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【遊戯王】デッキ紹介 #6 【進化燃焼 ver.2.0】

オルドです。デッキ紹介やっていきます。

化合獣というテーマ

は、枷を背負って生まれてきました。
そう、手札に来ると来るだけ弱いのです。

以前の記事でも書きましたが、デュアルモンスターは1枚でなにかができるカードではなく、他のカードと合わせてやっと他のカード1枚と同じバリューを持つカードです。つまり、《ギガプラント》《地獄の門番イル・ブラッド》などのように効果はかなり強くないといけないのですが……

効果が弱い。とにかく弱い。エースモンスターである《進化合獣ダイオーキシン》がターン1のダムドというだけで、《進化合獣ヒュードラゴン》に関しては無の効果を持っているといっても過言ではありません。下級はなかなか便利な効果を持っていますが、それでも「2回の召喚権を前提とした」効果としては微妙と言わざるを得ません。

それでも、化合獣には可能性がある。それが《完全燃焼》です。

デッキレシピ

執筆時のデッキレシピです。EXデッキは変更されている可能性大です。

2021.09.26追記:レシピ更新しました。

メインギミック

《完全燃焼》は、展開+防御を行える優秀なカードです。しかも、綺麗にテーマ内でギミックができるようになっています。

1. 《完全燃焼》で除外されている《進化合獣ダイオーキシン》を特殊召喚
2. 《進化合獣ダイオーキシン》で墓地の《進化合獣ダイオーキシン》を除外し除去
3. 1. 2. の繰り返し

コンパクトにこのギミックができるのは優秀なので、化合獣を使う意義としていいだろうな、と思いメインギミックとして採用しました。
ここからシナジーを広げていきます。

展開力を上げる策

《完全燃焼》を使う際に最も効率的な手段は《二量合成》を発動することです。下級の化合獣と完全燃焼を手札に加えて、化合獣を召喚、完全燃焼をセット。これで最低限の展開はできるのですが……

足りない。いくらなんでも、この時代にそれは足りない。

完全燃焼から出てくるのがレベル8のバニラ2体では、相手の盤面に干渉することも、それこそモンスターを盤面に残すことすら叶わないこともしばしば。
これではデュエルにはならないので、+の展開を作ることができるカードを探してみました。

ということで、魔鍵をタッチ採用です。
化合獣召喚にプラスして《魔鍵施解》があれば、《魔鍵銃-バトスバスター》からなんやかんやしてかなり強力な盤面を敷けます。
しかも手札を1枚デッキに戻せるので事故の軽減もできます。お得じゃん。

《二量合成》《魔鍵施解》の2枚が揃った際の初動です。音がなりますので注意です。

《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》で一応の妨害に加えて、3種の魔鍵罠カードを1枚以上セットでき、手札に追加で持っていることで上振れを狙うこともできます。
トランスフルミネでセットできる《繋がれし魔鍵》から《魔鍵召竜-アンドラビムス》を出すことで、自分のターンの攻めを強くすることができます。

展開先をどうするかは明確な答えが存在しています。《I:Pマスカレーナ》素材の《天威の龍拳聖》です。

破壊耐性を持ちつつ起動効果で対象を取らない破壊を飛ばすことができます。展開ができるとだいたい3~5枚は墓地に通常モンスターがいるので、返しの札としてこれ以上無いくらい優秀なカードとして戦ってくれます。

さて、魔鍵で重要なカードとなっている《魔鍵-マフテア》は通常モンスターを墓地に送ることができるカード。ここで別のパーツとのシナジーをもたせることで、デッキの深みを増すことができるのではないかと考えました。
できれば化合獣とのシナジーも持たせつつ……何か……

メルフィーの森には個性豊かで可愛い動物たちがいっぱい

メルフィーを使っているデッキで《メルフィー・ラビィ》を採用している人はかなり少ないですが、シナジーが見いだせるカードということで採用してみました。
魔鍵は墓地のモンスターの属性を参照するのでできるだけ散らして採用するのが良いとされていますが、なんと魔鍵と化合獣をあわせても地属性は《魔鍵砲-ガレスヴェート》の1枚のみ。ということで地属性の通常モンスターが必要になったのでラビィに白羽の矢が立ったということです。
(ガレスヴェートは手札に持っていた時の弱さが印象に強く不採用としています)

そしてメルフィーはもともと化合獣とのシナジーが見込めるテーマなのです。下級がレベル2主軸なので《森のメルフィーズ》が簡単にX召喚できること、《化合獣オキシン・オックス》がレベル2の獣族なので《メルフィー・パピィ》《メルフィー・ポニィ》に対応していること、が理由となっています。
メルフィーがいるとデッキの防御力と安定感が増すので、それぞれ採用してみました。魔法罠は採用していないのですが、《メルフィーのおいかけっこ》は採用範囲内かと思っています。展開力がちょっと足りないので。

ランク2要因を増やそう

メインギミックである《完全燃焼》の墓地効果を強く使うために、《バージェストマ・レアンコイリア》《バージェストマ・マーレラ》を採用してみました。《PSYフレームロード・Ω》でもいいのですが、そこまで出す手間と比較してこのカード1枚のみの採用となっています。

バージェストマカード2枚が採用となったのでバージェストマで除去を行える《バージェストマ・ディノミスクス》《バージェストマ・オレノイデス》を採用しました。

しかもバージェストマは水族レベル2なので《化合獣カーボン・クラブ》と一緒に《餅カエル》になれます。さらに通常モンスター扱いで場に出るため魔鍵とのシナジーも良好です。

2021.09.26追記:抜けました。初手に抱えるレアンコイリアの弱さったらなく、速度を上げるカードを採用しました。

まだ足りない、もっと力を

とはいえ、まだ召喚権を潰されると動きのゆるさ、コンボの一貫性が失われがちであることに変わりはない状態です。
ということで展開補助としてネメシスを採用しました。

ネメシス下級の共通効果:除外されている自分のモンスターを対象にとって発動。手札から自身を特殊召喚し、対象のモンスターをデッキに戻す。

《完全燃焼》《進化合獣ダイオーキシン》で除外した化合獣をデッキに戻すことで2枚目以降の《完全燃焼》の発動のサポートを見込め、リンク素材としてだけでなく《ネメシス・フラッグ》はランク2を、《ネメシス・コリドー》は《超雷龍-サンダー・ドラゴン》を、《アークネメシス・エスカトス》は除去兼打点要因と、展開のその先まで行える優秀なカード群となっています。

《超雷龍-サンダー・ドラゴン》を採用することで《クロシープ》の採用に余念がなくなり、《メルフィー・パピィ》からリクルートした《森の聖獣 カラントーサ》に2回目の仕事を与えつつリンク3につなげる動きもすることができるようになりました。しかも《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》謎の雷族だし。

つまりどういうデッキなの?

ということでデッキの主要なギミック説明が終わりましたが、正直カードが組み合わさっているだけなので動き方がよくわからないと思います。ので、やっておきたい動きや目指す盤面について説明していきます。

もう忘れている方もいると思うのでもう1回デッキレシピを掲載します。

序盤:《完全燃焼》の発動を目指す。魔鍵を動かす。メルフィーのどれかに触る。
どれかができれば最低限、2つ以上組み合わさるといい感じ、というイメージです。
《完全燃焼》や魔鍵がレベル8をポンポン供給してくれるので、《No.90 銀河眼の光子卿》をX召喚して適度な妨害をしつつ《ギャラクシー・サイクロン》や《ギャラクシーサーペント》を墓地に送って今後の準備もできるといいですね。

中盤:メインギミックへの導線を作る。リンク召喚でアドを稼ぐ。
序盤での動きでは手札をたくさん消費するカードを使用するので、少ない手札で盤面を固めたり耐えの構えを作ったりできると良いと思います。このくらいのタイミングで《天威の龍拳聖》《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》を狙うようにします。
このあたりから《デュアル・アブレーション》《化合電界》《超自然警戒区域》を場に展開するとGoodです。

メルフィーが動いているのならば《鉄獣戦線 ケラス》にアクセスできているはずなので、場に出力し《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を目指します。
シュライグ+パピィ+切り裂かれし闇 の盤面を中盤で作れるとかなりいい感じに動くことができます。

終盤:メインギミックを動かす。大型モンスターで攻め立てる。
《アークネメシス・エスカトス》《精霊神后 ドリアード》《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》《超化合獣メタン・ハイド》《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》といったATK3000組を場に出力してメインギミックと並行して殴りにいきます。《魔鍵錠-施-》《トライワイトゾーン》といった展開札を使えるといいなーと。

その他のカード紹介

今まで触れてこなかったカードの紹介です。

《抹殺の邪悪霊》
《進化合獣ダイオーキシン》とのシナジーを考えての採用。《完全燃焼》の墓地版のような立ち位置です。蘇生したダイオーキシンはデュアルできない効果モンスターとなるので注意しましょう。

《エヴォルテクター エヴェック》
《デュアル・アブレーション》で蘇生して展開するカードです。リンクを伸ばしたい時に。

《昇華騎士-エクスパラディン》
後攻で握っておくとお得モンスターです。
召喚時効果で《重騎士道-ゴルドナイト》を装備して自爆特攻することで効果の発動に繋げます。アブレーションからのリクル先としても。

《重騎士道-ゴルドナイト》
実は《二量合成》のサーチカード。前述のエクスパラディンからの蘇生、序盤にアブレーションやスパークフィールドを引いた際に使えるとうまあじです。地属性枠としても優秀。

《精霊神后 ドリアード》
フィニッシャーのうちの1体。召喚条件の達成は相手の墓地も含めると容易です。この子のために《クリッター》を採用するのもありかもしれないと最近思い始めています。

《獣王アルファ》
メルフィーの親玉。中盤以降の盤面を突破する要因として非常に優秀です。

《鉄獣戦線 ケラス》
メルフィーの特攻隊。リンクモンスターを出しつつエクシーズに繋げられるのが非常に偉い。
手札コストは《二量合成》《メルフィー・ポニィ》などでたくさん稼げます。

《ギャラクシー・サイクロン》
バック割り要因。フォトンロードから素材に入れてもいいし、引いてもいい。

《超自然警戒区域》
様々なカードのバリューを上げられるカード。しかし特殊召喚にしか対応していないので最近悩み中のカードでもあります。引けたことがほとんどないのでまだ真価を測りかねています。

《死者蘇生》
蘇生して強いモンスターがたくさんいるので。

《トライワイトゾーン》
デッキがそれなりに回っていれば発動できないことはないと思います。《天威の龍拳聖》のことを考えると《パケットリンク》のほうが良かったりもするのかなーとも。

《切り裂かれし闇》
新たな《二量合成》+1になるカードです。《超自然警戒区域》とは違い召喚でも効果を発動できるのが非常に偉い。打点アップ効果もめっちゃ強い。

《龍の鏡》
墓地リソースで融合できるカード。《魔鍵召竜-アンドラビムス》がドラゴン族なので採用してみました。《始祖竜ワイアーム》はこのカードでのみ出せます。

《鉄獣の抗戦》
パワーカード。墓地から除外するカードが多くなったので、できれば除外がある程度溜まったタイミングで発動したいです。

《始祖竜ワイアーム》
もともと《龍の鏡》と一緒に採用しようかな、とは思っていたのですが、《切り裂かれし闇》とのシナジーがすごかったので採用に踏み切りました。

《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》
ケラス、リボルト対応のリンク2枠です。《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》でも良いのですが、《鉄獣の抗戦》以外に採用したいサーチ先がないこと、目ルフィーを使う以上縛りを無視できないことを考えるとフェリジットが安定ですね。

《トロイメア・フェニックス》
バック割り要因として。デッキが回っていない時にでも、簡単に厄介なカードを割れるカードがほしかったんですよね。

《死翼のフレスヴェイス》
ケラスから出すリンク3です。素出しは未考慮です。
他にも《空牙団の大義 フォルゴ》や《鉄獣戦線 銀弾のルガル》などの選択肢もあります。正直それぞれ良いところがあるので何でも良いです。今回はちょっと意地悪できるカードのほうがいいかな、と思いフレスヴェイスにしました。

総括

自分の化合獣に対する全てをこのデッキにぶつけて、かなりお気に入りのデッキが完成しました。事故もそれなりにしますが、使っていて楽しくデュエルできるデッキに仕上がったので上出来だと思います。

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