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関係者以外立入禁止

こんにちは。鎌田です。

今回は、シリアス回をやろうと思います。

いつもふざけたことばかり言ってるので、たまには真面目な話をしてびっくりさせてやりましょう。


今回のテーマ

私は曲がりなりにも社会福祉を学んでいる身なのですが、日々「あ〜もう分からん!ダメだこりゃ!」と思いながら学生生活を送っています。

ただ、それでもかろうじて分かったことがいくつかあります。今回はそれを発表する回にしましょう。

まず1つ目

福祉の成り立ちを見ていると、当事者やその家族たちが声を上げて成立することがあったりするんです。

これには私も「なるほど〜自分たちで声上げないとお役人さんも気づけないもんね」と感心しました。

当事者が声を上げるパターンはもちろん、重度の障害があったり未成年だったりで当事者が自分の意見を言えない場合は、その介護や養育をする周囲の人が声を上げるパターンもあったりします。

そりゃ介護する人たちだって負担かかりますからね。
音を上げて声を上げるのも当然でしょう。

そしてもう一つ。

結局お金なんですよね。
そりゃそうなんですけど。

例えば、児童福祉は「子どもの権利を守ろう!」っていう権利行使だけじゃなくて「児童は将来の労働力!児童がいないと最悪国が消える!!」っていう実利的な動機があったりするわけです。

国のお金を使うわけですし、「当事者の権利擁護」だけだと無関係な人に納得してもらいにくいんでしょうね。

障害者にしても高齢者にしても女性にしても「貴重な社会資源として活用する!」っていう目的意識が強いのではないでしょうか。

ここまでの話をまとめると

①「当事者だけでなく、その周囲の人も声を上げる」
②「経済(お金)に何やかんや関係する」

どうにもこの2つがソーシャルアクションには大切な気がします。

そしてなんと!
恐ろしいことに、この2つの要素が足りないために解決されない「ヤバヤバ問題」を見つけてしまいました。

それは…

一体どういうことなのでしょうか?
次の章へ行きましょう。


性的マイノリティ(セクマイ)について

次の章にきました。

急に「性的マイノリティ」なんて単語出てくるからびっくりしましたね。

確かに冒頭でびっくりさせるとは言いましたが…まさかこんなデリケートな話題を脈絡なくぶっ込んでくるとは思いませんでした。

…で、性的マイノリティ(長いので以降は「セクマイ」って言いますね)の話なんですが。

セクマイは、先ほど挙げた

①「当事者だけでなく、その周囲の人も声を上げる」
②「経済(お金)に何やかんや関係する」

のどちらも該当してないと思うのです。
説明しますね。

まず、①に関してですが

セクマイに関して、当事者は声を上げるにしても、家族や周囲の人まで一緒に意見してくれるってことは少ないんじゃないかなぁと思います。

例えば自分の子どもがセクマイで、同性婚を望むけどできなくて困ってるとするじゃないですか。

まあ本人やそのパートナーは状況の改善を求めるでしょうけど、果たして親や知人は協力してくれるでしょうか。

何なら一部の人間以外にはカミングアウトすらしていない人も多いでしょうし、周囲の人に協力を仰ぐのは難しいんじゃないかと思うんですよ。

ましてセクマイ関連の知識ってまだまだ一般には浸透していませんからね。

「自分はおかしいんじゃないか」「これは若い間だけで、大人になれば自然と治るかも」なんて思って胸の内に留めてしまい、当事者が当事者意識を持つことすらできない…なんてことも、あるんじゃないでしょうか。
(これに関しては一概に悪いとも言い切れないけど)

次に、②「経済(お金)に何やかんや関係する」に関して。

こっちに関しては、ちょっと微妙なんですけど…やっぱりセクマイには該当しないと思うんですよね。
説明します。

まず前提として、セクマイも当然社会資源の一つではあります。
そして、セクマイの権利を認めていくことでより生産力が増す、と考えることもできると思います。

というのも、セクマイは設備的な配慮不足だったり職場の人間の理解不足だったりで就労の課題が多いため、現状ではセクマイの力を活かしきれていないんですね。
逆に言えば、それらの課題を解決できれば生産性が増すじゃん!って言えるわけです。

それはそうなんですが。
一方でちょっと怪しくないか…?とも思うんですよね。

現状でセクマイの労働者が少ないのかと言えば、そこまででもないのでは?という気もしてきます。
現時点でも、色々なストレスを抱えながらもなんとか働いているでしょうからね。

もちろん当事者からすれば耐えがたい苦痛ですし、めちゃくちゃ権利侵害されているわけですから改善されるべきなんですけど。
でも、少なくとも側から見る分にはある程度働けているわけで、企業側が「セクマイに向けた取り組みをしよう!」と思うには至らないと思うんですよね。

…一応、セクマイの権利を認めることによる経済的な利点はまだあるんですが…これも微妙な気がしてまして。

これは聞いた話なんですが、今は色んな企業が多様な価値観を持つ人材を求めているらしく、
多様な価値観を持つセクマイは、その点において優秀な人材と言えるそうなんです。

セクマイに理解を示すだけで、多様な価値観を持つセクマイが向こうから志望してくる!という利点もあるわけですね。

でもやっぱりこれも…無関心な人たちに対する求心力はちょっと弱いかな…って感じがします。


まとめ

ということで、セクマイは外部の協力を得るのが難しいよね…って話でした。

これを解決しよう!となると、結局「皆さんの理解が求められます」みたいな話になっちゃうので、うーん難しいなぁという感じです。

この文章が少しでも理解促進に役立てば幸いですね。

…いつになく真面目なまとめだ。
満足しました。終わります。

それではまた次回。
ご清覧ありがとうございました🍇

ここに文章を書くことで誰かがサポートしてくれるなんて、そんな都合の良い話あるわけないよな…いやまさかそんな…ねぇ?