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2022年12月3週目

12/12(月)

ホテルのロビーで待ち合わせをしてオフィスに向かった。オフィスまでは徒歩2分程度でかなり近い。朝が弱いわたしにとってはありがたい立地だ。こちらのオフィスにはフィリピン人の方が多かったため(ほとんどがかなり上手に日本語を話す)、わたし以外の日本から来たメンバーは英語で自己紹介していた。同じぐらい英語が苦手な人が英語で自己紹介をしているのを見て「こいつは日本語でやると思ってたのに…裏切られた…!」と思ったが、頑張って話すに越したことはないので気持ちを抑えた。ランチはモール内で食べた。牛のスープの他、色々なものを食べた。フィリピンの料理は美味しいが、かなり塩辛い。夜はマクタン島の方のレストランに行った。車に乗り込むギリギリのタイミングで酔い止めを飲んだためか、効くまでの間で少し車酔いした。車の中からジプニーを見かけて、車の外側に人が掴まって乗っているという光景に驚いたが、外国人からすれば日本の満員電車も似たようなものなのかもしれない。自分たちの滞在しているビジネス街の外は本当に怖いし、絶対に出歩かないようにしようと思った。夕食も色々出てきたが、パパイヤサラダが一番気に入った。適度な酸味があって美味しいし、日本のお漬物の感覚で食べられる。

12/13(火)

今日こそホテルの朝食を食べようと決意していたが、眠気に負けてギリギリでオフィスに着いた。やっぱり移動はかなり疲れる。昼食にはフォーを食べた。私よりも先に出張した同じチームのメンバーの勧めだったが、確かに美味しかった。塩辛くないから良かった。夜はビリヤードに行った。ビリヤードをやるのは人生で初だった。初であることを言うと皆に驚かれたが、人生のどのタイミングでビリヤードをやろう!となるのか謎だ。下手なりに頑張り、最後の最後で勝てたから嬉しかった。

12/14(水)

昼はコピ・ルアクを比較的安価に出す店があると聞いて、そこで取った。コーヒーと食パン、目玉焼き、ウィンナーと、朝ごはんのようなメニューになった。朝ごはんはいつ食べても美味しいものだ。コピ・ルアクは高級な味がした。コーヒーに詳しくないため、それなりに美味しいなという感想だった。夜は水曜日から日曜日の夜だけ営業している屋台村で、マンゴースムージーと豚肉を焼いたものと米のセットを食べた。マンゴースムージーはかなり美味しかった。日本でも出すお店が無いか探さなければならない。夕食を終え、モール内にあるスーパーに行った。その後、洗濯のためにランドリーまで歩いた。そのランドリーは同じプロジェクトのメンバーが住んでいるコンドミニアムの1階にあるのだが、このコンドミニアムがいわゆるタワマン的なもので驚いた。こうした国で日本人が必要とされる会社に勤めそこそこの給与を貰いながら働くのは一つの正解なのかもしれないと思った。夜寝る前に本を読んでいたらベッドの下に栞が落ちたが、ライトを照らして探すのが怖くて取るのを諦めた。

12/15(木)


この日もホテルの朝食を食べようと意気込んでいたが、眠気に負けて逃してしまった。昼はプロジェクトメンバーの誕生日だったので、他の人が手作りのご飯を持ってきたり、注文したりで、オフィスでみんなで食べた。こちらのメンバーはアットホームな雰囲気で良いなと思った。今日が誕生日だと聞きつけていた我々は昨日モールでプレゼントを調達していたので頃合いを見てお渡しした。わたしのオススメの品なので、喜んでもらえると良いな。夜もみんなでどこか行こうと話していたが、豪雨と疲れで元気がなくなっていたのでやめにした。雨も止んだ頃、一部メンバーでマッサージに行った。私はオイルマッサージを受けたのだが、下半身のマッサージに移るとき施術してくれているお姉さんが私の履いているTバックを見て「sexy…」と言ってきて面白かった。フィリピンの人はTバックを履く文化が無いのだろうか。マッサージを終え、ずっとゴリ押しされていたジョリビーをテイクアウトしてホテルの部屋で食べた。安いし美味しい。あれでマクドより安いのであれば、確かに食べるよねと思った。でも、ジョリビーの店の前はいつも独特の甘い匂いがしてちょっと苦手だ。

12/16(金)


携帯を見ながら寝落ちしていたようで、充電していたApple Watchのアラーム音で目が覚めた。携帯を見ながら寝落ちするのは年に3回程度しかないので、毎回新鮮な気持ちで驚いてしまう。昼はAbaca Baking Companyでパンとカフェラテを買った。私がセブに来てから食べたものの中で1.2を争う美味しさだった。パンも美味しいし、カフェラテもびっくりすぐるらい美味しかった。日本にもできてほしい。夜はこちらの拠点での会社のイベントがあり、急遽参加した。あまり参加するつもりはなかったが、食べ物が美味しそうでついつい釣られてしまった。こちらの人間はとにかく陽気だなと思った。イベントを終え、カジノに行っている同僚に連絡し合流した。せっかく来たのだから、カジノを見学したいと思い連れていってもらった。このとき初めて自分たちのいるビジネス街の外に出たのだが、かなりドキドキした。何も起こらなくて安心した。カジノは思ったより健全な雰囲気だった。

12/17(土)


早起きしてきちんと朝食を取った。今日はアイランドホッピングに行くため、ちゃんと食べておく必要があった。迎えが来て車に乗り30分程度で船乗り場についた。海で泳ぐなんて人生でほぼ初めてだったが、ライフジャケットありで泳ぐのはかなり楽しい。潜って魚を見たり、なんとなくプカプカ浮かんだりして、かなりリフレッシュできた。船の上でココナッツの実を割って抽出したココナッツジュースを飲んだが、ほとんど味がしなかった。果実の部分も食べたが、これも虚無の味がした。あれだけ味の濃い料理を好むフィリピン人が好んで飲み食いしているのが謎だが「体にいいから~」と言っていたので、味が好きというわけではなさそうだ。船の上でご飯を食べたりカラオケしたり、のんびりとした時間を過ごした。夜はモールの中にあるファストフード店でチキンとポテトを食べた。

12/18(日)


帰国の日。深夜の3時半にホテルのロビー集合で、どうしてもこちらのマクドに行ってみたい我々は3時に集合すると決めた。なんとか起きてマクドに行ったが、こんな深夜に何か食べる元気などあるわけないのでアイスティーだけ注文した。朝マックや、こちら特有のメニューがあることが確認できたので良かった。ぐったりしながら車に乗り込み空港へ向かった。このぐらい元気がない状態で空港に向かう方が名残惜しさが減って良いのかもしれないと思った。空港で一通りの手続きを終え、1時間以上時間が余っていたので空港内のマッサージに行こうという話になったが、お店が閉店していて悲しかった。帰りの機内食はチキンにしたが、今度はビーフの方が美味しそうで、また失敗したなと思った。日本に帰ってきてからの一発目の日本食が感動的な美味しさだという噂を聞いていたため、ウキウキしながら皆で蕎麦を食べたが、そこまで長期の滞在ではない上に向こうの食事にまだ満足している状態で帰ってきているので感動が薄かった。向こうで買ったお土産は毎回やや不評であるし、評判がいいものは小分けになっておらず配りづらいため、こちらの空港で購入し帰宅した。夜はぐっすり眠った。

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