自己認識のズレ

コロナ禍でさまざまなイベントが中止になったけど
やっぱり人間が求めるのは『コミュニケーション』。


ひとの悩みを掘り下げていくと中心にあるほとんどが
お互いに望んでいるのにうまく関われない
『人間関係』にあるそうです。


お互いに望んでいるのにうまく関われないのって、
お互いの認識のズレによるものだと思うんですが
そもそもコミュニケーションを成立させるには
相手と自分を理解する必要があって、


その相手を理解するにはまず自分を理解する必要があります。
自分を理解する『自己認識』には2種類が存在していて


ひとつは主観的自己認識。
そしてもう一つは客観的自己認識。


僕も会社員時代に経験しましたが残念なパターンの上司に多いのが
客観的自己認識がズレている人。

自分が部下から慕われていると思っているけど実は煙たがられて
いるケースで

『俺がいないと部署がまわらない』
とか言ってる。

頼られていると思っている背景には、定期的に相手しないと拗ねてしまう
といった厄介な性格があるのでみんな必要以上に気を使い、
不要な相談を持ち掛けてお互いの時間を消費(笑)
とどめにマウント取られます。


そんな残念な人をたくさん見てきて僕なりに分析した結果、
残念な上司の共通点は『フィードバック』を受け止めない。です。


何か意見あるか?と言われた場面で
『こういう考え方もありますよね?』
といった意見に対し、自分の意見を否定されたと思い込んでしまい
怒り出す。


ちょっとまって。
否定したんじゃなくてこういう意見もありますよね?
と言ったことが伝わらないんです。

フィードバックって一部事実であっても、相手の意見のすべてが間違っているといった真実ではありませんがここを区別できない人が多い。

感情とロジックが混ざっちゃってて
『理解できる』と『共感できない』は別もんなんです。


そんな人が怒り出すと
『じゃあ代案を出せよ』とか言い出しますがすべてにおいて
代案があるわけではありません。

戦争をなくそう!と言っても『これだ!』というクリティカルな
代案は簡単に見つかりませんし。。。。


議論して良い方向を見出そうと提案すると怒り出す人に対して
世間は『めんどくせぇ』となるのでフィードバックをしてあげる人
も周囲からいなくなりどんどん負のスパイラルに陥っていくんだろうなぁ。

こういった感じで客観的自己認識のズレは生じていくんだと思います。
私も謙虚な態度を心がけていこうという自戒の念も込めて。


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