【ザン王決定戦】余剰牌で安牌を持つ隠れたデメリット【決勝4/6-2】
副露手は難しいです
迂闊に目いっぱいにすると放銃のリスクが高まりますし、かといって手を狭めると速度が落ちます
では、速度の落ちない安牌残しは良いではないかというと、これにもまた隠れたデメリットが存在します
振り返ってみましょう
東一局二本場
オリられない
親立直
オリられない以上に自分の手牌価値が非常に高いです
余裕で🀡押し
立直すべきか
聴牌しました
他家からの立直がなければ🀑ツモ切りして外したい聴牌です
しかし現状は親立直がかかっていることから悠長に外していく巡目の余裕は既にありません
立直に対してノーテンで🀑を押すことよりも聴牌で🀛を押すことの方がかなり得になるはずです
もちろんこの聴牌では🀑1枚切れで残り最大3枚の双碰なのが大きなマイナス要素
しかし、立直によって打点が跳満以上あることが大きなプラス要素
白ぽっちが見えていないこともプラス要素
親の立直が早くて愚形も十分あり得ることもちょっとプラス要素
ということで立直としました
聴牌して索子の手替わり牌引いて形よくしてから立直した方が基本的には良さそう
🀐🀒🀓🀕🀗の5種の両面変化と同時に、ダブドラ🀔を🀑とスライドして怪我を浅くすることもできます
どうせ押すことと手替わり変化が大きいことから、ぽっちが生きていそうとしても確定ではない以上は立直せずにダマの方が安定しそうです
東一局三本場
配牌構想
役牌🀆が対子
🀏🀏🀂🀂対子、🀐🀒嵌張🀕🀖両面
ブロックは揃っています
🀏🀂の2種の対子で安全度もバッチリ
🀆を仕掛けての進行としたいですね
理想は🀞にくっついて対子か嵌張かの愚形を一つさばきたいところ
そうなるともう🀙🀡共に不要です
安牌候補となりうる🀇を手に留めて打🀡
余剰牌で何を持つか
🀆ポン打🀞
ポンテンの利く一向聴です
余剰牌としてくっつき優秀な🀞を持つか安牌候補🀇を持つか
🀞を持つと🀝🀜による好形変化が狙えます
🀞引きはドラでこそありますが、この局は高打点をあがる局ではなく躱しの局なので鳴きにくい対子はいりません
ということで安牌の方が価値が高いとして🀇を残しました
🀞切りのデメリットとして好形変化を失うというのと同時に手牌が透けるということがあります
このザン王決定戦の振り返り記事では何度も副露の手牌読みの話をしていますが、それを相手にやられます
🀞🀇の切り順とすると、速度重視なポンのできる副露であるにも関わらず安牌残して🀞を切ったということは🀞周辺の対子が全て否定されます🀜🀝🀞🀟🀠の対子がなく🀙🀡も切っているためありません
そうなると筒子は手元にもう🀛🀜搭子くらいしか手牌に残す余地がないことが見て取れます
今後🀚🀝が通った場合には自分の手が索子待ちであることがほぼ透けて見えてしまうという点がそれなりに大きなデメリットです
安牌が🀂🀏の4枚と十分にあることを考えると、ここで無理に安牌を持たずに🀞を抱えて、先制受けたら対子落として🀞にくっつけての復活を狙った方が強力に見えます
対立直
結局こうなるか
中筋🀕を押す選択肢もありますが、その後の🀝押しが全く見合っていないため🀕すら押す価値なし
ベタオリを選択
🀂連打
東二局
立直判断
打🀐でダマ
タンヤオドラ4で満貫、ツモって跳満
🀔🀕🀗引きの手替わりに加えて🀛引き🀓🀖もある
セオリーとしてはダマでいいと思いますが、白ぽっちが山に生きているのが見えている以上は立直の方がいいんですかね
東二局一本場
自然な進行と副露対応
ドラ🀚切り
3対子のうち🀘も🀂も1切れなのでかなり重い3対子
🀚のくっつきも残して🀂を連打しておくのが今後の手牌構想としては良さそうな気もしますが、上家の仕掛けが結構強力に見えるので、1巡でも早く🀚を逃がしておこうという打牌でした
索子の切られ方から聴牌もあり得るので、筒子の周辺牌を吸収する打🀂もあり
ここはよくわかりません
東一局は長丁場でしたが、東二局は自分にとって特に難しいことも起きず(🀚は難しかった)に終わりました
それでは今回の記事はここまでです
また明日の記事でお会いしましょう
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