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Redmond単身日記 オロロン変化球 Vol.7 名門サハリーCC。だのに自由の国アメリカ

2週間前にサハリーカントリークラブにゴルフに行って来ました。仕事関係の方からのお誘いでした。このゴルフ場はRedmondの隣町にある名門コースです。
今週は米国女子ゴルフツアーのトーナメントも開催されます。渋野選手ら、有名選手も参加する様です。過去にも何度かプロゴルフの試合が開催され、タイガーウッズもプレイしています。記念スペースの様なものもあり、過去の歴史を見る事が出来ます。
非常に綺麗なコースです。グリーンも早くて、僕レベルには厳しいコースです。
ただその日は、気温は20度を超え、カラッと晴れて最高のゴルフ日和でした。
スコアは結果悲しい感じでしたが、楽しくプレイ出来ました。
僕がプレイした日がツアー前の最終日だった様です。
プレイ後の食事のメニューも何故か限定的でした。
「試合の為に食材が限られていて、ステーキもいつものランクが無いんです」
とサーバーの人が仰っていました。何故なのかは、分からなかったのですが。
試合当日には特別メニューとかになるのでしょうか?

綺麗なコースです

さて、そんなサハリーコースですが、他のこちらのゴルフ場によくあるのですが、コースの周りを住宅が囲んでいます。
なんでゴルフ場の周りの家に住みたいのか、個人的には分からないのですが、
高級、なのでしょう、住宅に囲まれています。
打ち込んで窓ガラスでも割ってしまったら、幾らとられるのか。
正直ホールによっては、そこに緊張感を感じてしまいます。

その日のゲームも中盤の事でした。
左の盛り上がった丘の様なラフに打ち込んだ僕は、ボールを探しに進みました。
ボールを見けた時です、
後ろから一緒にプレイしているKさんが2打目を打とうと素振りをしていました。
僕はKさんに声を上げました。
「Kさん、左気をつけて下さい。女の子が遊んでいます!!」
丘を越えた先のコース上で小学生位の女の子が二人で、
ピョンピョンとジャンプをして、笑ってはしゃいでいました。
私の声に気がついたのか、女の子二人は嬉しそうに笑いながら、さらに大きく
ピョンピョンしながら、少しコースから外れました。
私はサンキューと微笑むばかりです。
でもKさんが気が付かずに打って、万が一にも左に打球が行ってしまったらと思うと、ちょっと怖かったです。
こんな事って、日本では無かったです。

その後、後半に入ってからの事。
僕が2打目を打とうとした時です。
「レモネード」「レモネード」と子供の声が聞こえます。
声の方を振り返ると、コース脇の住宅の庭でこれまた小学生位の女の子が
テーブルを出して、透明なポットに入ったレモネードを販売していました。
彼女は僕を見つけて、明らかにこちらに声を掛けています。
初めての事ですし、なんか可愛らしくて買ってあげたかったのですが、
プレイが遅れ気味で、後ろから突かれていたので、
そっと微笑むだけでそのままプレイを続けました。
その次の隣のホールの事、前のホールを隣から折り返す様なコースでしたが、
また2打目を打とうとした時の事。
ルゥエモォーネェード!!」「レィエーモーネェード!!!!!
物凄い怒鳴り声で先程の女の子が叫んでいるのが聞こえました。
何があったのでしょう。売れなくて感情が爆発してしまったのかもしれません。
すると、今度は大人の男性の怒鳴り声が聞こえました。
何を言っているのか、はっきりと聞こえませんでしたが、恐らくお父さんが怒ったのでしょう。いい加減にしなさいと。
こちらのプレイヤーはレィエーモーネェード位では怒ったりしません。
皆おおらかなのです。

天気が良かったです


プロの試合も行われる名門コースで、この感じ。
やっぱり、アメリカはおおらかなのか、この地区がおおらかなのか。
僕は結構、この感じが好きです。

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