核抑止は男性の思考

キレる男性客を思い浮かべてほしい。彼からは暗に(従わないと殴るぞ)という圧力を感じます。私には筋肉がないのでよくわかる。
紙幣の価値を金(きん)で裏付けるのが金本位制ならば、上述の例は「筋本位制」と言えるだろう。文句あんのか、殴るぞ。

一方でキレる女性客を思い浮かべてほしい。彼女からは(殴るぞ)という圧力を一切感じない。そもそも彼女には筋肉はない。
何を根拠に怒りを示すことができるのか。実はここ数日考えているのだが、答えは見つかっていない。でも筋肉がなくても怒りを表明して良いのは確かだ。

急に戦争の話になるんだけど、隣国の軍事費が増大していて、日本も防衛費を増やすのが当然という流れになっている。
殴るぞ!に対して「じゃあ日本も殴るぞ」「敵基地攻撃」「反撃」というのはいかにも男性的すぎないか。いみじくも日本の国会議員における女性の割合の低さは世界トップレベル。

女性は男性と違い、武力を使わずにキレることができる。これはすごいことだよ。男性議員どもの発想でやみくもに防衛費を積んでアメリカから武器を買うのではなく、女性のアイデアを借りることで、武力ではない別の方法で戦争を回避できるのではないか?


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