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生物としての静物(2009年11月25日の文章)


生物としての静物 / 開高健

通勤手段に電車を利用するようになってから、

その電車の中では本を読むようにしているのです。
現在、読んでいる一冊がこちら

開高健 の 【生物としての静物】

著者が色々な経験を得て、
物事をちょっと距離をおいて見れるようになってからの作品である。
(と思う。)

私が 開高健 を最初に知ったのは、
今から十五年程前、ブラックバスのトップウォーターフィッシングの魅力に
どっぷりとハマった当時、釣り人 開高健 としてだったのです。

読者にやさしく、読みやすい現代の文章とは違って
文章に深みがあり、とばし読みする行為が許されない。

文字をなぞるだけで唸るものがあり、読み進める事が疲れるけれど、
その後に残る安らぎがたまらなく心地良いのです。

一定の時間を経て必ず読み返したくなる魅力に溢れた文章の数々。
何十年も前の文章であるのにもかかわらず伝わっってくる熱い文章の数々。

私が憧れる“大人の男”の一人 開高健 が残したメッセージ。
古本屋さんでワンコインで手に入ります。

是非、体験して頂きたい世界ですね。


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