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【ザンリーグ】不幸を一身に背負って何を思うか【企業リーグ観戦記(9/21)】

今夜から企業リーグのセミファイナルが放送開始ですね

なんて言ってたら開幕前にレギュラーシーズン最終戦の観戦記が間に合いませんでした



無理ラスと言わざるを得ない不幸の数々
心境を想像しながら人の不幸を摂取しましょうカジノ部の勇姿を見届けましょう


七対子格差

東一局、東家平澤元気選手の配牌がこちら

七対子一向聴です
各種対子が適度にばらけており面子手の誘惑もありませんし、何より浮牌が強力です


それに対する高田まさひろ選手の3巡目手牌

こちらも七対子一向聴でこそありますが、🀑🀖の対子にはフォローがついており、🀜に至っては中ぶくれ部分、更には字牌対子も役牌ふたつです

ここから何切るかは悩ましいですね

まさひろ選手は打🀐としました

七対子の一向聴は維持しつつ、基本は面子手とする構想でしょう
面子手に行くにあたって🀜を切ってしまうと残りが四対子で受け入れがとても苦しいです
🀐切りによって筒子で2面子の含みを残すことで、筒子2索子1字牌2のブロック構想をしたものですね

面子手が基本につき

苦しい形故に、🀖ポンから発進

ここを鳴かないと間に合わないでしょう

役牌ダブルバックかつ赤花花で満貫確保されているため、打点は最低限あります


それに対して追いついたのが平澤選手

🀅を重ねて🀀を切って🀏単騎リーチ

仕掛けているまさひろ選手の河に一枚切れですし、自分はツモ切りの後に1切れ🀀立直なので七対子の警戒も薄いでしょう
絶好の🀏待ちです

そして平澤選手が🀀を切ったということは

まさひろ選手が🀀をポンして🀑🀃の双碰待ち

東一局から最下位争いをしている2人のめくりあいが始まります


単騎と双碰という愚形同士なので長引くかとも思われましたが

平澤選手、すぐさま白ぽっちツモ

立直ツモ七対子赤2の跳満に一枚のオマケつきです
カジノ部はアルタイルジャパンにいきなり差をつけられる形となりました


追っかけリーチ

続く東一局一本場、やられて黙っているわけにはいきません

ここから🀐切って6ブロック打法です

両面が埋まったら🀙対子落としをして、双碰が埋まったらどこかの両面を選ぶプランですね
どちらのルートでも両面以上が確定します
両面の選択になった場合、二度受けを嫌うのか2枚見えを嫌うのか気になるところです


と、まだ手牌が悩ましい段階なのに南家のマスター選手から立直が飛んできます

辺🀛待ちです

カジノ部とアルタイルジャパンで最下位争いをしている中で、にまめの立直に飛び込んで争いからひとりでに脱落することは避けたいところです
そのため、この立直の牽制効果は普段より数段高まっています


とりあえず現物を並べるまさひろ選手

手牌が完全一向聴になりました

ここから🀠プッシュ
これくらいの手材料であれば花1枚の子の立直に対しては多少押せますね

🀝引いて🀙切り
筋を切りつつ打点アップの可能性が上がります

そして、いよいよ追いつきます

🀒ツモ
🀙を切ることで安全に立直が打てるのが良いですね

🀔🀗の両面待ちです
勝算は十分にあります


のはずだったのですが

マスター選手、まさひろ選手の立直直後に🀛ツモ
満貫の一本場に立直棒のおまけつきです

まさひろ選手、一発目のツモすら見せてもらえませんでした


「うまく追いついたのになあ」の顔


牙を剥く白ぽっち

マスター選手の攻め手は継続中

面子手との平行で進めていましたが、打🀝で七対子の🀗単騎即リーチ

1289の数牌は待ちとして優秀ですし、この対局は立直がとても有効に働きやすいので尚更です

そして何より、場には🀆が2枚切れ

つまりは

白ぽっちをツモれるということです


場に🀆が2枚切れているということは、ぽっちは大抵山に生きているということです


本日二度目の七対子白ぽっち
祝儀(5000点相当)も抜かれるのでかなりの痛手です

「なんで白ぽっち入りのルールを作ったんだ俺は」の顔


追っかけリーチ再び


親番マスターの勢いは止まらず

先制の🀐🀓待ち立直

と思いきやここでは打ちませんでした

現状平和で役があるとは言え、打点は赤花で立直しないと物足りないです

懸念事項としては🀐が一枚切れてしまっているため、残り枚数が最大4枚ということでしょう
残り1枚の🀐が誰かに使われていた場合は嵌🀓待ち立直と大差ない弱い待ちです

ダマテンに構えます


次巡🀑を引いて🀒切り立直
🀐🀑🀔待ちです

待ちが4枚から6枚に増えました
また、自分が🀑3枚目を引いてきたことで他家の🀐使用率が下がり、🀐でのアガリも見込めそうになっています


さて、先制立直を受け続けているまさひろ選手

一向聴につき筋の🀛くらいは押したいところですが、ここは🀇を並べる選択

先程は立直に無筋の🀠を押していましたが、それは相手が子だったからの話です
親となるとまた話が違ってきます
更には河に🀙🀚が全く見えていないので、辺張が残っていることも優に考えられます

また、出て行く🀠の危険度も高いのでここからの🀛🀠2枚押しは厳しいとの判断でしょう

ここでは🀅切り
🀒抜いてのベタオリは危険牌の🀐🀑が浮きっぱなしになるので完全に手が壊れてしまいます

放銃率の低い牌をちょい押しして復活を狙います


まさひろ選手が端牌をやりくりしている隙に、平澤選手に動きがあります

なんと断么平和赤4のダマ跳満の聴牌です
待ちの🀒🀕は立直の現物ですからめくりあう上でも有利でしょう
字牌切って誤魔化していそうな上家から結構狙えそうです

🀙は無筋ですがここまで勝負になりそうなら押しましょう


マスター選手の満貫か平澤選手の跳満か、と言った勝負と思われましたが、まさひろ選手がなんと追いつきます

現物🀗を切って追っかけリーチ!

三軒聴牌のめくりあいは?



平澤選手の断么平和ツモ赤5花1の倍満ツモで決着

河を見るとわかりますが、上家の🀗が横向きで置かれた直後の出来事です

またもや一発目のツモを見ることは叶いませんでした


「ツモくらいは見せてくれよ」の顔

この対局、カメラにたくさん表情が抜かれています


再び七対子へ


さて、時は進んで早南二局
親番の立直が流局したり一発ツモの倍満を親被りしたりと不幸が続きます

トビも見える中、七対子の一向聴です

面子手にするには結局🀟の3枚しかない受け入れが必要ですので、七対子に決め打って🀟切り
面子手と対子手の判断は間違えませんね

では、残して行く対子はどうするか

この🀇はツモ切りします

一切れの萬子は絶好ですが、打点のために赤牌はどちらも残したいところです
赤があれば立直七対子赤赤花の出あがり跳満からになりますが、赤が無いとロンもツモも満貫です

待ち候補はロンあがりできる🀏に絞って赤を重ねに行きました
大きく沈んでいるときには大きく狙うことも大切です

ですが、

綺麗に裏目を引きます

ついでに🀗もしくじっています(🀗残す選択はないので仕方ありませんが)

しくじり雀士の顔


さて、七対子裏目はさておいて平澤選手にユニークな選択が飛び出します

ここから🀞切り

パッと見意味不明ですが、今回の局面に於いてはかなり有効な一手です

まず、花牌2枚抜いた親番マスター選手の中張牌ツモ切りが🀕🀓と続いていることです
ダマ満貫を聴牌していてまさひろ選手を狙っているなら、そのまま狙い続けてもらいましょう
また、一向聴程度だとしても、親番マスターとのめくりあいは良いことがありません
この手が先制立直を打てたとしても、追っかけられて倍満でも放銃した日にはラス入れ替えすらあり得ます

この手はめくりあいになることが損なので、すっぱりと諦めました

🀑を止めるのはまだ分かるとして、🀏すら切らないとなると、🀏に何かしらの気配を感じたのでしょうか?


結局この局はマスター選手の先制立直の1人聴牌で流局


追っかけすら

続く一本場、マスター選手の先制立直

🀜🀟待ちです

立直平和表2赤2花2の倍満です

窮地に立たされたまさひろ選手

マスター選手の立直が跳満あった場合、9000オールは本場つき10000オールになり飛んでしまいます

花牌2枚抜きは大体跳満くらいあります

ということで、全力プッシュです
果たして追いつくことはできるのか?


まあ、🀄くらいは平気ですね

そして次巡持ってきたのは

🀟でした

追っかけ立直の一発を見せてもらえないどころか、最後は追っかけ立直にすら辿り着けませんでした


表情が消えました



これにてレギュラーシーズン15戦が終わり5位のカジノ部は敗退となりました

とても残念ですが、今後はヨーテル選手の実況がたくさん聞けると思うのでそれを楽しみにしようと思います

それでは今回の記事はここまでです

また明日の記事でお会いしましょう😉

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