神前式について①
目次
1. 神前式とは
①. 神前式の歴史
②. 神前式の特徴
2. 神前式の流れ
①. 準備段階
②. 挙式の儀式
3. 神前式の衣装
①. 新郎の衣装
②. 新婦の衣装
1. 神前式とは
① 神前式の歴史
神前式は、日本の伝統的な結婚式の形態で
神社で行われる挙式を指します。神前式の起源は古く
奈良時代にまで遡ることができます。
当時は、神に結婚を報告し、祝福を受けるための儀式が行われて
いました。現在の形に近い神前式が一般的になったのは
明治時代以降のことです。
② 神前式の特徴
神前式は、神道の神々に結婚を報告し
夫婦としての誓いを立てる儀式です。特徴的な要素としては
三々九度の盃(みき)を交わす儀式や
玉串奉奠(たまぐしほうてん)などが挙げられます。
これらの儀式を通じて、新郎新婦は夫婦としての絆を深め
家族や親族、友人とともにその結びつきを祝います。
2. 神前式の流れ
① 準備段階
神前式を行うためには、まず神社の選定が必要です。
多くの神社では、事前に予約を行い
挙式の詳細を打ち合わせることが求められます。
また、式の日取りや参列者の数、衣装の手配なども
早めに決定しておくことが重要です。
② 挙式の儀式
神前式の当日は、以下のような流れで儀式が進行します。
1. 新郎新婦の入場
新郎新婦はそれぞれの親族に付き添われて神殿に入場します。
2. 修祓(しゅばつ)
神職が新郎新婦を清める儀式を行います。
3. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
神職が神前で祝詞を奏上し、結婚の報告と幸福を祈願します。
4. 三々九度
新郎新婦が三々九度の盃を交わし、互いに誓いを立てます。
5. 玉串奉奠
新郎新婦が玉串を奉納し、神に感謝と祈りを捧げます。
6. 指輪の交換
現代では、多くの神前式で指輪の交換も行われます。
7. 親族紹介と記念撮影
最後に、親族同士の紹介や記念撮影が行われます。
3. 神前式の衣装
① 新郎の衣装
新郎の衣装としては、一般的に「紋付袴」が用いられます。
紋付袴は、黒紋付羽織袴(くろもんつきはおりはかま)とも呼ばれ
正式な場にふさわしい伝統的な男性の和装です。
② 新婦の衣装
新婦の衣装には「白無垢」があります。白無垢は
純白の打掛(うちかけ)を着用するもので
花嫁の純潔と新たな出発を象徴しています。
また、色打掛や引き振袖といった他の和装も選ばれることがあります。
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