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【雀魂】逸った鳴きは身を滅ぼす【三王奮闘記59】


三麻はスピードが大事
打点は抜きドラでついてくるから、速度優先でOK
じゃあどんどん鳴いたらいいじゃない!
なーんて言葉に騙されてはいけません

鳴いたことで本当に速くなっているのか
鳴くことで失うものは何か
考えながら鳴きましょう


1巡目ポン

南家から打たれた🀡
これをポンするかどうか

・どうせ鳴く手である

この手は🀀か🀆を刻子にして、役牌でアガる手牌です
リーチでアガるルートはほぼないため、副露してしまう最大のデメリット「リーチが打てない」が無視できます

・雀頭候補がまだある

対子を鳴いて刻子を作る際に大事なことです
一般的に両面搭子を面子にするには2種8枚で完成できるのに対して、孤立牌から雀頭を作るのは浮き牌2種あっても6枚です
鳴くと雀頭がなくなる場合には、1面子確定しているようで雀頭ブロックが消失してしまうため、速度が上がっていないどころかむしろ落ちてしまうことがあります
両面搭子などがない場合にはどうせ面子も作りにくいので無理やり鳴いて縦引きを待つこともありますけどね
なんにせよ、この手は🀡を鳴いて役牌を1種鳴いてもまだ字牌対子が残りますし、最終形になっても雀頭が作れる亜両面まであります


こう書くと鳴くことによる不利益が殆ど無いように思えます
実際のところ、鳴くことによる速度アップは明らかです

しかし、🀡から鳴くことによる打点ロスを忘れてはいないでしょうか?

この鳴くことによる打点ロスとはどういうものか


・打点ロス:字牌雀頭構想

さて、先ほどの🀡ポンの構想の際の雀頭はどこだったかというと、役牌でしたね
自ずと役牌の片方が雀頭になるため、役牌対子が2つあるのにそこで1飜しかつくれないことになります
役牌+🀃では2飜
持っているドラ🀘を使ったとしてもようやく3飜
満貫に届きません

打点ロス:ドラくっつき機会の減少

🀡ポンによってツモ番を一回スキップすると、ドラ🀘にくっつけるためのツモ回数が一回減ります
同時に、抜きドラ🀃を引くチャンスも減ります
打点が欲しい時には🀃が欲しいのですから、ポンしなくて済む牌はしないで済ませたいですね

今回は🀡をスルーしたところで索子の55679から2面子くらいは作れそうなので、まだ序盤と言うこともあって焦る局面ではありません


では、なぜ打点ロスが今回は気になるのか

打点派大事とは言うものの、三麻は打点意識の優先度が四麻よりは低くなります
とはいえ、中打点での押し引きは差し引き大損になるリスクもあり押し引きを迫られた時点で期待値がマイナスになりがちですが、満貫あれば打点を盾にかなり押しが見合うようになってきますので、作れる打点は作っておきたい

今回の場面ではそれ以上に点数状況から満貫の価値がとてつもなく高いです

トップが大きく離れて、ラス目と争っている二着目
ラス目が残り7400点持ちなので、7700以上を直撃することができればトビ終了で2着を確保できます

ここで低打点をアガって、勝負をもつれ込ませるよりもこの局で決めてしまった方が良いですね


🀡が非難される類のものだとは思いませんが、構想自体に問題があると言わざるを得ません


その後

形優先して🀚残して打🀘
さよなら打点

リーチはやすぎ
字牌にも放銃リスクがつきまといますし、自分も副露できる一向聴なため、真っすぐ打🀚


一発放銃はたまたまだったと言えるでしょうが、副露構想は見直した方が良いでしょう

それでは今回の記事はここまでです

また明日の記事でお会いしましょう

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