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お笑い初期衝動
108.解散後のプレッシャー
ジルを解散して。
僕と田中三球は、それぞれピン芸人としてネタ見せをすることになったのだが。
コンビ解散後のピンでのネタ見せというのは、周囲から独特の見られ方をする。
厄介なことに、「解散後のあいつら、一体どっちの方がおもしろいんだろう」という目で見られるのだ。
「どっちの方が―」を誰も口にはしないにしても、しかし確実にそういう目で見られるだろうことは僕も自覚していた。
「きっとこいつのおもんなさが原因で解散なんだろうな」
「足手まといはこいつの方だったんだな」
ピンでのネタ見せでウケなかったら、そんなふうに後ろ指をさされるのだろう。。
それを想像すると、おそろしくてたまらなくなった。
また、プレッシャーのあまり、冷静な判断力もどんどん失われ。
「今ネタ帳に書かれてるボケは100点なのか?それとも0点なのか??」
それぐらい、"おもしろい"とは何なのかが、わからなくなった。
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