【無料】Midjourneyで夏休みの登山写真を撮るプロンプト
もうすぐやってくる夏休み。夏休みと言ったら海・山・避暑地と、行きたいところはもりだくさんですね。
でも多くの人々の休暇がお盆休みに集中してしまい、高速道路も新幹線も観光地も大混雑してしまうことが太古の昔から繰り返されているのが、我が国ニッポン。
せっかくの長期休暇、たまには出かけずに自宅でゆっくり休養・静養するのも良いかもしれません。でも、観光地にいった気分の写真は欲しい!
であれば、我らが「万能カメラ・Midjourneyで撮影」してしまいましょう。
今回のお題は『夏山登山の記録写真』にしてみます。
Midjourneyで「撮影」するコツ
前回のプロンプト紹介記事にも記載しましたが、Midjourneyをカメラに見立てて撮影する基本のコツは次のとおりです。
被写体やシーンを決めて基本プロンプトを組む
「写真」として仕上げる大前提プロンプトを付ける
プロンプトを肉付け・詳細化する
「疑似カメラの撮影設定」を追加する
最後にさらなる臨場感や写実感が期待できるプロンプトを追加する
最近わかってきたことは、「4」のカメラ設定をしっかり仕込むと意外と「5」は無くてもイケそうだ、という点です。
Step1:被写体やシーンを決めて基本プロンプトを組む
さっそく「夏山登山写真」、撮影していきましょう!
プロンプトにするシーンは次のようなものにします。
『登山で山頂に到達した友人たちが、ハイタッチや笑い声で登頂の達成を祝う姿』
アスペクト比は 16:9、シード値を適当に決めておきます(ここでは日付に基づいた便宜上のシード値にしています)
使用する最初のプロンプト:
生成画像は次のとおりです。
CGっぽさやイラスト的な要素はありますが、web用の画像素材としてはこれでも十分使えそうです。
今回は『夏山登山の記録写真』なので、写真風にしていきます。
Step2:「写真」として仕上げる大前提プロンプトを付ける
プロンプト先頭に「自然の風景写真」を意味する "Naturescape photography" と登山を意味する "mountain climbing" を追加します。
使用するプロンプト:
生成画像は次のとおり。
演出や作った感はあるものの、一気にそれらしくなりましたね。このレベルであればアップスケールして画質調整すれば使えるレベルです。
Step3:プロンプトを肉付け・詳細化する
Step1のプロンプトである『登山で山頂に到達した友人たちが、ハイタッチや笑い声で登頂の達成を祝う姿』をさらに発展させて肉付け・詳細化していきます。
『登山で山頂に到達した友人たちのクローズアップした記念写真、ハイタッチや笑い声で登頂の達成を祝う姿。夏山の壮大な景観、遠方には険しい山脈が連なり、青い空と白い雲の素晴らしいコントラスト』
使用するプロンプト:
生成画像は次のとおりです。
だいぶ夏山登山の記録写真になってきました。
では仕上げていきます。
Step4:「疑似カメラの撮影設定」を追加する
Midjourneyに「ミラーレスカメラ」や「一眼レフカメラ」の役割を与えて振る舞ってもらう設定を追加します。
カメラとしてのロールプレイをしてもらうわけです。
この設定次第では、十分な仕上がりも期待できます。
プロンプトに追加する情報は次のとおりです。
撮影するカメラ: Camera="SONY a7 IV"
レンズ:Lens="TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD"
絞りF値=F6.3: "Aperture-of=f/6.3"
シャッタースピード=1/1600秒:"Shutter-speed=1/1600 sec"
ISO感度=100:"ISO=100"
カメラは登山派にも人気のSONYの「α7 IV」、レンズは明るさとコンパクト性を備えアウトドア派にも人気の高倍率ズームレンズ「TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」をチョイス。
使用するプロンプト:
生成された画像:
山頂や周辺から見える雄大な景色と登頂メンバーが撮影できていますね。
Step5:最後にさらなる臨場感や写実感が期待できるプロンプトを追加する
ここから風景写真としてプロンプトに追加できるキーワードを試してみましょう。
フォトリアリスティック: photorealistic
山並みのパノラマビュー: panoramic-view-of-the-mountain-range
ハイエンドミラーレスカメラで撮影: taken-with-a-highend-mirrorless-camera
息をのむようなショット: breathtaking-shots
雄大な眺め: majestic-view
見事な写真: stunning-photographs
ドラマチック: dramatic
8K画像: 8K
使用するプロンプト:
生成される画像は次の通り:
意外とStep4の生成結果と同じとなっています。
カメラ設定を作り込んだほうが良いケースもありそうですね。
応用編:登山中の別のシーンを撮る
撮影シーンを表現するコア部分のプロンプトを差し替えると、別の風景を撮影することができます。
例えば、
『登山中の午後、日暮れより前、山腹の岩場でキャンプをする。テントを設営している最中の友人たち。遠くの雄大な山々の向こうに鮮やかな夕日が沈みつつあり、美しい夕暮れの空と素晴らしい山々の光景が広がっている。』
というシーンであれば、次のようなプロンプトで対応できます。
生成画像は次の通りです:
まとめ
撮影シーンに合わせて基本的なプロンプトを用意しておき、
シーンそのものを様々に設定する
シード値を固定しておく
という方法で全体的なテイストは維持しながら様々な風景画像を生成することができます。
カメラ設定も極めて奥深い世界ですので、ここを突き詰めていくとさらにバラエティ豊かな画像を生成することができます。
ハイエンド・ミラーレスカメラや一眼レフカメラなどの設定についてお手軽にChatGPTに聞いてみるのも良いですし、カメラの世界も「沼」と呼ばれ、そこにハマった人々が集うコミュニティも大量に存在するのでそのあたりを参考にしてみるのも良いでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?