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23年度ダビマス王座予選生産録@ドバイシーマ

こんにちは。鉱山夫です。
本Noteでは「ダビマス公式BC決勝までの道程」同様,ドバイシーマの環境を調べ,王座決勝の切符に向けた馬を模索した結果について語ります。
本Noteでは核心的な事項は語らない予定ですが,本Noteから何かを受け取り,自身のステップアップの一助としていただけますと幸いです。

1. 背景:なぜドバイシーマか

王座予選では決勝進出,つまり人口の少ないレース選択が大事です。
今回の王座予選の舞台は下記の通りです。
安田2条件は馬場天候が被っており,総力生産の傍らで調教戦も生産できます。そのうえ,調教戦は絵馬を温存出来るため他と比べてエコなレースと言えるでしょう。反面,ドバイSCは久方ぶりの開催。安田とドバイSCを比べた時,才能選定の勘所や才能のそろい方は明らかに安田の方が楽です。
以上から,レース人口は「安田調教 > 安田総力 > ドバイSC」と考え,ドバイSCを主戦場に選びました。

23年度王座予選レース © Drecom Co.,Ltd.

2. ベンチマーキング

ドバイSCは久方ぶりの開催であり,環境を一から読むことになります。当然,既存馬なんて(一部の変態以外)持っている人は居ません。
となればやることは1つ。取りあえずの仮定を置いて生産し,皆の新作が出始めるころにOGCで挙動を見つつ仮説を修正して再生産です。

2-1. 初期仮説

まずは目標ステについて。新システムでは,スタ要求度が高まったといわれています。このため,少しスタに寄せた154-128を試金石としました。
次に才能構成について。非凡はざっと見た限り,逃げ追込にめぼしいものは無し。ということは先行と差しの戦いです。
悪いサンダース君が彼のブログで言及した通り,困ったら前々を取れる方を選択するのが本ゲームの鉄則です。差しの方が人気上がるので,得意騎手取りやすい点で一長一短はあるんですが。
そこで,好位からの抜け出しが出来るよう下記構成で一先ず味見をする方針で生産。結果的に,155(6)-126(7)-根性弱の牡馬を引きました。
なおこの馬はスト8薄め,ザミン肌母父の超完璧&相性完璧で作っています。超完璧自体,打率終わってる上に安定落としで気性も終わるので,もう二度とやりたくないです。この苦労話は後日,希望があればMirrativで話します。

味見用の馬の才能構成

2-2. 仮説検証

閑話休題。生まれたら仮説実証です。OGCで数日走らせ,強い馬の脚質や才能の発動タイミングを見ます。その中でも,ひときわ目立っていた馬が,はまはま牧場さんのツインラッシュ号でした。
OGC出していた方ならお分かりいただけると思いますが,正に私が思い描いていた「好位につけてからの直線抜け出し」を体現した馬でした。
が,吃驚したのは才能の発動時期。直線半ばまで全く才能が光りません。
即ち,叡智や恋想,Bardachdなどの才能選択がミスっている可能性が高そうです。そこで,これらの才能を見直すことにしました。

OGC第2夜の結果。タコ負けした初代ガンパレードマーチ号。

2-3. 才能の効果検証

レースを観察したところ,一番怪しいのは「太陽の叡智」でした。
有馬BCで猛威を振るったこの才能ですが,ドバイシーマ環境で見直した所全く伸びない…どころか,1馬身弱位しか効能がありませんでした嘘だろ。
これ無しで好位を取りに行くとなると,真っ先に思い浮かぶのはスタート才能ですが,先述の通り直線半ばまで点滅は無し。ということは答えは1つ。

スタートダッシュと追い出しをキメるしかない。

ツインラッシュ号は左1◎と真ん中◎~〇が目立つ馬でした。また,レースを見るとダッシュ良く飛び出して好位に付けるレースが目立ちます。
このことから,先行の中で左1と真ん中を取ることでスタート&追い出しの初速が上がり,好位に付けられる確率が上がると考えました。
ドバイのスピ根バフと言えば有名な規格外。これを太陽の叡智と差し替えます。また,狙いもスピ160+スタ出来るだけ,に切り替えます。
※叡智に関する考察は長くなるので,Appendix1に付けておきます。

次に怪しいのは「ときめき★恋想」。本才能は元々ガラポン才能でしたが,配布堕ちした哀しき才能。これは,夢幻泡影に置き換えます。
最後にBardachd。正直文言だけで選びましたが,文言には幅があります。ということでBardachdに勝てる才能を調査し,最新才能であるネイエフ燕闘の「Storm」に切り替えました。

2-4. 補正仮説に対するメタ読み

以上の才能構成を下地に,メタを読みます。
本馬は「好位置から一旦コーナーで控え,直線終盤で全てを差し返す」がコンセプトです。言い換えると,好位置を取れる先行や,先行のようなムーブをする差しが強敵になります。この観点でOGCを調査し,ライバル足りうる型を次の2つに絞り込みました。

(1) 素体の暴力型先行:
【非凡】シンボリルドルフ覇閃「真・皇帝」
【調教】規格外,優美高妙,祝夢七煌★,夢幻泡影,夕月夜祝詠
(2) 偽先行型差し:
【非凡】アリダー獅闘「Gigant」 / ステイゴールド瓏覇「黄金崩瑩」
【調教】規格外,夏色入道雲★,銘心,協心戮力,青龍泳舞 / 聖響の祝祭

(1)は素体の暴力で位置取りを取り,直線前壁となって立ちはだかります。この型は(2)の偽先行型差しに勝てないので,決勝には出てこないでしょう。準決で当たらないことだけが対策です。祈れ。
(2)の偽先行型差しは直線手前から進出を開始し,直線で先頭に立ってから後続を突き放す,正に先行抜け出しのようなレースをします。実際,OGCで猛威を振るっていたシンガポ君のディアサンライズ号は(2)の偽先行型差しでした。本型と比較した場合,スペックは五分五分~半馬身負ける位。さらに,この型は先行っぽいムーブをするので根性も勝つ必要がある。
以上から,この馬に勝つには位置取りの優位性を最大化しつつ,スピスタ根の強跳ねを引くしかありません
OGCではディアサンライズ号が無傷で3連勝していました。このままでは環境が差しに傾き先行の優位性が減り,負け率が上がります(ref. Appendix2)。そこで,早々に馬を生産してOGCで首位を取り,先行の強さをアピールすることが重要と考えました。また,仮に負けが込むようであればアリダーでもう1周する予定でした。

2-5. 補正仮説検証

以上の検討の元,出来たのがガンパレードマーチ号。馬名はPSゲーム往年の名作「高機動幻想ガンパレード・マーチ」から。素体は158(+得意2)-124/5-116↑です。
OGCにて味見した結果,シンガポ君に1敗(イレコミ)のみの4戦3勝。これなら十分でしょう。
気性Cには泣きましたが,画竜点睛を欠く点で私らしくもあり,またこの馬が出た時点で気持ちが切れてしまったので,王座生産を終いにしました。

二代目ガンパレードマーチ号。上のタコ負けした馬から転生。

3. 王座予選結果および振り返り

…もはや言うことはありません。
全て,予想通りでした。

全てを読み切り,頂点に立った気持ちは言葉になりません。また,様々な方から二の足に関するコメント,(掛け合い含め)レースが面白かったというコメントを頂きました。こうしたレースを魅せられたのも優勝者冥利に尽きます。
とはいえ本レースは飽くまで予選であり,勝負はここから。

猛者の皆様,対戦よろしくお願いします。
また3/20に会いましょう。

2024.02.05 鉱山夫


以下,おまけです。

Appendix1. 太陽の叡智について

論より証拠。こちらの画像をご覧ください。
内が根性負けしている叡智搭載馬。外がガンパレです。
飽くまで仮説ですが,追い出しと叡智発動が被っており,併せに捕まっているため叡智の前半バフが帳消しにされているような気がします。
有馬であれだけ猛威を振るった才能でしたが,もしかすると直線が短いほど本才能の効果が大きいのかもしれませんね…。

Appendix2. 隊列について

本ゲームに限らず,殆どの競馬ゲームでは「ポジションキープ」と呼ばれる仕様が存在します。これは,スタート後の位置取り争いがひと段落してから,追い出しを開始するまでの区間では概ね脚質に従った隊列分布になるという仕様です。
理論の話は悪いサンダース君のブログに記載があるので省きますが,ざっくり言うと「強い脚質をコントロールして作り出し,その先頭に立った奴が強い」ということです。この優位性は,頭にミカン載せたチャンプも言及していました。
先述のOGCでシンガポ君が優勝した時に焦ったのは正にこれが理由で,環境が先行に傾けば傾くほど私の馬に有利に,逆に差しに傾けば傾くほどシンガポ君に有利に働きます。

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