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【ザンリーグ】炎が見える嶺上開花【企業リーグ観戦記(9/7)】

今になって先週分の観戦記です
全部イカが悪いし、飛ばなかった飛行機も悪い

対局はこちら↓


嶺上バックで話題にもなった一局と暗槓について振り返っていきます


場末流の河作り


東三局、親番ザビ子選手


そして次巡🀝引いて

ここから打🀞

これは筒子で2面子作る場合にはロスの非常に多い打牌ですが、2面子1雀頭作るつもりであれば🀝を雀頭固定するのは選択肢としてはアリですね

ただ、🀔🀀と既に雀頭候補が2つある手牌で🀝を雀頭固定してしまい筒子で2面子作る上ではかなり窮屈な受け入れになってしまいます
🀜🀜🀜🀝🀝🀞の形は🀛🀞🀜🀟🀝の3種14枚で2面子作ることができる非常に強力な形です

🀛が二度受けになっていることや、索子を🀔から下へも伸ばせることを考えると、筒子2面子に決め打って🀙🀚と落としていくのが効率上は望ましいように思えます

ではそんな効率ロスを受け入れてまで切った🀞にはどんな意味があるのでしょうか?

🀞という危険牌を先切りしている守備的側面もありそうですが、手牌に残った🀙はただの無筋ですので🀞よりはマシ程度なので守備的打牌とも言えません
攻撃的側面として暗刻手による打点上昇を狙ったとしても、🀙切っても暗刻手は続行しますし一盃口という打点を捨てているため打点狙いともまた違いそうです


となると最終形が辺🀛になった時の出あがり率意識でしょう
🀜を自分が暗刻にしているため他家は🀛が使いにくいです

使いにくい牌を他家が押す背中を押すためにも河に🀞を置いておく効果はないよりあった方が良いです
また、愚形待ちになるのであれば他家からのロン率もかなり気にしたいところです

ロンアガリを意識しがちな場末育ちならではのスジひっかけです

かなりらしい打牌と言えるかもしれませんね


赤🀔を引いて

打🀘

🀗1枚見えもありますが、自分が作った🀛待ちで狙いたいものです



役なし副露


そんな進行の中打たれた🀝を少し迷ってポン

打🀙とします

折角作った辺🀛ではあるものの、🀝🀀の双碰部分が1切れずつになってしまっていては非常にあがりにくいです

門前であがりにくいのであれば門前に拘らなければ良いのです

🀀をポンすることができれば🀚🀛または🀕🀖待ちの東赤6花1の倍満、🀚🀖引きなら対々赤6花1の倍満、🀕引きも🀀片アガリの倍満です

かなり🀀に頼る格好と言えど対々にしてアガるルートがきちんと残されていますね



この🀓はツモ切り

🀖切ると🀓が見た目1枚増えます

先に🀒引いた場合には振聴になるのであまり有効ではないとは言え、🀀を暗刻にした際には差になってくる部分ではありますね

ただ、それくらいの微妙な差であればより安全な🀖の方を手牌に留めておいた方が良いという判断でしょう


そして🀔🀗🀀の聴牌です
🀀でないと役がありませんが、🀕🀖ツモからの対々変化があります



あがれない牌

そして持ってきたのは

アガれない🀔

ここでの選択肢は二つあります

一つは🀀を払っていくことです
聴牌から対子の🀀切りなので次に何を持ってきても単騎聴牌を維持できます

タンヤオ牌ならばタンヤオという役が付くため再度アガれるようになります
この巡目に打たれていない1切れの東というのは相当止められていそうなのもタンヤオ移行も悪くないでしょう

そしてもう一つは

カン

🀀🀕🀖引きでのあがれる聴牌復活がすぐに狙えますし、そして何よりも

カンをすることで発生する役がありますね


そう

嶺上開花


持ってきた🀗を卓に叩きつけます(ここまで劇的なアガリならもっと叩いても良いくらいですわ)

わたしは咲-saki-で育った世代なので、嶺上開花のみのアガリには心打たれるものがあります


槓ドラも暗刻に乗って嶺上表3赤7花1の12飜三倍満のアガリ、18000オールです




オマケ 暗槓牌理

さて、東二局親番はる選手の手番

🀡を切ると🀜🀞🀟🀠🀡🀡🀡の形で🀜のくっつきを残すことができ、🀜を切ると🀞のくっつきを残せます

🀡を槓しても🀜のくっつきは残せるのでここは🀡槓

符計算が無いので打点アップには繋がりにくいですが、先制取れそうな門前手なので裏ドラを増やす意味でも槓した方が良さそうに思えますね

はる選手は槓をしていました


これが東3局の伏線だったのかもしれません


あとがき

やっぱり槓は盛り上がるので好きですね

牌効率には疑義もありましたが、丁寧ではないなりに暴れっぷりを発揮しているのは見ていてよいものです


それでは今回の記事はここまでです

また明日の記事でお会いしましょう😉

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