あんなに少しのことを覚えていてくれたこと

その時もいたく心配してくださっていたことを思い出し

ありがたく、幸せな気持ちになった。

そして、夜には上司がご飯に誘ってくれて

いろんな話をすることができ、とても楽しい夜を過ごすことができた。

会社を出るときにはなぜか

別の上司が肌の弱いわたしのために

布製のマスクをくれた。

どれも日常のなかの、ちっぽけなこと。 

それでも、心にちいさな光を灯すには

充分なできごと。

私は今日も、とても恵まれていて、幸せだった。





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