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お笑い初期衝動
73.相方が笑えば採用
『ペットの見せ合い』というコント。
ペットがキティと津川雅彦と決まったものの、具体的なボケはまだ何一つできていない。
「うちのペット、~~なんですよ。」と2人でペットの特徴を言い合うようなネタなのだが。
この、"~~"の部分を考えないといけない。
僕と田中三球は、再び部屋の空間をぼんやり見ながら考えた。
僕「キティちゃんの特徴は…う~ん、何やろなぁ。」
田中「津川ちゃんは…何やろ。」
僕「…」
田中「…」
僕「うちのキティちゃん…塩タンしか食べへん。」
田中「それおもろいな(笑)」
こんな具合に、てきとうに思いついたボケ案をポツリとつぶやき、相方が笑ったら採用といった感じのネタ作り。
僕達は好きな笑いが似ていたので、ネタの内容で意見がわかれることは比較的少なかった。
ちょっと変なボケでも、2人がおもしろいと思えれば採用していた。
そうして、良さげなボケ案をノートに箇条書きで記し。
あとは、矢印を書いたり番号をふったりして、それらをどういう順番で言うか決める。
僕達は、台本をきっちり書いて一字一句覚えるということはしなかった。
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