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【ザンリーグ】通せる筋牌と通せない筋牌【企業リーグ観戦記(9/11)】

また放送前投稿は間に合いませんでした

今夜雀魂リーグ最終日なので始まる前に投稿できたのはよかったですね


さて、今日は以下の放送からチョイオシチョイスとベタオリチョイスを取り上げていこうと思います



筋の牌は通るとはよく言われますが、筋の牌だって両面に当たらないだけで嵌張双碰辺張単騎など平気で当たります

押すならば筋くらいは押しやすいですが、降りるにあたって安易な筋切りは咎められがちです


以前七対子に対して🀏を止めて話題になった守備力の高い桐生颯選手の筋牌の扱いについてみていきます


筋牌を押す



立直その1

東一局2本場、親番ヨーテル選手が先制立直

🀜🀟待ちの高目一通です
配牌悪いキャラは似非だったようです


ちょい押しと撤退

それを受けた桐生選手の手牌はこちら

🀃🀄役牌2種が対子と赤花のある手牌です

降りるなら🀐がありますが、次巡結局切る牌は字牌対子になりそうです
字牌対子が通る保証もないですし何より無筋が多すぎるので降りきれるのでしょうか

ここから🀀はプッシュしていきました

愚形残りでこそあるものの先制立直が入っている今の状況においては🀑引いての字牌双碰も強力ですし、役牌引いての親立直の現物🀑待ちも強力になっています

愚形の中でも押す価値のある一向聴と言えそうです



🀜はかなり厳しい無筋ですね

ということで、ここで🀐を抜いての撤退となりました


🀃が暗刻になりますが🀒🀖🀜のうち2枚を押しての面子手聴牌は無謀です
この🀃はツモ切り

生牌の役牌をツモ切ることで他家から押してるのか降りてるのかよくわからなくなるので、ツモ切りが推奨されるやつですね


立直その2


桐生選手がせっせと降りている間にあーく選手に聴牌が入ります

嵌🀛は不安ですが、ドラ7の倍満で切り出す🀑も現物です
ということで追っかけ立直



現物を切らない

残り山も短くなってきた頃合い

突然桐生選手が悩み始めます

画像では見切れていますし解説も見落としていましたが、共通現物はヨーテル選手の河に🀠がありますので降りるには困りません


まさかここから押すことを考えている?

2軒立直に対して終盤に押すなんて聞いたことはありません


桐生選手はここから打🀒とします

🀒を切ることで七対子の一向聴はキープすることができるので、🀜🀔🀗が通った場合には聴牌に取ることが可能かもしれません
すごく細い道ですが、🀒が現物並みに安全なら🀠より🀒の方を切った方がよいですね


では、🀒が安全かどうか考えておきましょう

🀕が通っているので両面には当たりません

そして、🀑が4枚見えていることから嵌張辺張もありません
残るは単騎と双碰のケースを想定することになります
まずヨーテル選手については🀑→手出し安牌🀁の立直なので🀒双碰形はまずあり得ません
あーく選手に関しては、🀐🀂🀑切り立直なのでこれも双碰はほぼないパターンと言えるでしょう
しかし、あーく選手は先制立直に対して🀐🀑🀒🀒から🀐🀑を切って迂回しつつなんらかの双碰が残ったケースは考えられそうです
🀄や🀘など双碰の相方も残っていますし、警戒して然るべきでしょう

1233から1切るのはこんな形ですね
🀐🀑🀒🀒 AAABBBXXYY
(AAAとBBBは面子でXXYYは搭子または対子)

あれ、この形は🀒切れば聴牌ではありませんか?
もしXXに🀘があるような手牌なら打点十分で🀒切っておっかけ立直を打つことでしょう
また、XXYYが共に搭子の場合には🀒が雀頭になるため🀒がアガリ牌になることはありません

さらにいうと押し返せるような🀐🀑🀒🀒のような形であれば🀐から切らず🀂から切ることが殆どでしょう

ということで🀐🀑🀒🀒のような形が否定されるため🀒は双碰に当たることもなく、現物並みに安全と言ってよいでしょう


数十分かければ🀒を切れる気がしますが、対局中にこれができるというのは凄まじいですね



結局あーく選手のツモあがり

話題にはあまり上がっていません(安牌ない扱いされていたことも関係していそう)が、相当スレスレを狙っていく見ていて面白い打牌でした


筋牌を押さない


被先制立直

桐生選手は東二局の親番ですが、南家あーく選手から先制立直です

112446から4きって6切っての嵌🀛待ち立直です


それに対して🀅を鳴いて一向聴だった桐生選手は不要な🀒を持ってきます

🀕のスジ牌でこそありますが嵌張に平気で当たる牌ですので、これは止めて現物🀞切り

🀟の受入れこそ消えるものの、🀟入ったところで押し出す🀠がそれなりに危険ですので、その道を増やすために危険な🀒を押すほどではないですね

🀝引いて發赤花の聴牌なら🀒くらいは勝負


聴牌を崩す

さて、🀒押した次巡にもってくる宣言牌のスジ🀛

愚形とはいえ親番で8000点~9000点の聴牌
待ち牌も一応現物🀘ですし、あまり目立たない🀒🀛切り程度なら捉えられるかもしれません

立直の無筋も🀚🀝🀠、🀑🀔、🀓🀖、🀔🀗と5本あります
もろひっかけの🀛を加えて6本扱いにしても🀛の危険度は10%程度なように思えます
押して良さそうですが、この🀛は止めて🀘切りとしました


オリ要素をまとめておきましょう

①自分の待ちが悪い
🀘が見た目残り1枚、🀠が2枚
🀘は上家は持っていなさそうなので、立直の手牌か山に1枚
🀠は全くわからず更には立直にも危険で打たれることはまずありません

②🀛が普通にあぶない
🀜🀞切りがただの嵌張落としか両嵌選択なのかどうかはわからないため、もろひは警戒して然るべきです

③危険牌候補の🀚🀝を吸収できる
🀛を余剰牌として浮かせておくことで🀚🀝🀠の無筋を吸収することができます
更に特筆すべきは🀚を引いた後の🀙🀜待ちは両面待ちになるだけではなく、立直者の現物待ちになるため、かなりアガリが期待できます
🀝引いての嵌🀜も残り3枚の現物待ちという点がとても優秀ですね


押し要素もまとめておきましょう

①自分が聴牌
②🀛はとても危ないというほどではない
③子の立直の打点が高くはない
花1枚抜きですが表ドラ🀂は切られています
🀜🀞の切り順から🀛で当たる場合には🀝を使っていません
🀛での放銃は精々立直花1赤2裏1の満貫程度でしょう
満貫程度の打点であれば放銃しても8000点、ツモられて跳満になっても8000点と失点は変わりません


オリ要素③は結構重要な要素で、今後勝率の高い勝負に持ち込みうる点の表かは高いですね
それと同時に押し要素の③も結構な重みがあるように思います

どちらが良いかはわかりませんが、参考にはできそうです



あーく選手が🀛ツモって終局です
裏3の倍満になりました



あとがき

同じような筋牌であっても場面の状況によって危険度は異なってきます

なんとなくの判断も時間のない麻雀では大切ですが、今回のような細かい話もたくさんしていろいろなパターンを覚えていきたいですね


それでは今回の記事はここまでです

また明日の記事でお会いしましょう😉

指摘や質問、意見ご感想から牌譜までマシュマロコメントTwitterにてお待ちしてます


最後に、今日は雀魂リーグの最終日です

これからYouTubeにて配信予定です
よろしく

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