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【第4期ザン王決定戦】先切りして持った安牌を手放す時【予選2/6-1】

普通の局とはいいつつ安牌持ちつつの先切り判断などの選択がありました
ヘンテコな読みを入れて捻った局よりも、こういった局を何事もなくやりきることの方が成績のためにはずっと大切です

基礎の確認にはもってこいの一局





東一局

5ブロック進行

ただただ端牌処理していたらこの形
元の形が6ブロックで対子1つ愚形2つ両面2つ面子1つの6ブロックなので、この6ブロック進行にするしか選択肢がありませんでした

ここで🀑🀒の両面搭子に対子フォローの🀑を引いてきて2対子形になりました
2度受け両面の部分でありここで対子フォローを持てるのはかなり歓迎です

そうなると、ここで5ブロックに決めての進行が良いですね

一般的には辺張が弱いとされていますが、ここは嵌張を外す打🀝
効率を最優先に打ちます
打🀝とすることで、🀙対子に🀛フォローという形にできますね
🀙対子と🀑対子それぞれにフォローを持てるよい形
嵌🀜そのものも1切れで弱いので外しやすいところです

打🀝のデメリットは辺🀟に固定されてしまうところですが、表ドラ🀟受けの搭子でもあり打点要素としての価値があるため、残っても許容できます

親の捨て牌に🀒🀜がありそれなりに手が進んでいそうではあるので、そちらに気を配りたいところではありますが、現状手牌に🀙🀡🀘と安牌を自然に手牌に組み込めているので、立直が来てから考えても問題ありません


安牌と先切り

2枚切れで安牌候補の🀇

辺張+三面張の一向聴でリーチドラ3の満貫からの手牌なので、聴牌した場合の価値が高いです
そうなると、他家の攻撃に対してもめくり合いを挑むに値する手牌
後手を踏んだ際に🀇切りで押さずに済むか、フォロー牌を押していくことになるかは大きな差になってきます
押す前提だからこそ、安牌を持ちたいですね

では、🀑を切ることによるロスはどれくらいでしょうか
🀙🀑の双碰受けの部分がロスになりますが、🀙は2枚切れで実質的に🀑の2枚だけ
また、🀑を引いたとしても最終形はどうせ辺🀟です
索子の受けは🀐🀓🀖三面張で十分に強力ですので、ここは打🀑として安牌を持つことにしました

それに対して、ここでは打🀇

🀠も対子フォローの牌ではあるのですが、2枚増える受け入れである🀠を引いてくると、最終形が🀐🀓🀖の三面張になります

先ほど見切った辺張待ちになる受け入れ2枚と、三面張になる受け入れ2枚では大きく異なります


結末

🀡ツモ切り
🀠が親の現物として使えるようになりました
🀠が3枚見えたので下家に対しては🀡のほうがずっと安全なのですが、ここでは1枚の受入れも大事にしてみました


最高の入り目

ぐしゃあ


東二局

8種9牌

8種9牌

親で国士の捨て牌をやると他家がかなり楽になってしまいます
中盤で国士聴牌のブラフでもできればよいのですが、その引き出しが自分にはありません

8種は手なり、9種は流し、10種は国士
この基本に従い手なりで進めることにしました

ちなみに、么九牌数えるときは数牌の么九牌+字牌で足し算して数えてます
今回で言うと4+4で8

人間は7以上の数を数えられないので、足し算した方が早いです


字牌の切り順

1切れの🀆を合わせうち
手牌が悪すぎて役牌の重なりも大事にしたいですが、それよりも枚数重視としました

ただ、🀏が重なったところで結局速度が上がるわけではないので、🀏の方が良さそうです

手拍子で合わせうちしてしまいましたね


打🀄

🀄は1切れで安牌候補として使えるため手牌に残しておいても良いですが、安牌候補なら🀏でも足りているため、役牌合わせうちを優先

元よりこの手は先手にならなければ戦えませんので、後手になったとしてもベタオリしていればOKです
親はオリるななんてよく言われますが、こんな手から押すことはありません

また、押すための価値がある手になるためにはドラが全く足りていません

また、ここから🀃はポンしていきます
先手取ってのアガリは多少無理してでも狙いたいです
後手から押せない手なればこそ先手取れるチャンスは掴みに行きます


対リーチ

赤1花1、嵌張多め

かなり戦えません

この手から押す価値なしとしてオリ判断

では問題はどうオリるか

現物🀔を抜いてしまうと手牌価値が更に下がって完全なオリになってしまいます
🀔切った後に🀖を押すことはプランとしてありません

ということで、ここでは打🀏としました

🀏を3枚切っている間に数牌が伸びてくれれば押し返す価値のある手に変わっているかもしれません

字牌や端牌の複数枚落としは判断を先延ばしにできるという点で便利な一手です

ベタオリ

🀏使い切りましたが、手牌は全くよくなっていません

ここで打🀔

下家が🀘🀕と押してきています
やる気を感じますね

ここで打🀘としておくのが両方に対して安全なのですが、下家から追っかけ立直が来た時のために🀘は留めておきました

今思うと聴牌が入っていたので危なかったかもしれない

放銃は避けられたので良かったです



今日は2局振り返りを行いました
うまぶることなく自然に打てたかなと思います


それでは今回の記事はここまでです

また明日の記事でお会いしましょう

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青牌1枚

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