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お笑い初期衝動

87.コンビは比べられる宿命にある

思えば、素人の頃、友達とこんな会話になることがよくあった。

「石橋と憲武、どっちが好き?」
「ウッチャンとナンチャン、どっちがおもろいと思う?」
「松ちゃんと浜ちゃん、どっちの方がおもろいかな。」

「どっちもおもしろい」でいいはずなのに、なぜか「どっちの方が」と優劣をつけるような見方を自然としていた。
そうなのだ。コンビというのは、どうしても比べられる宿命にあるのだ。

となると。
「おもしろくない方」と見られるなんて、まっぴらごめんなわけで。
その瞬間から、相方は"仲間"から"ライバル"という存在に変わっていく。
そうしてお互いに、負けるもんかと、仲悪くなりながらも切磋琢磨し合い。
結果、その頑張りが、お互いの成長につながることとなる。

このことを、石橋貴明さんは「コンビは仲悪くなってからが本当の勝負」と、端的に言い表したのではないだろうか。

コンビとして尽力したあげく「操り人形」と揶揄され、僕はどう頑張っていけばいいのだろうかと、あやうくその指針を失いかけたが。
石橋貴明さんの言葉により、「本当の頑張りどきはこれからなんだ!」と気づかされた。

先人の言葉。それは、時に大きな心の支えとなるものだ。



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