【遊戯王】デッキ紹介 #01【名状しがたき獣】
はじめに
オルドです。デッキ紹介の記事を書くのは初めてですが、頑張っていきたいと思います。
今回は《古神ハストール》というカードを使ったデッキです。
《古神ハストール》というカード
かっこいい。自分はクトゥルフ神話ないしTRPGについてはさっぱりですが、イラストかっこよくて好きです。韓シクがほしい。
さて、性能の話をすると、このカードができることは主に2つ。
この2つの要素のうち、注目すべきは2つ目です。
このカードでのコントロール奪取には一切の制約が付かないので、攻撃、効果の発動、素材への利用となんでもできます。
また、《精神操作》や《大捕り物》のような少ない枚数で似た処理を遂行できるカードと比べ、「引かなくて良い」「繰り返し使える」という点にも注目しデッキを構築しました。
デッキレシピ(リミットレギュレーション:2020.07.01〜2020.09.30)
ループギミックの解説
《古神ハストール》の大きな特徴の1つに「レベル4のSモンスターである」があります。それを活かすために、以下のギミックを採用しました。
これで墓地の《古神ハストール》を特殊召喚できます。マドルチェは《マドルチェ・シャトー》《マドルチェ・プロムナード》で回収が容易のため、EXデッキにリヴァイエールがいればこの動きをループさせることができます。
また、この動きで《旧神ヌトス》の特殊召喚条件が満たされるため、ヌトスを特殊召喚→ハストールを装備、という動きをすることができます。
さらに、この時場に《焔聖騎士帝―シャルル》がいれば、装備されたハストールを破壊→コントロール奪取にまで手が伸びるというコンボギミックになっています。
理想の初動を解説
このデッキの初動に必要な条件はシンプル。
《水晶機巧―ハリファイバー》をリンク召喚するだけです。
チューナーを用意する方法として、《レスキューキャット》を選びました。獣族のマドルチェは全員レベル3地属性なので《トランスターン》を使うことができ、初動のみならず中盤以降も活躍してくれるカードです。
なお、上記のカードを引けなくても《マドルチェ・サロン》によって召喚権を増やし、《水晶機巧―ハリファイバー》のリンク素材を確保することもできます。
《水晶機巧―ハリファイバー》1枚から、相手モンスターのコントロール奪取まで繋がるコンボでした。
ハストールの弱点
初動のところでも軽く書きましたが、ハストールの効果は相手フィールドに対象を取れるモンスターがいないと発動できません。《ヴァレルロード・ドラゴン》や《双穹の騎士アストラム》などはコントロール奪取できないんですね。つまり、メインギミックであるハストールとは別に対象を取らない除去や戦闘での除去について考える必要がありましたが、実は答えが手元に転がっていました。
そう、《クイーンマドルチェ・ティアラミス》です。
女王のために動くは、姫君の妹
現在のマドルチェは、《マドルチェ・プディンセスール》を使うことで簡単に《クイーンマドルチェ・ティアラミス》をX召喚することができます。このマドルチェで戦うためのサブプランのために、いくつかのマドルチェモンスターを採用しています。
《マドルチェ・メッセンジェラート》は《マドルチェ・プロムナード》《マドルチェ・サロン》《マドルチェ・シャトー》のサーチ役として採用。
《マドルチェ・クロワンサン》は、レベル3としてもレベル4としても使えるので、かなり小回りが効くいいカードです。
え?ティアラミスでもどうしようもできない「効果を受けないモンスター」?
……
《ヴァレルソード・ドラゴン》出すべ!
遊戯王ゆるふわモンスターズの始まりだァーーーッ!
「メルフィー」の登場はこのデッキを1つ上のステップに上げてくれました。特に《メルフィー・キャシィ》です。獣族を展開の主体とするこのデッキでは彼?のサーチ効果が大きく手札の質を上げてくれます。一見2枚目以降が腐りそうに見える《レスキューキャット》も、ヌトスの効果で特殊召喚できるので事故感は薄いです。むしろ、そこから《森のメルフィーズ》のX召喚に繋げられるのでむしろ相性はいいと見えます。
《森のメルフィーズ》からサーチできる《メルフィーのかくれんぼ》は、プチ《貪欲な壺》として機能し、リソース回復のみならず《マドルチェ・サロン》の効果誘発などに使うこともできます。また、事故回避として複数投入した《幻獣機オライオン》の2枚目も、1枚目の効果で場に出してモリノさんのX素材になる役割をもたせられました。
細かなカードの紹介
《マドルチェ・ミィルフィーヤ》
マドルチェ専用切り込み隊長。ホーットから出すことが多いですが、プロムナードなどで回収できると展開力+1でgood。
《キーマウス》
キャットから出すチューナーその1。ホーットケーキやメルフィーをサーチできるので事故回避にもなります。
《犬横綱》
キャットから出すチューナーその2。手札のチューナーとハリファイバーになれる、第3の初動カードともなれる存在です。
《メルフィー・パピィ》
キャットからモリノさんを出すことを考えるとメルフィーは3枚くらいほしかったので採用。メルフィーの効果には同名ターン1がついているので、3枚目のキャシィよりはキャシィを呼べるこちらのほうが採用しやすいかと。
《獣王アルファ》
メルフィーの王。メインデッキの打点の低さのカバーもでき、対象に取らない除去性能も持っています。場の獣マドルチェを手札に戻せばサロンの効果誘発も。
《マドルチェ・シャトー》
主に回収用です。
《貪欲な壺》
「ループギミックのその後」で触れた、ダイガスタエメラルと同じ役割を担っています。実質ループ回数+1のカードとして。
《ギャラクシー・サイクロン》
バック除去ができるカードでもありますし、墓地効果で装備状態のハストールを破壊できるカードでもあります。ハストールとの相性がとても良いカードです。
《戦線復帰》
初動でこのカードを手札に持っている場合、キャットからキャシィとチューナーを出します。そして相手ターンにこのカードでキャシィを特殊召喚し、ホーットケーキ、キャット、アルファから状況に応じたサーチを行います。
《マドルチェ・プロムナード》
初動でこのカードを手札に持っている場合、キャットからホーットケーキとチューナーを出します。そしてホーットケーキをこのカードで回収してループギミックに移行します。
戦線復帰共々、初手であると強いカードなのでお互い3積みですが、このカードはサロンとの相性が非常に良いので3積み推奨カードです。
《貪欲な瓶》
モンスターをデッキに戻す魔法・罠(貪壺、シャトー)をデッキに戻すカードです。4枚目の貪壺としても。
《竜巻竜》
ヌトスの効果でレベル4を特殊召喚した先のカード。シャルルが場にいない時にハストールを破壊しましょう。フリーチェーンでヌトスの効果を起動できる優秀さもあります。
《崔嵬の地霊使いアウス》
エンジェリーしか手札にない場合、エンジェリー→ホーットケーキ→メッセンジェラートと繋げてリンク召喚し、相手依存ですがラビットをサーチします。効果を活かしてヴァレルソードのためのカードにもなります。
採用したかった&していたカード
《ライティ・ドライバー》&《レフティ・ドライバー》
キャットに続く第2の初動枠として採用していました。トランスターンの気づきを得たので不採用に。
《執愛のウヴァループ》
ハストールを除外して手札に→リヴァイエールからハストールを帰還しヌトスへ→ヌトス効果でウヴァループ特殊召喚→スクラップドラゴンやゼラの天使 といったコンボができるカードでしたが、ホーットケーキで除外を用意できることと、それはそれで別のデッキを組んだほうが良さそうなので不採用です。
《禁じられた一滴》
ハストールを墓地に送りつつ、装備したいモンスターの耐性をなくせるカードです。あまり使える場面がなくて見送り中。
《闇の増産工場》
場のハストールをフリーチェーンで墓地に送れるカード。魔法罠を送れないのが地味に痛いです。
《TG ワンダー・マジシャン》
相手ターンにS召喚できるレベル5のSモンスターはアクセルと彼女なのですが、魔法罠の破壊効果が強制のため、自分の破壊したくないカードを破壊するリスクを考えて採用を見送っています。
《ユニオン・キャリアー》
リヴァイエール+ハストールの盤面で。ただ装備したいカードがなく断念。
《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》
相手の墓地に触れるのは強いです。が、EXデッキがカツカツのため見送り中。
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》&《シャドール・ドラコン》
リヴァイエール+ハストール+風属性でリンク召喚し、ドラゴンを落としてハストールを破壊するコンボです。もう1体の風属性はSRや音響戦士あたりかなーと思いましたが、必要な枚数が多くて断念。
総評
ターンが進めば進むほどにフィールドと手札が強くなっていくと面白いです。デュエルが長引きがちですが少ないデッキ枚数で長く戦えるデッキになっています。皆さんもハストールでデッキを組んでみましょう。
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