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お笑い初期衝動

104.煮詰まった2人


『学校で1回も喋ったことない奴が、急に家に遊びに来た』というコントをつくり。
自分達ではそれなりに満足のいくネタにはなったのだが、残念ながら、事務所ライブに出るには至らなかった。


翌週にはネタ見せで、また新たなネタを披露しなければならない。
新ネタ作りのために田中三球と会うも、いつにも増して、どんよりとした時間が流れた。

次どうしようか。

う~ん…。


部屋の中にいるのにも関わらず、ねずみ色の分厚い雨雲がそこに漂っているかのような。そんな重たい空気。
今までのように、"楽しく会話してるうちに名アイディアが降りてくる"なんてことも、起こりそうな気がしない。
いや、それ以前に2人とも、楽しい会話などできないぐらいの心境だった。

ズバリ言おう。
僕達は完全に煮詰まってしまったのだ。

そして、新たなアイディアが何も出てこない中。
僕達は苦し紛れに、禁断の果実に手を出すこととなる。

「煮汁の2人バージョンやろうか。。」




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