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【エッセイ】繁忙期を終えて(今なら少し遊べます)

明らかに、この2ヶ月は世間で言うところの「繁忙期」だった。
本業では毎週のように入るロケへの対応におわれ、さらには副業も主要な取引先全社と滅多に取引がない個人のクリエイターなどから一度に連絡が来てパンク状態になるなど、ここクリエイターとして9年活動しているが、最も忙しい期間だったと思う。

筆者が「忙しい」と口を出すことは本当に珍しいことだ。
他人から「古月さん忙しいですよね?」と言われても、どんな状態でも対応できる状態であれば「そうでもないですよ」と答えていた。

もちろん酒の席など、どこに呼ばれようが、呼ばれれば基本的には行く。
これも対応できれば、という話。

しかし、7月中についてはキャンセルが多発した。
対応できないほどに多忙になった。
本業が忙しい状態で、副業や「風とバーチャル」のために、通常より睡眠時間を削って対応したとして、それでも時間が一切と足りなくなったのだ。
身内には「このままだと俺死ぬぞ……手伝って」と非常事態宣言すら出した。

ついには、普段理由がない限りは基本的に仕事を受ける筆者だが、「忙しい」と複数キャンセルをした。
「風とバーチャル」の締切も差し迫り、出張ロケもある中で、ひと月以上前から発注のあった予約の案件を抱えた中での主要取引先全社から案件ご相談の連絡の数々。
ひとことに言えば古月ひとりでは対応は不可能な状況だった。

そのうえ、「風とバーチャル」の年表をなんとしても年内に終わらせるべく、7000行あったスプレッドシートを処理しなくてはならなかったことも事態に拍車をかけた。ひとりでは年内に7000行もあるシートを目視で確認し、文言を書き換え、印刷用のシートに写すことが無理なことはすぐに分かった。

そんなこんなで1日に15時間から18時間働くのがデフォルト状態になっていた。「宇宙よりも遠い場所」のセリフを拝借するなら「軽く死ねますね」だ。

本業、「風とバーチャル」、年表も少しおちついているので今は以前よりも余裕ができた。
半年ぶりに少しなら雀魂をしたり、遊ぶ時間も作れそうだ。
せめてもの、これをキープしたい。

ぜひ遊びたい、呑みの席に誘いたい、仕事の相談をしたい……などなどあったら声をかけていただきたい。今なら、大丈夫だ。

本当に「風とバーチャル」が終われば自由になって落ち着く。3年もの間、ゲームで遊ぶことが難しかった状況が終わるのだ。
早くその時が訪れてほしいと切に願っている。

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